生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
バースコントロールと3つの避妊方法
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日
「バースコントロール」がどういうものかご存じでしょうか?
バースコントロールは、ご自身の生活や予定に合わせて、妊娠や出産のタイミングを計画的に調整することです。
今回は、バースコントロールの大切さ、バースコントロールのための避妊方法をお伝えします。
目次
- 1.バースコントロールとは?
- 2.バースコントロールのための避妊方法
- 3.まとめ
バースコントロールとは?
バースコントロールは、まだ妊娠・出産を考えていない方、これ以上の妊娠・出産を希望していない方など、様々な状況の女性が知っておくと良いことです。
予期せぬ妊娠の影響
思いもしなかったタイミングで妊娠すると、心身の準備ができておらず不安に苛まされてしまうことがあります。
たとえば、「赤ちゃんに影響する薬を内服していたので、健康に産まれてくるか不安」「妊娠に気がつかずお酒やタバコを楽しんでしまったけど大丈夫だろうか」「今は金銭的な余裕がない」このような不安を感じる方は決して少なくありません。
「昇進したばかりで、もっと仕事に打ち込みたいタイミングなので、どうしよう」など、キャリアプランとぶつかって悩む方もいます。
「今回は産むことができない」と決断した場合、中絶手術が必要です。この処置は、女性の心身に多少なりとも負担がかかってしまいます。
将来的な不妊に繋がることはほとんどありませんが、一時的にホルモンバランスが乱れて月経異常をきたしたり、精神的な辛さを感じたりするかもしれません。
ご自身やパートナーが安心して妊娠に備えていけるよう、一人ひとりに合った適切な避妊でバースコントロールをおこないましょう。
バースコントロールのための避妊方法
それぞれの避妊方法について、メリットやデメリットを比較しながら詳しくご紹介します。
コンドーム
男性が主体となっておこなう避妊方法です。女性の体に負担はありませんが、ほかの避妊方法と比べると避妊失敗のリスクがやや高いといえます。正しく使えば、性感染症の予防にもなるため、ほかの避妊方法をとった場合でもコンドームを併用するとよいでしょう。
コンドームが破れたり、途中で外れたりする可能性はゼロではないため、避妊成功率は98%です。正しく使わなくては高い避妊効果は得られませんので、注意してください。
【コンドームの間違った使い方】
- 装着に失敗したものを再度装着する
- コンドームをカバンや財布に入れて保管している
- 途中から装着する
- 使用期限が過ぎている
【コンドームの正しい使い方】
- コンドームを爪などで傷つけないよう袋から出す
- 着用する前に、陰茎を完全に勃起させる
- コンドームの裏表を確認して、装着する
- 陰毛を巻き込まないように注意して、コンドームをゆっくり陰茎の途中までおろす
- 皮を伸ばすようにしてからコンドームの残りの部分を根元までおろす
- 射精したら、陰茎が勃起した状態でコンドームの根元を押さえながら、精液が漏れないようにゆっくり抜く
- 使用したコンドームは水洗トイレに流さず、生ゴミとして処理する
コンドームの使い方が間違っていないか、確かめておきましょう。
低用量ピル
低用量ピルは、女性が主体となっておこなえる、日本でも使用が増えてきた避妊方法です。頻度は高くないですが、吐き気やむくみを感じて服用を続けられない方もいます。避妊だけでなく、生理痛やPMSの改善効果もあるため、生理にまつわる症状でお悩みの方に向いている避妊方法です。生理周期が一定になるので、旅行などの予定も立てやすくなります。
正しく内服できた場合の避妊成功率は99%以上で、服用をやめればすぐに妊娠可能な状態になるため、幅広い年代のバースコントロールに向いた方法です。
IUD(子宮内避妊器具)
子宮の中に、黄体ホルモンを少しずつ放出するようにつくられた小さな器具を入れる避妊方法です。IUDは、避妊リングなどとも呼ばれます。
一度入れてしまえば、最長5年効果が持続するため、低用量ピルでは飲み忘れが不安だという方にも安心です。喫煙者などで低用量ピルを使用できない方も使用できます。定期的な受診は必要ですが、ピルと同様に高い避妊効果が期待できます。
挿入時はやや痛みを伴うほか、挿入から数か月は不正出血が起こる可能性がある点がデメリットです。
クリニックによっては、経膣分娩(帝王切開ではなく、膣から赤ちゃんを産む方法)の経験がない方にはIUDを挿入しないという場合もありますので、医師と相談してください。
まとめ
今回は、ご自身のライフプランに合わせて妊娠の時期を調整する「バースコントロール」についてご紹介しました。
バースコントロールのためには、一人ひとりに合った避妊方法の選択が必要です。それぞれの方法のメリット・デメリットを考慮して、最適な避妊方法を選びましょう。
マイピルでは、低用量ピルを用いたバースコントロールについて対応可能です。お気軽にご相談ください。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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