生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
生理がこない「無月経」、原因や将来への影響とは
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日
「実は3か月以上生理がきていない」「生理ってこなくて問題ないの?」など心配されている方はいませんか?
妊娠していないにも関わらず3か月以上生理がこない状態は「無月経」と呼ばれ、治療が必要な状態です。今回は、無月経の場合にどうしたらよいのかお伝えします。
目次
- 1.無月経とその原因
- 2.無月経の検査・治療
- 3.無月経の影響
- 4.まとめ
無月経とその原因
無月経には2種類あります。
- 原発性無月経
18歳になっても初潮がきていない状態です。遺伝性疾患や脳の疾患などの可能性があります。15歳をすぎても初潮がない場合は、かかりつけの小児科や婦人科で一度相談してみるとよいでしょう。
- 続発性無月経
3か月以上生理がきていない状態です。過度なダイエットや激しい運動、精神的なストレス、甲状腺の異常、薬の影響、黄体機能不全症、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などさまざまな可能性があります。特に激しい運動に取り組んでいる女性は、体脂肪が低いなどの原因で無月経になることが少なくありません。
この記事では、今まで生理が来ていたけど止まってしまった「続発性無月経」を中心に話していきます。
無月経の検査・治療
無月経の場合は、原因を突き止めるための検査と、生理を起こすための治療が必要です。
無月経のとき必要な検査
無月経の場合は、病気が原因なのか、ダイエットやストレスなどが原因なのかを判断するため、以下のような検査をします。
- 血液検査
女性ホルモンや甲状腺などの値を調べます。
- 超音波検査
子宮や卵巣の状態を確認します。
- 問診
家族歴、内服薬の確認などをおこないます。
- CT/MRIなどの画像検査
採血や超音波検査で病気の疑いがあるとき、必要に応じて撮影します。
血液検査以外は痛みのある検査ではありませんので、安心してください。
無月経の治療法
治療としては、ホルモン補充療法、原因となっている病気の治療などが中心です。
ホルモン補充療法として、妊活を考えていない場合は低用量ピルを使用することもあります。妊活を考えている場合は、まずは排卵を促す薬を使うことが多いです。
痩せや肥満が原因の場合は、ホルモン補充療法に加えてカウンセリングが有効なこともあります。
無月経の受診の目安
目安として、3か月生理が来なかったら受診を考えてください。受診すべきか迷った場合は、マイピルで産婦人科医と電話相談もできます。
無月経の影響
生理がこなくても、「楽だから、まぁいいや」と感じる気持ちもわかります。忙しくて受診を先延ばしにしてしまうこともあるでしょう。ですが、無月経が続くと、健康にさまざまな影響を及ぼすことがわかっています。
- 将来的な不妊の可能性
- 骨粗鬆症のリスク増加
- 子宮がんのリスク増加
- 脳梗塞や心筋梗塞のリスク増加
生理は「面倒くさい」と感じることが多いかもしれませんが、女性の健康状態をあらわすバロメーターでもあります。
生理がこないことで、今後何十年にもわたって健康が損なわれてしまうかもしれません。女性アスリートの場合は、無月経が疲労骨折に繋がることもあります。
3か月以上生理がきていない場合は、早めに婦人科を受診してくださいね。
まとめ
今回は、3か月以上生理がきていない「無月経」について、原因や治療法、将来への影響をご紹介しました。
生理がこないのは楽でいいと感じるかもしれませんが、生理のこない状態が続くと、健康にさまざまな悪影響があります。無月経の方は、早めにクリニックを受診してください。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
いかがでしたでしょうか?マイピルでは産婦人科の医師が、ピルに関するどんな小さな疑問や不安でも、直接お電話でお答えいたします。
ピルの処方をお考えの方へ
マイピルのオンライン診療では、
自宅や外出先でも医師からの診療を受けられます。
クリニックに行く時間が無い方も、是非活用してみましょう。
スマホで完結し、即発送
目的に応じたピル処方
マイピルは必ず、産婦人科の医師が診療と処方を担当しますので、
安心してご相談いただけます。
是非、オンライン診療をご予約ください。
今すぐアプリで診療予約
アプリ限定のオトク情報も!
よくある質問・お問い合わせ窓口
よく頂くお問い合わせ内容をQ&Aでお答えしております。
Q&Aをよくご確認頂き、
不明点など御座いましたら
お問い合わせフォームより御連絡ください。