ハイチオールとは?効果や副作用、注意点や購入方法について解説

監修者:皮膚科医 森愛里先生 


最終更新日

ハイチオールとは?効果や副作用、注意点や購入方法について解説

「ハイチオールにはどのような美容効果があるの?」

「ハイチオールの購入方法や服用するときの注意点が知りたい」

美白のためによく処方されるハイチオールは、美容皮膚科では鉄板の薬として知られています。しかし、具体的にどのような美容効果があるのか、どうすれば購入できるのかなど気になっている方も多いでしょう。

そこで今回は、ハイチオールの美容効果や購入方法、注意点などについて詳しく解説します。

目次

  • 1.ハイチオールとはどんな薬?
  • 2.ハイチオールの美容に対する効果
  • 3.ハイチオールの一般的な効能効果
  • 4.ハイチオールの保険適応
  • 5.医薬品のハイチオールと市販のハイチオールCプラス2の違いは?
  • 6.ハイチオールの服用方法
  • 7.ハイチオールで報告されている副作用
  • 8.ハイチオールを服用するときの注意点
  • 9.ハイチオールに関するQ&A
  • 10.ハイチオールの処方なら「マイピル」にお任せ!
  • 11.まとめ

ハイチオールとはどんな薬?

ハイチオールは、L-システインを主成分として含む薬です。L-システインは私たちの髪や爪にも存在する成分で、肌の代謝に関係するアミノ酸の一種として知られています。

市販されている「ハイチオールC」のイメージにもある通り、医療用のハイチオールもシミやそばかすなどに効果がある成分です。メラニン色素の合成を抑え、ターンオーバーを促進することでシミやそばかすの目立たないクリアな素肌に導きます。

ハイチオールの美容に対する効果

ハイチオールは、次のようにさまざまな美容効果がある成分です。ここではおもな3つの効果について見ていきましょう。

シミ・そばかす・肝斑の改善

シミ・そばかす・肝斑の原因となるメラニン色素は、アミノ酸の一つであるチロシンにチロシナーゼという酵素が働くことで作られます。L-システインはこのチロシナーゼの産生を阻害したり、チロシナーゼがチロシンからメラニン色素を作るのを防いだりする働きをもつ成分です。
またL-システインはターンオーバーのサイクルを整える作用もあり、メラニン色素をターンオーバーで排出しやすくします。
メラニン色素の合成を抑制し、排出を促進するため、シミやそばかす、肝斑の改善に効果があります。
美白のためには欠かせない美容成分だと言えるでしょう。

コラーゲンの生成を助ける

コラーゲンは肌のハリを支える土台となるものです。ハイチオールの主成分であるL-システインには、コラーゲンの生成を促す働きがあります。そのため、ハイチオールの服用を続けることで肌のハリをアップさせることができるでしょう。

毛穴詰まり・ニキビの改善

ハイチオールの主成分であるL-システインは、皮膚のターンオーバーを正常化する働きがあります。古くなった角質が皮膚にとどまらず剥がれ落ちるようにすることで、角質が毛穴に詰まるのを防ぐことも可能です。ニキビは毛穴が詰まることでできるため、ニキビの改善にもつながります。

食品から十分な量のL-システインを摂取するのは難しいため、L-システインを摂取したい場合はハイチオールのような医薬品を使う方法が確実です。

ハイチオールの一般的な効能効果

疲れやだるさの改善

ハイチオールに含まれるL-システインには、エネルギー代謝を促進する働きがあります。これにより、エネルギーの産生が活発になるため、疲れやだるさを改善することが可能です。

二日酔いの改善

ハイチオールに含まれるL‐システインには、肝臓での解毒作用があります。具体的には体内でアルコールを分解する酵素であるアルコール脱水素酵素、アセトアルデヒド脱水素酵素を活性化するため、二日酔いの改善として用いられます。

ハイチオールの保険適応

ハイチオールは美容効果を目的として使われることもありますが、次のような疾患に保険適応がされています。

湿疹や蕁麻疹などの改善

ハイチオールの主成分であるL-システインには、皮膚代謝を正常化したり解毒作用があったりするため、湿疹や蕁麻疹などにも効果的です。ニキビの治療に用いられることもあります。

放射線障害による白血球減少症の改善

放射線障害とは、電離放射線に被爆することで組織が損傷した状態です。電離放射線を大量に浴びると、血球の産生量が減ってしまいます。そのため、血球の一つである白血球にも影響が及び、白血球減少症になってしまうのです。ハイチオールは放射線の影響で減った白血球の数を元に戻す効果があります。

医薬品のハイチオールと市販のハイチオールCプラス2の違いは?

ハイチオールといえば、市販されている「ハイチオールCプラス2」の名前を聞くことがよくあるかと思います。どちらも美容に良い成分を含む薬ですが、何か違いはあるのでしょうか。

ハイチオールはL-システインのみを含む錠剤

医療機関で処方されるハイチオールは、L-システインのみを主成分として含む薬です。ハイチオール錠40には1錠あたり40mg、ハイチオール錠80には1錠あたり80mgのL-システインが含まれています。

L-システインとして1回80mgを1日2~3回服用するため、一日に160~240mgのL-システインを摂取することが可能です。

シミやそばかす、肝斑の改善を目的として使用されることもありますが、湿疹やニキビ、疲労改善などにも効果を発揮します。処方してもらわないと手に入らないため、市販で購入することはできません。

ハイチオールCプラス2は複数の成分が配合された錠剤

エスエス製薬から販売されているハイチオールCプラス2は、L-システインのほかにアスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウムも配合されています。アスコルビン酸はメラニンの生成を抑制する成分、パントテン酸カルシウムは新陳代謝を正常化する成分です。

一日あたり240mgのL-システインを摂取できます。ハイチオールとの大きな違いは、L-システイン以外の成分も含まれていることです。また、湿疹や蕁麻疹、放射線障害による白血球減少症などへの効能効果は認められていません。

ハイチオールの服用方法

ハイチオールの錠剤には、ハイチオール錠40とハイチオール錠80の2種類があります。それぞれ、次の用法用量で用いられることが一般的です。ハイチオール錠40の場合は1回2錠、ハイチオール錠80の場合は1回1錠を一日に2~3回服用してください。

ハイチオールで報告されている副作用

ハイチオールを服用した2,122例中14例(0.66%)で次のような副作用が報告されています。

  • 悪心(10件:0.47%)
  • 下痢(2件:0.09%)
  • 口渇(0.1%未満)
  • 軽度の腹痛(0.1%未満)

副作用が出る頻度はほかの医薬品と比べるとかなり少ないほうだと言えるでしょう。

ハイチオールを服用するときの注意点

ハイチオールは副作用の頻度がとても低く、使いやすい薬です。しかし、自己判断で服用量は行わないようにしてください。効果を増強させようと多量に服用すると、思わぬ副作用が出る恐れがあります。

ハイチオールに関するQ&A

ハイチオールに関してよく聞かれる質問にお答えします。

美容に良いサプリメントとハイチオールは何が違うのですか?

サプリメントはあくまでもある成分を補うだけのもので、医薬品のハイチオールのように治療効果はありません。

また、摂取した成分が体内できちんと使われるかどうかも不明なため、ハイチオールと比べると効果が劣ると言えます。しっかり効果を実感したいのなら、サプリメントではなく医薬品のハイチオールを選びましょう。

ハイチオールは安全な薬ですか?

ハイチオールを服用した2,122例中で副作用が見られたのは14例(0.66%)でした。このことから、副作用が起こりづらい薬だと言えます。安全性は比較的高いほうでしょう。

ハイチオールの購入方法を教えてください

ハイチオールは医療用医薬品のため、医療機関で処方してもらう必要があります。市販では購入できません。

ハイチオールで眠気が出ることはありますか?

ハイチオールで眠気が出るという報告はされていません。

ハイチオールの処方なら「マイピル」にお任せ!

マイピルは、ピルの処方から美肌対策まで行っているオンライン診療を専門としたクリニックです。話題のハイチオールをはじめ、美容に良いビタミンなどを含んだ医薬品の処方を行っています。

産婦人科医と皮膚科医が考えた美容セットをお届け

マイピルでは、産婦人科医と皮膚科医が考えた処方プランを提供しています。ホルモンバランスを整える低用量ピルと、メディカルスキンケアを併用することで、より高いスキンケア効果を実感することが可能です。

ハイチオールをはじめ、美容効果の高いユベラやタチオンなどを合わせた「シミ・肝斑予防・ケアセット」をご用意していますので、ぜひご相談ください。

オンラインだけで診察が完了するので気軽に受診できる

マイピルは、オンライン診療に特化したクリニックです。外に出ることなく自宅にいながら診察から薬の処方まで完了します。そのため、忙しい方や遠方にお住まいの方でも気軽に利用できるのが大きなメリットです。予約は3分で完了しますので、手間もかかりません。

まとめ

ハイチオールは、L-システインを主成分として含む薬です。
皮膚のターンオーバーを促進したりメラニン色素の生成を抑制したりする効果があるため、美白ケアに効果的で、シミ・そばかす・肝斑の改善効果があります。
また毛穴詰まりやニキビにも効果的です。

マイピルではハイチオールやユベラ、タチオンをセットにしたメディカルスキンケアをご用意しています。肌に悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

監修者
皮膚科専門医森 愛里

いかがでしたでしょうか?マイピルでは医師が、どんな小さな疑問や不安でも、直接お電話でお答えいたします。

処方をお考えの方へ

マイピルのオンライン診療では、
自宅や外出先でも医師からの診療を受けられます。
クリニックに行く時間が無い方も、是非活用してみましょう。

マイピルは必ず、医師が診療と処方を担当しますので、
安心してご相談いただけます。
是非、オンライン診療をご予約ください。

今すぐアプリで診療予約

アプリ限定のオトク情報も!

AppStoreからダウンロード
GooglePlayで手に入れよう

診療の空き状況が確認出来る
カレンダーはこちら

診療予約カレンダー

よくある質問・お問い合わせ窓口

よく頂くお問い合わせ内容をQ&Aでお答えしております。
Q&Aをよくご確認頂き、
不明点など御座いましたら
お問い合わせフォームより御連絡ください。