生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
ピルの休薬期間って何?必要になる理由と、避妊への影響と出血について
監修者:産婦人科専門医 原野尚美
最終更新日

低用量ピルは日ごろからの服用が必要ですが、一定の期間飲むのを止める『休薬期間』も求められてきます。
そこで今回の記事では、ピルの休薬期間、避妊への影響と出血の有無について解説します。
目次
- 1.ピルの休薬期間とは?
- 2.休薬期間が必要は理由とは?
- 3.避妊の成功率が下がるリスクは、極めて少ない
- 4.まとめ
ピルの休薬期間とは?
ピルの休薬期間とは、一定期間にピルを飲むのを文字通り止めることです。休薬期間は、飲んでいるピルの種類によって変わります。
21錠の休薬期間
21錠のピルを飲んでいる場合には、生理周期を28日と仮定し、残りの7日間服用を休みます。8日目からは服用を再開し、また21日たったら休む、その繰り返しが必要です。
28錠の休薬期間
28錠のピルを選んだ場合には、28日間ピルを飲んでいても問題ありません。その代わり、28錠のうち7錠はほか21錠のように女性ホルモンが含まれていないため、21錠のピルと同様に休薬期間を設けられることになります。7錠のピルはあくまでも飲み忘れを防止するためにある、偽薬であるからです。
したがって、28錠のピルを飲んでいる場合には、そのまま服用を続けましょう。また、7日間で飲み忘れても特に問題はないため、気にする必要はありません。
休薬期間が必要は理由とは?
低用量ピルは薬の力で女性ホルモンをコントロールするためのものです。そのため、ピルを服用しているあいだは卵巣と子宮の働きが止められ、卵胞の育成や排卵がされない状態になっています。
これらの状態は避妊を成功させるためには必要ですが、卵巣と子宮の働きを取り戻すには、女性の体を本来の状態に整えなくてはいけません。そこで、7日間の休薬期間を設け、卵巣や子宮のメンテナンスをする必要が出てくるのです。
生理周期のコントロールもできるようになる
低用量ピルを飲んでいると、卵巣と子宮はほとんど活動していない状態になります。この状態で休薬をすると卵巣と子宮が刺激を受け、本来の働きに戻ります。この動きにより、それまでは安定しなかった生理周期が28日間に整う方も多いです。
このような作用から、低用量ピルは避妊だけでなく生理周期のコントロールが期待できる薬としても信頼されています。
避妊の成功率が下がるリスクは、極めて少ない
休薬する際、「避妊できなくなりそう」「出血はある?」と心配に思ってしまう方も少なくありませんが、きちんと服用していれば不安に感じる必要はありません。
避妊への影響
基本的に、休薬期間は排卵が終わった時期に合わせます。そのため、21日間忘れずにピルを飲んでいれば、休薬期間に妊娠するリスクは極めて低くなります。
しかし、休薬期間の前後、3週目の終わり、1週目のはじめに飲み忘れると、妊娠する確率が高くなってしまうため、飲み忘れには十分気をつけましょう。
生理への影響
休薬してから2日前後で、生理のときのような出血『消退出血』が起きます。休薬によって女性ホルモンが補われなくなり、子宮内膜が体外に出るためです。この出血期間は通常の生理と同じように5日程度続きますが、出血は生理時よりも少なくなります。
出血が起きない場合には、避妊できていない可能性が考えられるため、医療機関で妊娠の有無を確認するようにしましょう 。
まとめ
低用量ピルは日ごろからの服用が必要ですが、同時に休薬期間も必要です。卵巣や子宮など、女性の体に必要な機能のメンテナンスをするためにも、医師の指示を守って休薬期間を設けましょう。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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