ニキビはどうしてできる？種類ごとの原因となりやすい人の特徴とは

ふと鏡を見ると目立つ、ニキビ。触ると痛みを感じ、嫌な気分になる方も多いでしょう。ニキビはセルフケアや皮膚科、美容皮膚科の治療で対応できますが、まずはニキビの種類や原因を知る必要があります。

今回の記事では、種類ごとのニキビの原因とニキビに悩まされやすい方の特徴について解説します。

ニキビとは

ニキビとは、皮脂が過剰分泌されたり、毛穴の角質が厚くなったりすることにより、毛穴が詰まり、皮脂がたまってアクネ菌等が増殖することによって引き起こされる皮膚の疾患です。
思春期から青年期に起こりやすいものとして知られ、『思春期ニキビ』『大人ニキビ』と分類されることもあります。思春期ニキビは『ニキビ』、大人ニキビは『吹き出物』として捉えられることもあります。

ニキビの原因

①ホルモンの働きにより脂腺が肥大する
男性ホルモンや黄体ホルモンなどの影響で脂腺が肥大します。生理前にニキビが悪化しやすい方も多いとは思いますが、それは生理前になると黄体ホルモンが作用するためです。

➁毛穴の狭いところ（毛包漏斗部）の角化が進み毛穴が詰まる
私たちの肌にはターンオーバーがあり、平均的に28日～45日周期（20代で28日、30-40代で45日程度です）で新しい皮膚細胞に生まれ変わるというサイクルがあります。ターンオーバーが正しく行われないと、毛穴の角質が厚くなる、毛包漏斗部が狭くなるなどの問題が生じます。

➂毛包内に菌が繁殖する
毛穴に皮脂が詰まり、アクネ菌等の菌が増殖する。

④炎症や発疹が引き起こされ、ニキビができる。
毛包内の脂肪（トリグリセリド）が分解され遊離脂肪酸となり、毛包の壁を破壊し炎症が起こります。

ニキビの種類

ニキビには、『白ニキビ』『黒ニキビ』『赤ニキビ』『黄ニキビ』の4種類があり、種類によって進行度が変わります。

白ニキビ

初期段階のニキビです。皮脂が毛穴に詰まり、肌の表面は閉じられており、色は白に近いです。

黒ニキビ

白ニキビの次の段階とも言えます。毛穴が開いて皮脂が酸化するため、色が黒く変わります。

赤ニキビ

黒ニキビの状態が悪化すると、毛穴に残された皮脂に細菌や雑菌が増え、ニキビの周辺が赤く変色して盛り上がります。炎症が起こることも赤ニキビの特徴です。

黄ニキビ

赤ニキビの炎症が進み、化膿した状態です。膿が目立ち始めることから、黄色く見えます。ニキビの最終形態とも言えます。

ニキビになりやすい方の特徴とは？

ストレスやホルモンバランスなどを原因とし、一時的にニキビに悩む方も少なくありませんが、よくニキビが出る方は生活習慣を見直してみるのも一つの手かもしれません。

特に、

• 睡眠不足
• 食生活の乱れ
• 不適切なスキンケア

に注意しましょう。

睡眠時間が足りていないと、肌が疲労から回復する時間が失われ、ターンオーバーにまで支障がでてしまいます。また、スナック菓子やジャンクフードなど、脂質の高い食べ物を多くとると、毛穴の皮脂分泌が過剰に促され、毛穴詰まりが起こりやすくなります。強すぎる洗顔や不適切なメイク落としなどが原因でニキビが出るケースも珍しくありません。

ニキビのお悩みはマイピルで相談してみましょう

マイピルは、ニキビでお悩みの方への診察も行っています。ニキビに効果が高い薬の処方に加え、オンライン診療にも対応しておりますので、気軽にお悩みをご相談できます。ニキビの原因は月経に伴うホルモンバランスの乱れから来ることも考慮し、婦人科系の症状についてのご相談も可能です。
また低用量ピルを服用することで、ホルモンバランスが整えられ、ニキビが緩和することがあります。低用量ピルとニキビ治療薬の同時処方も検討してみてはいかがでしょうか。

ニキビが多くて悩んでいる方は、ぜひマイピルを活用してみましょう。