ユベラの美容効果とは?シミへの作用や副作用・飲み方

監修者:産婦人科医 原野 尚美

最終更新日

ユベラの美容効果とは?シミへの作用や副作用・飲み方

「ユベラって、美容にどういいの?」

「副作用や、効果的な飲み方を知りたい」

美容クリニックや皮膚科のSNSなどでよく目にする「ユベラ(一般名:トコフェロール酢酸エステル)」。名前は聞いたことがあっても、具体的に肌にどんな良いことがあるのか、詳しく知りたいという方も多いのではないでしょうか。

ユベラは、血行を促進する作用を持つことから、美容皮膚科などの自由診療において、シミやくすみ、そして女性に多い「冷え」のお悩みにアプローチする目的で処方されることがあります。

この記事では、ユベラの働きや他の美容内服薬との違いについて、医師監修のもと解説します。正しい知識を身につけて、医師と相談しながらご自身に合ったスキンケアを見つけましょう。

※本記事で紹介するユベラの「美容目的」での使用は、公的医療保険が適用されない自由診療(適応外使用)となります。医薬品の使用にはリスクを伴う場合があるため、必ず医師の診察と指導のもとで服用してください。

ユベラとは?ビタミンEを主成分とする医療用医薬品

ユベラとは?

 

ユベラは、「トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)」を主成分とする医療用医薬品です。

本来は、体内のビタミンE不足を補ったり、しもやけや手足の冷えといった「巡りの悪さ」を改善したりするために国から承認されているお薬です。

一方で、ビタミンEが持つ「体をサビつきから守る力(抗酸化作用)」や「血行促進作用」に着目し、美容皮膚科ではシミや肝斑(かんぱん)、肌荒れのケアを目的として処方されるケースが増えています。

ビタミンEは別名「若返りのビタミン」とも呼ばれ、市販のサプリメントも多く販売されていますが、医療用医薬品であるユベラは、治療に必要とされる有効成分量がしっかりと担保されている点が特徴です。

目次

ユベラが美容目的で処方される理由と働き

ユベラを飲むことで、お肌にはどんなメリットがあるのでしょうか?

美容目的で期待されている主な働きについて、3つのポイントで解説します。

「サビつき」を防いで肌を守る(抗酸化作用)

呼吸で取り込んだ酸素の一部は「活性酸素」に変わり、細胞を酸化(サビ)させてしまうことがあります。これが、シミやシワ、たるみといったエイジングサインの一因になると考えられています。

ユベラの主成分であるビタミンEには、この活性酸素を取り除く「抗酸化作用」があります。紫外線やストレスで増えてしまうダメージから肌を守り、健やかな状態を保つための心強い味方となってくれます。

肌のリズムを整え、メラニンの排出を助ける

美肌づくりに欠かせないのが、肌の生まれ変わりである「ターンオーバー」。通常は約28日のサイクルで新しい肌に生まれ変わりますが、年齢や冷え、ストレスなどで血行が悪くなると、このサイクルが乱れがちです。

ターンオーバーが滞ると、本来剥がれ落ちるはずの古い角質やシミの元(メラニン色素)が肌に居座ってしまい、「シミ」や「くすみ」として定着しやすくなります。

ユベラは毛細血管を広げて血流を促し、肌の隅々まで栄養を届けることで、ターンオーバーのリズムを整えます。これにより、肌の奥にあるメラニン色素のスムーズな排出を助ける働きが期待されています。

血行促進で「くすみ」や「クマ」にアプローチ

「夕方になると顔色がどんよりする」「目の下のクマが消えない…」

そんなお悩みは、血行不良が関係しているかもしれません。

ユベラの持つ血行促進作用は、顔全体の巡りを良くし、パッと明るい肌印象へ導くサポートをしてくれます。また、女性にとって大敵である「冷え」や「肩こり」の緩和につながることも、嬉しいポイントです。

シナールやトラネキサム酸との「あわせ飲み」について

美容皮膚科などの自由診療では、より多角的にケアするために、ユベラを他の美容内服薬と組み合わせて処方することが一般的です。

シナール(ビタミンC)との組み合わせ

シナールの主成分である「ビタミンC」と、ユベラの「ビタミンE」は、お互いの働きを助け合うベストパートナー。

ビタミンCの「メラニンを作らせない働き」と、ビタミンEの「抗酸化作用」を同時に取り入れることで、紫外線対策やシミ・そばかすケアなど、より効率的なアプローチが期待できます。

トラネキサム酸との併用

肝斑(かんぱん)の治療によく使われる「トラネキサム酸」。ここに、ターンオーバーを促す「ユベラ」と、ビタミンCの「シナール」を加えたセット処方は、身体の内側からトータルケアを目指すプランとして、多くのクリニックで採用されています。

ユベラの種類と違い【錠剤・カプセル・軟膏】

ユベラの種類と違い

「ユベラ」と名のつくお薬にはいくつか種類があります。美容目的で処方されるのは主に「ユベラ錠」ですが、それぞれの特徴を整理しました。

  • ユベラ錠 50mg
    • 白い錠剤。トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)配合。美容内服薬として処方される場合、基本的にこのタイプが選ばれます。
  • ユベラN(カプセル)
    • トコフェロールニコチン酸エステル配合のカプセル剤。より強い血管拡張作用があり、主に高血圧や高脂血症に伴う症状の改善に使われます。
  • ユベラ軟膏
    • ビタミンEとビタミンAを配合した塗り薬。保湿と血行促進効果があり、しもやけや、硬くなった皮膚の治療(保険適応)に使われます。

医師があなたの症状や体質に合わせて、適切な種類を選んでくれます。

ユベラの効果的な飲み方と期間

せっかくのお薬、きちんと効果を得るために大切なポイントをお伝えします。

いつ飲むのが良い?

ユベラの主成分(ビタミンE)は「脂溶性」、つまり油に溶けやすい性質を持っています。そのため、食事に含まれる脂質と一緒に摂ることで吸収率がアップすると言われています。

一般的には「食後」の服用が推奨されます。医師の指示に従い、朝・昼・晩などの食後に分けて飲むことで、体内のビタミンE濃度を安定させることができます。

どのくらい続ければいい?

肌のターンオーバーは通常約1ヶ月ですが、年齢や環境によってその周期はゆっくりになります。肌質の変化を感じるまでには、ターンオーバーが数回行われる期間、つまり3ヶ月程度じっくり続けるのが一つの目安です。

即効性を求めるよりも、コツコツ続けることで内側からコンディションを整えていく、そんなイメージのお薬です。

副作用と使用上の注意点

お薬である以上、副作用のリスクはゼロではありません。安心して使うために、以下の点を知っておきましょう。

主な副作用について

ユベラ錠のデータによると、副作用の頻度は0.89%(3,586例中32例)と比較的少ないとされています。

主な症状としては、便秘や胃の不快感などの消化器症状、または発疹などの過敏症が報告されています。

もし体に合わないなと感じたら服用を中止し、すぐに医師へ相談してください。また、体に良いからといって自己判断でたくさん飲むのはNGです。必ず指示された量を守りましょう。

妊娠中・授乳中の服用について

ビタミンEは、赤ちゃんの成長やママの健康維持に必要な栄養素の一つ。適切な量であれば、妊娠中や授乳中に飲んでも基本的には問題ないとされています。

ただし、デリケートな時期ですので、自己判断せず、必ず医師に「妊娠中・授乳中です」と伝えた上で処方を受けてくださいね。

ユベラに関するよくある質問(FAQ)

市販のサプリメントと処方薬のユベラ、何が違うの?

大きな違いは「目的」と「品質基準」です。市販のサプリメントはあくまで「食品」として健康維持を目的としています。一方、処方薬であるユベラは「医療用医薬品」として、病気の治療や予防のために品質・有効性・安全性が確認され、国に承認されています。

ユベラを飲むと白髪が減るって本当?

ユベラで頭皮の血流が良くなり、毛根に栄養が届きやすくなることで、健康な髪が育つ環境が整う可能性はあります。ただ、直接的に「白髪が黒くなる」という医学的な根拠までは確立されていません。

ニキビ跡のケアにも使えますか?

ニキビ跡の色素沈着(シミ)に対して、肌の生まれ変わりを促す目的で処方されることがあります。代謝を高めて、色の排出をサポートするイメージです。ただし、今まさに炎症を起こしているニキビそのものを治すお薬ではありません。

ユベラは楽天やAmazonで買えますか?

いいえ、購入できません。医療用医薬品である「ユベラ錠」は、医師の処方箋が必要です。一般的な通販サイトでは取り扱えないため、美容皮膚科を受診するか、医師によるオンライン診療を利用して処方してもらう必要があります。

医薬品の適応外使用(美容目的)に関する詳細情報

美容目的での使用に関するご注意

本記事で紹介した「ユベラ(トコフェロール酢酸エステル)」を美容目的で使用することは、国内で承認された効能・効果の範囲外(適応外使用)です。以下の点にご留意ください。

  • 未承認医薬品等であることの明示
    ユベラは国内で承認された医薬品ですが、美容目的での使用については承認されていません。万が一、重大な副作用が起きた場合、公的な「医薬品副作用被害救済制度」の対象外となる可能性があります。
  • 入手経路等
    当サービスで処方されるユベラは、国内の医薬品卸業者より入手した国内承認薬です。
  • 国内の承認医薬品等の有無
    ビタミンEを配合した一般用医薬品(市販薬)やサプリメントは多数流通しています。
  • 諸外国における安全性等
    ビタミンE製剤は諸外国でも医薬品やサプリメントとして広く使用されていますが、美容目的での安全性や有効性に関する確立された国際的な医学的評価は限定的です。

ユベラの処方ならオンライン診療が便利

「皮膚科に行きたいけど、待ち時間が長いのはちょっと…」

「定期的にお薬をもらいに行くのが大変」

そんな忙しい女性には、オンライン診療がおすすめです。

マイピルオンラインなら、スマホひとつで医師の診察を受けることができ、あなたの症状や目的に合わせたお薬が処方されます。

ユベラ単体はもちろん、シナールやトラネキサム酸などと組み合わせた処方プランについても相談可能です。お薬はポストに届くので、忙しい毎日の中でも無理なくスキンケアを続けられます。

まずは一度、医師へお気軽にご相談ください。

まとめ

ユベラは、ビタミンEの力で「抗酸化」や「血行促進」を助けてくれるお薬です。

美容医療の分野では、肌のターンオーバーを整えるサポーターとして、シミやくすみのケア、そして冷え対策などを目的に愛用されています。

副作用の心配も比較的少なく、続けやすいお薬ですが、美肌は一日にしてならず。効果を実感するまでには、あせらずじっくり継続することが大切です。

医師と相談しながら、あなたの肌悩みに合った「内側からのケア」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

参考文献

  1. エーザイ株式会社. "ユベラ錠50mg 添付文書".
  2. KEGG MEDICUS. "医療用医薬品 : ユベラ (ユベラ錠50mg)".
  3. 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA). "ユベラ錠50mg 医薬品ガイド".
  4. 一般社団法人 日本皮膚科学会. "皮膚科Q&A しみ".
  5. 医療法人社団 順正会 横浜鶴ヶ峰病院. "ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)について"
産婦人科専門医 原野尚美

監修者
産婦人科専門医原野 尚美

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