子宮内膜症とはどのような病気?症状や原因を解説

監修者:産婦人科医 原野尚美 


最終更新日

子宮内膜症とはどのような病気?症状や原因を解説

子宮内膜症は、月経がある女性なら誰にでも発症しうる病気です。生殖年齢にある女性の約10%が子宮内膜症を発症していると言われています。決して珍しい病気ではないのです。

しかし、なかには「子宮内膜症ってどのような病気?」「なぜ子宮内膜症になるの?」と疑問に思っている方もいるでしょう。

そこで今回は、子宮内膜症の症状や原因などについて詳しく解説します。

目次

  • 1.子宮内膜症とは?
  • 2.子宮内膜症ができやすい部位
  • 3.子宮内膜症になる原因
  • 4.子宮内膜症は遺伝するの?
  • 5.子宮内膜症で見られる症状
  • 6.まとめ

子宮内膜症とは?

子宮内膜症とは、子宮内膜やそれに似ている組織が子宮の内側以外に発生してしまう病気のことです。これにより卵巣や卵管が癒着を起こしたり、卵巣内にチョコレート嚢胞ができたりします。

子宮内膜症を発生する年齢のピークは30~34歳です。低用量ピルの内服や黄体ホルモン剤の内服により、月経の回数を少なくしたりなくしたりすることで子宮内膜症の症状を抑えられますが、完治させることは難しいと言われています。

子宮内膜症ができやすい部位

子宮内膜症ができやすい部位は、以下のとおりです。

  • 卵巣
  • ダグラス窩
  • 仙骨子宮靭帯
  • 卵管
  • 膀胱子宮窩

まれにではありますが、直腸やS字結腸、虫垂や股関節、肺などで発症することもあります。

子宮内膜症の発生しやすい場所

子宮内膜症になる原因

子宮内膜症は、子宮内膜が子宮の内側以外にできることで発症するものです。では、なぜ子宮内膜が本来あるべきはずのところ以外にできてしまうのでしょうか。

実は、子宮内膜症が起こる原因はまだはっきりとわかっていません。しかし、いくつか「これが理由じゃないか」という説が考えられています。

月経逆流説

月経血は膣を通じて排出されますが、一部は逆流してしまうことがわかっています。この逆流した月経血が原因で子宮内膜症を発症するのではという考えが月経逆流説です。

月経血の中に含まれている子宮内膜の組織が子宮の内側以外に付着することで、子宮内膜症になると考えられています。

しかし、月経血の逆流は珍しいものではなく、80~90%の女性で起こるものです。月経が逆流するからといって、必ずしも子宮内膜症になるわけではありません。

体腔上皮化生説

腹膜や卵巣などの細胞が子宮内膜に似ている組織に変化するというのが体腔上皮化生説です。組織を変化させるための刺激物質が子宮内膜に含まれており、月経血の逆流にともなって組織の変化が起きているのではとも考えられています。

子宮内膜症は遺伝するの?

子宮内膜症は基本的に遺伝しないと言われています。ただし、病気そのものは遺伝しないものの、子宮内膜症になりやすい体質は遺伝する恐れがあるので注意しましょう。

ゲノム解析によって、子宮内膜症を引き起こす遺伝子変異が明らかになっています。子宮内膜症の方では、がん関連遺伝子の一つであるKRAS遺伝子が変異したものが子宮内膜に多く存在しているのです。

子宮内膜症で見られる症状

子宮内膜症で見られるおもな症状は、痛みと不妊です。

痛み

薬を飲んでも引かなかったり、毎月寝込んだりするほど痛みが強い月経痛が良く見られます。痛みは子宮内膜症の患者さんのうち約90%で見られる症状です。

月経に関連する痛みのほかに、腰痛や下腹部痛、排便痛や性交痛などが見られることもあります。痛みが原因で異常に気が付き、医療機関を受診して子宮内膜症が発覚するケースが少なくありません。

不妊

子宮内膜症がある方の約30%は不妊を抱えています。ただし、なぜ子宮内膜症が不妊を引き起こすのかについては明確になっていません。子宮内膜症が進行すると卵巣機能や卵母細胞、胚の質が低下し、さらに卵子の着床がうまくいかなくなることが原因ではと考えられています。

まとめ

子宮内膜症とは、子宮内膜が子宮の内側以外の場所で発生する病気のことです。これにより強い月経痛を引き起こしたり、腰痛や性交痛を招いたりすることがあります。

子宮内膜症の原因ははっきりとはわかっていませんが、月経血の逆流や組織の変化などが関係しているのではと考えられています。子宮内膜症は放っておいても治ることはなく、むしろ悪化することが多いため、気になる症状があるときは早めに医療機関で相談しましょう。

治療法として低用量ピルの内服やディナゲスト(黄体ホルモン製剤)を使うことが多いです。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美

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