乾燥肌の改善はトータルアプローチで!セット処方を紹介

監修者:皮膚科医 森愛里先生 


最終更新日

乾燥肌の改善はトータルアプローチで!セット処方を紹介

「お肌がガサガサ」「乾燥して化粧ノリが悪い」など、お肌の乾燥にまつわる悩みを抱えている方はいませんか?

お肌の乾燥は、ご自身が気になるだけでなく、放っておくとかゆみやひりつきを感じるようになることもあります。早めに対処して、肌の乾燥が悪化しないようにしましょう。

今回は、乾燥肌の原因を解説するとともに、マイピルのメディカルスキンケアが展開する乾燥肌対策セットについてご紹介します。

目次

  • 1.乾燥肌とは
  • 2.乾燥肌に効果的な保湿方法
  • 3.マイピルの乾燥肌対策セットを紹介
  • 4.まとめ

乾燥肌とは

まずは、乾燥肌というのがどういった状態なのか、何が原因で起こるのかご紹介します。

乾燥肌ってどんな状態?

乾燥肌は、肌の最も外側にある「角質層」の水分量が不足した状態です。乾燥するとガサガサしたり、粉をふいたような状態になったりし、「化粧ノリが悪い」と感じるようになる方もいるでしょう。

角質層の細胞には、水分のほか天然保湿因子やケラチンなどの成分が含まれており、細胞と細胞の間は脂質で満たされています。そして、角質層は皮脂膜で覆われている状態が理想的です。

肌の断面図

肌の乾燥には、2つの理由が関与しています。

  1. 皮脂膜が不安定
  2. 角質層の水分不足

皮脂膜は、皮膚から分泌される皮脂と汗が混じり合ってできた膜で、肌からの水分蒸発を防いでうるおいを保つ働きをします。肌をコーティングすることで、バリアとしても機能しています。
通常は、洗い流したあとでも数時間で皮脂膜は回復するため、あまり問題になりません。しかし、皮脂の分泌不足などで皮脂膜が十分につくられないと、角質層から水分が蒸発しやすくなり、乾燥の原因になってしまいます。

また、角質層の水分量自体が不足していることでも乾燥肌をまねきます。保湿をおこなって外から水分を補ってあげるほか、水分不足の原因を突き止めることが大切です。

乾燥肌の原因は?

次に、乾燥肌を引き起こす原因になる習慣や状態についてご紹介します。当てはまるものがあれば、対策をとってみてください。

  • 肌への刺激が強い

肌へ物理的な刺激は、乾燥の原因です。
洗顔のときにお湯の温度が高すぎると、皮脂が過剰に流れ、皮脂膜が不安定になってしまいます。タオルなどでゴシゴシと擦る・マスクで擦れるなども肌への刺激です。強い刺激によって肌のバリア機能が壊れてしまうと、水分や天然保湿因子などを失ってしまうことがあります。
あまり熱いお湯を使わず、肌をゴシゴシ擦らないよう意識しましょう。

  • 紫外線

紫外線ケアは十分ですか?
紫外線を浴びると、肌表面の水分が蒸発するだけでなく、肌の奥にまで紫外線が到達し、コラーゲンが壊されてしまいます。コラーゲンは、水分を保持する働きをする成分。そのため、コラーゲンが壊れると、肌の水分量を維持できません。
季節や日光に当たる時間によって適切な日焼け止めを塗ることや、日傘などを使って直射日光を避けることが、肌の乾燥予防にも大切です。

  • 空気の乾燥

空気が乾燥していると、肌から水分を失いやすくなってしまいます。湿度30%以下では肌の乾燥がすすむといわれていますので、部屋の湿度を確認してみましょう。おおむね、湿度は40~60%が適切です。
冬はどの地域でも湿度が低くなりがちなので、加湿器を使ったり洗濯物の室内干しをしたりすることで湿度をあげます。夏は除湿のしすぎに注意してください。

  • 加齢

加齢によって、皮脂や天然保湿因子が減少します。そのため、年齢を重ねるとどなたでも肌の乾燥が気になりだすものです。
また、30代の後半ごろからは女性ホルモンのバランスが乱れやすくなり、皮脂の分泌にも影響が出ます。皮脂の分泌量が若い頃と比べると減っていき、乾燥しやすくなってしまうのです。スキンケア商品の見直しが必要かもしれません。

乾燥肌に効果的な保湿方法

お肌の乾燥を改善するには、保湿をしっかりおこなうことが大切です。

保湿剤は、なんでもよいというわけでもありません。
保湿剤は大きく2種類に分けられますので、特徴を知り、上手に使いましょう。

エモリエントとモイスチャライザー
  • モイスチャライザー

モイスチャライザーは、肌の水分量を直接的に増やす働きの保湿剤です。
例:ヘパリン類似物質、尿素

  • エモリエント

エモリエントは、肌の表面で水分の蒸発を防ぐバリアとして働く保湿剤です。
例:ワセリン、パラフィン、ラノリン

肌の内側の乾燥がある時には、モイスチャライザーを使用する必要があります。皮脂不足による乾燥の場合は、エモリエントで肌に蓋をしてあげるのが効果的です。両方使う場合には、モイスチャライザーを先に塗り、その上からエモリエントを重ねてください。

モイスチャライザーは、1日1回よりは2回塗った方が肌の水分量は増えることがわかっています。1日に数回は塗るように意識しましょう。
また、少しべたつく程度までしっかりと量を使うことも大切です。ティッシュが張り付くくらいの量を塗ってください。

マイピルの乾燥肌対策セットを紹介

マイピルでは、皮膚科医考案の美容に特化した処方が受けられる「メディカルスキンケア」を展開しています。

乾燥肌でお悩みの方には、以下のセット処方をご提案します。

ヒルドイドソフト軟膏 乾燥の気になる部位に塗る。
肌の水分量を増やし、角質の構造をととのえる。
ビオチン散 朝・夕食後に1包ずつ内服。
ビタミンBの一種でビタミンB7とも言われる。肌や爪などの新陳代謝に関わる。
ビフロキシン配合錠 朝・夕食後に2錠ずつ内服。
ビタミンB2・B6が含まれており、皮脂のコントロールに関わる。

ビオチン散は、肌や爪、髪などを健康的に保つのに使われるビタミンです。肌のターンオーバーを整え、炎症を抑えます。水溶性といって、不要な分は体から排泄される性質があるため、過剰摂取の心配はほとんどありません。

ビフロキシン配合錠に含まれるビタミンB2・B6は、ちょうどよい量の皮脂が分泌されるように調整する働きがあります。元々皮脂が少なめの方、加齢に伴って皮脂の分泌が落ちている方などにおすすめの成分です。こちらも水溶性のビタミンなので、過剰摂取の心配はほとんどありません。

ヒルドイドソフト軟膏でしっかりと角質層の水分量を増やし、ビオチン散とビフロキシン配合錠を併用して肌の状態を向上させるよう考えられた、乾燥肌対策セットです。

マイピルのメディカルスキンケアについて、詳細はこちらをご覧ください。

まとめ

ここでは、乾燥肌がどんな状態なのか、また、その原因についてお伝えしました。マイピルでは、皮膚科医が考案した「乾燥肌対策セット」を展開しています。保湿をしつつ、肌の状態を向上させるように考えられたセットです。
乾燥肌が気になっている方は、マイピルのメディカルスキンケアをお試しください。

監修者
皮膚科専門医森 愛里

いかがでしたでしょうか?マイピルでは医師が、どんな小さな疑問や不安でも、直接お電話でお答えいたします。

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