生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
イライラする!涙が出る!生理前に情緒不安定になる理由と対策
監修者:産婦人科専門医 原野尚美
最終更新日

ちょっとしたことでイライラしたり、理由がないのに涙もろくなったり。生理前は何かと精神的に不安定になるものです。しかし、ただでさえ体調が良くない生理前に心の状態まで悪くなるのは、避けたいものですよね。
原因がわかれば、生理前の精神状態も良くなります。今回は、生理前に精神的な不調が出る原因と対策について解説します。
目次
- 1.生理前に精神的な不調が出る原因
- 2.生理前の精神的な不調への対処法
- 3.PMDD(月経前不快気分障害)が気になるなら婦人科を受診しましょう
生理前に精神的な不調が出る原因
女性の身体は、大きく分けて『卵胞ホルモン(エストロゲン)』『黄体ホルモン(プロゲステロン)』の女性ホルモンによって支えられています。生理中から生理前までの2週間にエストロゲンが優位な状態になり、その後から生理前の2週間にプロゲステロンが優位な状態になります。
プロゲステロン自体は生理や妊娠の備えのために必要な働きですが、女性の身体にダメージを与えてしまいます。
生理前は自律神経が乱れやすい
プロゲステロンの働きが優位になると、身体的な症状なら
- お腹の張り
- 便秘
- 肩こり
- 腰痛
- むくみ
などがよくあらわれます。しかし、生理前はプロゲステロンの働きによって自律神経のバランスも乱れ、精神的な症状が出やすくなる時期でもあります。
結果、
- 急に涙が出る
- 怒りっぽくなる
- イライラする
- 悲しいわけではないのに気分が落ち込む
- 不安に感じることが多くなる
など、普段では考えられないほどの精神的な不安定さが出てしまうのです。
まじめな人ほど精神的な不調が出やすくなる?
生理前による精神的な不安定さには個人差があり、特にまじめな方に目立ちやすいとも考えられています。
まじめな方は常に気を張って過ごしているケースが多く、その状態が行き過ぎると身体も心も緊張します。緊張によるダメージが蓄積した結果、生理前になってピークに達することも少なくありません。
生理前の精神的な不調への対処法
生理前は、数日後に来る生理のためにも、精神的にも体力的にも余裕を持っていたいもの。そのような意味でも、精神的な不調への対策は必要です。
自分の状態に気づく
イライラする、怒りっぽくなる、悲しくなるなど、精神的な不安定さに気づいたら、生理前だと割り切ってみましょう。ホルモンバランス以外の原因がなければ、心配する要素が減り、楽になってきます。
自分をいたわる時間を作る
月並みな方法ですが、生理前の数日間を乗り切るには欠かせないポイントです。少しでも時間があれば早く就寝する、予定を入れずに休める日を作る、好きなテレビ番組や映画を鑑賞するなど、自分を最優先して過ごしましょう。精神的に楽になることで、体力的な症状も軽減されます。
PMDD(月経前不快気分障害)が気になるなら婦人科を受診しましょう
気分転換では耐えられないほどの精神的な不調に悩んでいる場合には、PMSのなかでも精神的な要素が強い『PMDD(月経前不快気分障害)』である可能性が考えられます。そのような場合には日常生活に支障をきたすリスクも高くなるため、専門的な治療が必要になります。
「いつもとは別人になる」ほどのイライラ感や感情の起伏の激しさ、気分の落ち込み、死にたくなるほどの精神的な苦痛に悩んでいるのなら、なるべく早くに産婦人科を受診しましょう。
PMDD(月経前不快気分障害)など精神的な症状の方ほど、低用量ピルを処方されるケースが多いです。
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監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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