生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
妊娠したかも?と思ったらチェック!生理と着床出血の違い
監修者:産婦人科専門医 原野尚美
最終更新日

生理が始まると、いたって自然な流れで出血が起こります。それだけなら問題ありませんが、妊娠や避妊を考えている場合は、出血の原因が生理なのか妊娠なのか、気になるところです。
そこで今回は、生理と着床出血の違いについてお話しします。
目次
- 1.生理の経血と着床出血は、見分けがつきにくい
- 2.生理の経血と着床出血の違い
- 3.心配に感じたら医療機関を受診しましょう
生理の経血と着床出血は、見分けがつきにくい
まず前提として知っていただきたいことに、「生理の経血は妊娠による着床出血と似ている」というポイントがあります。
基本的に、生理中でも着床出血でも、
- 赤に近い色(着床出血においては、ピンクや鮮やかな赤、茶色に近いケースもある)
- 数日間出血が続く
- 腹痛や腰痛など、身体の痛みが加わる
などの症状が見受けられるケースがほとんどです。特に性行為があった場合には、生理も着床出血も4週間前後で起こるため、状態としても時期としても似通っているという特徴があります。
しかし、見分けがつかないままに放置していると、望まない妊娠をする、中絶に間に合わないなどの結果を招くことにもなりかねません。心当たりがあるのなら、2つの違いをできる限り見極め、対応していく必要があります。
生理の経血と着床出血の違い
一見似ているような生理の経血と着床出血には、以下のような違いがあります。色、期間、合わせて起こる症状と合わせてご説明しますので、2つの違いを確かめておきましょう。
1)生理の経血
- 色:赤または黒い赤で、時々塊のような血液が混じる
- 量:1日目から2日目にかけて多くなり、それ以降は減少するケースが多い
- 症状:激しい腹痛と重い腰痛、吐き気やだるさ、貧血症状などが出る
2)着床出血
- 色:赤、ピンク、茶色に近い赤で、生理中のような塊は見られない
- 量:生理中よりも量は少なく、出血の期間も短い
- 症状:チクチクするような腹痛(生理痛とは異なる)、腰痛、頭痛、吐き気、イライラ感などが出る
よく似ている2つの出血でも、細かく見ていくとはっきりとした違いがあることがわかります。どちらか見分けがつきにくい場合には、それぞれの特徴とあてはめてみましょう。
心配に感じたら医療機関を受診しましょう
以上、生理の出血と妊娠による着床出血の違いについてご説明しました。生理による出血であれば早急な対応はそれほど必要にはなりませんが、希望していない妊娠が起こっていたとしたら、必要な対応が変わってきます。発見が遅れるほど中絶が難しくなり、ひいては母体にも胎児の健康にも悪影響が及ぶリスクが高くなってしまいます。
だからこそ、性行為を行ってから起こる出血には気を配り、生理か着床出血が見極められるようにしておきましょう。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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