生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
生理が来ない!?妊娠以外に考えられる原因とは
監修者:産婦人科専門医 原野尚美
最終更新日

毎月来ていた生理が来なくなると、「妊娠したかもしれない」と不安に思うもの。しかし、妊娠以外にも生理が来ない原因はあり、医療機関を受診する必要があるケースも多いです。今回の記事では、生理が来ない原因と病院に行く目安について解説します。
目次
- 1.女性ホルモン系の不調
- 2.甲状腺の病気やストレスが原因になるケースも
- 3.生理が来なくなったら、医師に相談しましょう
- 4.まとめ
女性ホルモン系の不調
妊娠以外に生理が来ない原因としては、まず生理不順や無月経、閉経などが考えられます。
生理不順
25日から38日周期でやってくる生理が、来なくなる状態のことです。生理不順には25日周期よりも生理が早まる『頻発月経』と38日周期よりも遅くなる『希発月経』があります。
早発閉経
早発閉経とは、40代後半から50代後半にかけてあらわれる閉経が、早く来てしまい、妊娠していないのに生理が来なくなることです。40歳未満の女性の、100人に1人の割合で起こりうる病気としても知られています。『早発卵巣不全』や自己免疫疾患、医療機関で治療を受けた場合の影響などが原因として考えられています。
無月経
3か月以上生理が来ない状態のことです。18歳を過ぎても生理が来ていないというまれなケースでなければ、『続発性無月経』の可能性が高いと言えるでしょう。無理なダイエットやストレスにより女性ホルモンのバランスが崩れることが主な原因です。
甲状腺の病気やストレスが原因になるケースも
生理不順や早発閉経、無月経などが原因でない場合、甲状腺機能の問題やストレスによる体調の変化が起こっているかもしれません。
甲状腺機能の問題
甲状腺ホルモンが必要以上に分泌される『甲状腺機能亢進症(バセドウ病』、分泌が低下する『甲状腺機能低下症』も、生理が来なくなる原因となります。甲状腺炎やアジソン病、副甲状腺機能低下症が関わっている可能性も考えられます。
甲状腺のような内分泌系の機能が低下すると、女性ホルモンの分泌のコントロールが難しくなり、結果的に生理に影響がおよぼされてしまいます。
ストレス
無理なダイエットや人間関係の問題、睡眠不足などによるストレスも、無視できない要因です。
ストレスによって自律神経が乱れると、女性ホルモンのバランスも悪くなってしまいます。特に無理なダイエットをすると卵巣に十分な栄養を送れなくなり、生理を起こす働きが低下することもあります。その状態が長く続けば続くほど、生理不順の問題は深刻になるため、心当たりがある方はなるべく早くに医療機関を受診しましょう。
生理が来なくなったら、医師に相談しましょう
妊娠以外の原因で生理が来ない場合には、医療機関での検査と治療が必要です。
妊娠の可能性が考えられる場合には、一度妊娠検査薬で確認しましょう。現在では市販でも精度の高い検査薬が購入できます。生理予定日から一週間たっても来ない場合に検査し、陽性か陰性かを確かめましょう。
陰性とわかった場合には、生理不順や甲状腺機能の問題など、ほかの原因が隠れていると思われます。前の生理から60日以上たっても生理が来ないなら、医療機関で医師に相談しましょう。
まとめ
生理が来ない原因は、妊娠以外にもさまざまなものがあります。不安に感じてしまうことは否めませんが、早いうちから対応することで精神的なストレスを軽減し、体を守ることにもつながります。慌てずに原因を探し、医療機関で医師から検査を受け、必要に応じて治療を始めましょう。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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