生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
生理や排卵はいつから再開する?低用量ピルをやめた後のこと
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日

低用量ピルの効果や、服用中に生じる体の変化についてはさまざまな情報がありますが、「服用をやめた後」にどのような変化が起きるか、ご存じでしょうか?
今回の記事では、「低用量ピルをやめたあと」の変化に着目し、解説します。低用量ピルの服用をやめようとお考えの方、服用をやめた後に生理が再開しなくて不安に思っている方の参考になれば幸いです。
目次
- 1.低用量ピルの服用をやめたらどうなる?
- 2.低用量ピルのやめどきは?
- 3.生理が再開しない原因は?
- 4.まとめ
低用量ピルの服用をやめたらどうなる?
低用量ピルの服用をやめたあと、生理や排卵がどの程度で再開するのか、具体的なデータとともにご紹介します。
3か月以内に生理が再開
低用量ピルの服用をやめて消退出血が起きたあと、生理が再開するまでの期間は、平均で32日程度です。また、90%前後の方は3か月以内に生理が再開します。
1か月以内 | 3か月以内 | 90日以上なし | |
---|---|---|---|
一相性製剤 | 21.6〜36.4% | 91.1〜99.5% | 0.5〜8.9% |
二相性製剤 | 6.1% | 85.4% | 14.6% |
三相性製剤 | 18.9〜49.3% | 94.3〜99.4% | 0.6〜5.7% |
ですから、低用量ピルの服用をやめた直後の消退出血が起きたあと、3か月(90日)以上経っても生理がこないという場合には、婦人科でご相談ください。
排卵も3か月以内に回復
低用量ピルを服用中は、薬として女性ホルモンを補充しているため、自身の体からのホルモン分泌レベルは低く抑えられた状態です。排卵も起こっていないため、妊娠することはありません。
低用量ピルの服用をやめれば、徐々に自身の体からの自然な女性ホルモンの分泌が回復するのに伴って、排卵も再開します。製剤によって多少異なりますが、生理と同様に、排卵も3か月以内に再開することが多いです。
低用量ピルのやめどきは?
低用量ピルの服用をやめるタイミングは、主に2つあります。
妊娠を考えたとき
低用量ピルは、妊娠を考える時期になってからの休薬で、全く遅くはありません。
服用をやめれば3か月以内に排卵が再開しますので、妊娠も可能です。生理痛やPMS症状でお悩みであれば、妊娠を計画するまで低用量ピルを服用していても問題ありません。
40歳を超えたとき
低用量ピルは、40歳を超えた頃を境に、服用を続けても良いかどうか個別に判断すべきです。低用量ピルには血栓症のリスクがあり、40歳を超えるとそのリスクが高まることが知られています。
医師の判断が必要となりますので、婦人科を受診しましょう。
中断を繰り返すのは避けて
低用量ピルを服用したり、中断したりを繰り返すことは、避けてください。低用量ピルで血栓症を起こしやすい時期は、「服用を始めてから3か月目まで」です。服用を長く続けるにつれ、血栓症のリスクは低くなっていきます。妊娠を考えるなど、低用量ピルの服用をやめる理由が特別ないのであれば、服用を続けている方が安全です。
何度も中断・再開することで、リスクの高い時期を繰り返すことになってしまいます。血栓症の兆候があらわれた方は、すぐに医療機関へかかりましょう。

生理が再開しない原因は?
一般的には3か月以内に生理が再開するはずですが、なかなか再開しない方もいます。原因として考えられることを、いくつかご紹介します。
無月経については、こちらの記事を参考にしてください。
低体重や肥満
過度な低体重や肥満によって、無月経を引き起こすことがあります。近年は痩せ体型の女性が増えており、低体重に伴う無月経の方も増加傾向です。
「痩せ」は生理が止まる原因として思い浮かぶ方も多いですが、逆に肥満や体重が増えることも影響します。数か月から半年程度の短期間で元の体重から15~20%増加する(たとえば、体重45kgの方が半年以内の期間で9kg体重が増えた場合)ことも、無月経の原因です。
甲状腺機能の異常
月経がこない方の中には、甲状腺機能が過剰に高まった「甲状腺機能亢進症」の状態の方が一定数います。20〜50歳の女性に多い疾患で、低用量ピルを服用中に発症していたものの、生理(消退出血)があって気が付かなかっただけかもしれません。
生理が再開しないほか、汗が出る、息切れ、動悸、手が震える、ダイエットをしていないのに体重が減る、疲れやすいといった症状が代表的です。
逆に、甲状腺機能が低下した状態でも、12%が無月経になると報告されています。便秘、体重増加、疲労感、むくみといった症状が特徴的です。
いずれの場合でも、確認のためには採血などの検査が必要です。
強いストレス
ストレスも、生理に影響を与えることがあります。強いストレスを受けると、ホルモンがうまく分泌されず、生理が止まることがあるのです。
精神的なストレスのほか、体の負担(過剰な疲れ、慢性的な睡眠不足など)も原因になります。仕事や学校、家庭環境などさまざまなことがストレスの原因ですので、ストレスを溜めないこと、ストレスを避けることが大切です。
激しい運動
アスリートの方など、激しい運動をしている方は、生理不順や無月経になることがあります。とくに、バレエやランニング、体操やフィギュアスケートといった細身の体型を維持しなければならないようなアスリートの方は、無月経に悩みやすいです。低体重や低い体脂肪率が要因となります。
低用量ピルを服用している間は、薬としてホルモンを補充しているため定期的に生理(消退出血)が起こりますが、ベースに低体重や低い体脂肪率があれば、低用量ピルの服用をやめると生理不順に戻る可能性が高いです。
まとめ
今回は、低用量ピルの服用をやめた後に生じる体の変化についてご紹介しました。
一般的には、3か月以内に生理や排卵が再開します。もし生理が再開しなかった場合には、甲状腺機能の異常やストレスなど、原因が隠れている可能性が高いです。生理がないまま放置せず、婦人科で検査をしましょう。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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