低用量ピルの飲み方

はじめて低用量ピルを服用する前に

服用開始時期

生理初日から5日目以内に服用を開始してください。

3相性 トリキュラー28の場合の服用開始時期
1相性 マーベロン28の場合の服用開始時期

低用量ピル21錠と28錠の服用方法

21錠タイプの場合

スタートから21錠目まで飲み終わりましたら、7日間休薬します(低用量ピルを服用しない) 。
休薬期間終了後に次のシートのスタートから飲み始めます。

28錠タイプの場合

スタートから28錠目まで飲み終わりましたら、次のシートのスタートから飲み始めます。
28錠タイプの場合、最後の7錠はプラセボ(偽薬)になります。

【1日1錠を毎日決まった時刻】に服用してください。
数時間の誤差であれば問題ないとされています。

低用量ピルは【飲むタイミング】が重要です。
初めて服用する方や、忙しい毎日のなかで飲み忘れを防止するには、食前・食後など日々のルーティーンに組み込むようにしましょう。

また低用量ピルを服用中に、吐き気、頭痛、嘔吐といった副作用が気になる場合は、飲むタイミングを工夫することで副作用対策ができる場合もありますので、飲む時間・タイミングを変更してみましょう。

多くの副作用は服用期間中に収まっていくことが多いですが、副作用が長くまたは強く出た場合は服用中の低用量ピルがお身体に合っていない可能性がありますので、診療予約をしていただき、違う種類の低用量ピルを試してみてください。

低用量ピルの種類(マイピル取り扱い低用量ピル)

第1世代 3相性:シンフェーズT
第2世代 3相性:トリキュラー・アンジュ・ラベルフィーユ(ジェネリック)
第3世代 1相性:マーベロン・ファボワール(ジェネリック)

Q:生理って来るの?

A:21錠タイプの場合、主に休薬期間中に生理がきます。
28錠タイプの場合、主にプラセボ(偽薬)内服中に生理がきます。

休薬期間またはプラセボ(偽薬)内服を省くことで、生理が来ないようになります。
この仕組を利用して、低用量ピルを使用した生理移動が可能です。
生理移動の仕方についてはこちらを御覧ください。
低用量ピルを使用した生理移動方法

2シート目以降をはじめるタイミング

2シート目をはじめる時期

低用量ピル21錠タイプの場合

生理の有無に関わらず、1シート(21錠)服用を終え、7日間の休薬期間終了後に次のシートの1錠目から服用を開始してください。

低用量ピル28錠タイプの場合

生理の有無に関わらず、1シート(28錠)服用を終え、次のシートの1錠目から服用を開始してください。

お薬を飲み忘れたら?

前日分の飲み忘れ (直前の実薬服用から24時間以上48時間未満経過した場合)
飲み忘れた錠剤をなるべく早く服用し、残りの錠剤は予定通りに服用してください。
2日分(2錠)の飲み忘れ 気づいた時点で前日分のみを服用し、当日分はいつも服用する時間帯に服用してください。2日分の2錠と当日分の1錠(1日合計3錠)を服用しないように注意してください。それ以降は通常通り服用してください。
3日分の飲み忘れ 一度低用量ピルの服用を中止し、次の生理が来るまで待ちましょう。次の生理が来たらまた新しいシートから服用を開始してください。

現在の服用をやめたいときは

現在服用しているシートを全て服用し終えてから服用を中止することを推奨しています。
※副作用などで中止したい場合はすぐに医師にご相談ください。

避妊効果はどのくらいあるの?

毎日服用することで99.7%の避妊効果が確認されています

低用量ピルの避妊効果は、適切に服用した場合は99.7%と報告されています。

理想的に服用した場合の年間の妊娠率は0.3%と言われています。

飲み忘れを含めた一般的使用における妊娠率は9%と報告されています。

避妊効果はいつからですか?

正しい低用量ピルの服用開始日から、7日継続内服で効果あり

Q:飲み忘れた場合の避妊効果について

A:1日の飲み忘れであれば避妊効果が下がることはないですが、休薬期間が8日以上空く、もしくは2日以上飲み忘れてしまうと避妊効果が下がります。そのため7日以上連続して服用するまではコンドームを使用するなど他の避妊方法を行うか、性交渉を避けてください。

低用量ピルについて

低用量ピルは2種類のホルモン(卵胞ホルモンと黄体ホルモン)からできており、毎日1回服用することにより排卵、子宮内膜増殖、受精卵の着床などを抑制します。
他の避妊方法と比較しても、多くの女性が内服できる安全性も高く避妊効果も優れたお薬です。

避妊だけでなく、女性ホルモンをコントロールすることにより、月経困難症(月経痛)、生理不順、生理の量が多い、月経前症候群(PMS)、にきびや肌荒れ、生理日移動、がん(卵巣がん、子宮体がん、大腸がん)の予防などに効果があります。

含有ホルモンの種類とホルモン配合度合いの違い

卵胞ホルモン (エチニルエストラジオール)と黄体ホルモンの配合により、配合比が同じ1相性とホルモン配合比が3段階に組成されている3相性の低用量ピルがあります。

マイピルで取り扱いしている低用量ピルには第1世代から第3世代の違いがあります。
それぞれの世代により、黄体ホルモンの種類が以下の様に異なります。

  • 第1世代 低用量ピルに含まれる黄体ホルモン=ノルエチステロン
  • 第2世代 低用量ピルに含まれる黄体ホルモン=レボノルゲストレル
  • 第3世代 低用量ピルに含まれる黄体ホルモン=デソゲストレル
第1世代 3相性 シンフェーズT
第2世代 3相性 トリキュラー・アンジュ・ラベルフィーユ(ジェネリック)
第3世代 1相性 マーベロン・ファボワール(ジェネリック)

※ジェネリック(後発品)は、価格は抑えられていますが先発品と成分が同じお薬です。

注意

医師が処方していない海外製低用量ピルを個人輸入しての内服はお勧めしておりません。必ず医師から処方されたお薬を内服して下さい。

21錠と28錠の違いについて

21錠と28錠の違い

21錠タイプと28錠タイプの薬効成分は同じです。
22錠~28錠のプラセボ(偽薬)があるか、ないかの違いだけとなります。
28錠タイプは休薬期間がなく、忘れず飲み続けられるようにプラセボ(偽薬)をつけています。
飲み忘れ防止にも役立ちますので、28錠タイプをお勧めいたします。

低用量ピルの内服が出来ない方

・35歳以上で、1日の喫煙本数15本以上
※35歳以下でも、喫煙している場合はリスクの方が大きいので禁煙もしくは内服をされない事をお勧めします。
・45歳以上
・片頭痛と診断された方
・妊娠中もしくは授乳中の方

副作用について(マイナートラブル)

副作用があったら?

服用を始めて数日(長い人では1-3ヶ月)の間、吐き気やむかつき、倦怠感、頭痛、むくみ、乳房の張り、不正出血などが起こる場合が稀にあります。多くの人は徐々に症状はおさまるため、日常生活に影響のない程度であれば1-3ヶ月は経過を見てもよいでしょう。

低用量ピルで注意しなければいけない副作用が、血が固まって血管を塞いでしまう血栓症発症リスクの増加があります。出産可能な年齢の女性が血栓症を発症するリスクは10万人に1~2人と言われ、それがピル内服により10万人に5~6人くらいに増えます。一方で、出産前後の妊娠女性の血栓症の発症リスクは10万人に20~30人に上ることを考えると、デメリットよりもはるかにメリットの多い薬であるとわかると思います。

このような場合はすぐに服用をやめましょう

血栓症の症状

低用量ピル内服中にこのような症状を認める場合、直ちに服用を中止し、すぐに医療機関を受診して下さい。血栓症予防のためには十分な水分摂取や長時間同じ姿勢をとることを控えましょう。

マイピル定期便のご案内

年間を通して1ヶ月周期で低用量ピルをご自宅にお届けします。
いつでも医師に相談することができるのでしっかりサポートいたします。

気を付けなければいけないのはピルの飲み忘れ

ピルは毎日服用することで避妊効果を得ることができます。

定期便では飲み忘れやもらい忘れによる、服用忘れを防ぐことができます。

また、決済の手間もないので患者様のご負担も少なくご利用することができます。

決済

※お薬の変更、解約する場合は医師、またはマイピルカスタマーサポートに申し出ていただく必要があります。カスタマーサポートまでご連絡ください。
customer@online-medical.co.jp

※発送後のキャンセルはお受けすることは出来ません。
※6ヶ月毎に再診を受けて頂きます。

お薬の飲み合わせについて

お薬の飲み合わせによっては十分な避妊効果が得られない場合があります。

抗菌薬:リファンピシン、三環系抗うつ薬:イミプラミン、抗てんかん薬:フェニトイン、カルバマゼピン、フェノバルビタール、プリミドン、アセトアミノフェン、セイヨウオトギリソウ(薬草)を含むセントジョーンズワート含有食品などは併用に注意が必要ですので医師や薬剤師にご相談ください。

治療中のご病気の内服薬がある場合は低用量ピルを服用していることを医師や薬剤師に伝えてください。

併用注意のお薬について

低用量ピルと併用することにより避妊効果に影響を与えるお薬があります。
そのため、他のお薬を服用する場合は医師や薬剤師に相談してください。

ピルについてのよくある質問

Q:何歳から服用開始できますか?

A:初経発来後から開始できますが、骨成長への影響を考慮する必要があります。月経周期の確立および骨成長の終了は通常15歳前後です。

Q:何歳まで内服可能ですか?

A:健常女性では閉経移行期まで使用することができますが、40歳以上の未閉経者では慎重投与となり、閉経以降の内服はすすめられません。

Q:飲酒はできますか?

A:ピルを内服していてもお酒は飲めます。

Q:喫煙しても平気ですか?

A:喫煙者は原則、35歳以上で15本以上喫煙している人は内服を不可とします。1日の喫煙本数の増加とともに心血管系障害の発現リスクが上昇することが知られています。

Q:授乳について

A:授乳中の方は、ピルの服用ができません。薬剤が母乳を介して赤ちゃんに移行することが報告されています。また、ピルの服用により、母乳の質・量が低下させることもあります。

Q:産後はいつから内服できますか?

A:出産後は授乳している場合は、ピルの服用ができません。授乳していない場合は産後42日以降に服用を開始してください。

Q:消退出血が見られなくなった場合はどうしたらよいですか?

A:服用者のうち消退出血が見られなくなるのは1%未満です。きちんと内服できていなかった場合や2周期以上続く時は、妊娠の有無を確認してください。

Q:服用中に不正出血が続いた場合は?

A:原因不明の不正出血の場合、妊娠や悪性疾患などの検査を行いましょう。ピル内服による不正出血の場合は、1ヶ月以上続く場合は医師に相談しましょう。

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