私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
避妊、生理痛やPMSの軽減、生理周期の調整などのために飲む低用量ピル。一方、吐き気をはじめとする副作用を不安視する女性の方も多いです。低用量ピルは女性ホルモンを人為的に補うものであるため、最初は多少の副作用が出ることもありますが、食生活によって副作用のリスクが高くなってしまうこともあります。
今回の記事では、低用量ピルを飲むときに注意すべき食べ合わせと飲み合わせについて解説します。
柑橘類
柑橘類は、低用量ピルとの食べ合わせで避けるべき食べ物です。これは、グレープフルーツに含まれている『フラノクマリン類』との関係性が原因となっています。
フラノクマリン類には、低用量ピルの成分を分解する働きを弱めてしまいます。これにより、低用量ピルの働きも強くし、結果として副作用のリスクが高まります。
食べ合わせ・飲み合わせを避けるべき柑橘類
とは言え、すべての柑橘類において低用量ピルと食べ合わせまたは飲み合わせができなくなるわけではありません。グレープフルーツ、夏ミカン、金柑、ぶんたん、いよかん、はっさくなどは避けるべきですが、レモンや温州みかん、かぼすなどは低用量ピルと一緒に摂取しても問題ありません。
しかし、グレープフルーツのような柑橘類は特に注意が必要であるため、例えジュースであっても食べ合わせ・飲み合わせを避けましょう。
ビタミンC、セント・ジョーンズ・ワートのサプリメント
「ビタミンCはピルの副作用(血栓症等)を強くする」という事が噂されておりますが、
ビタミンCと低用量ピルの飲み合わせが悪いということはガイドラインに記載がありません。
市販のマルチビタミンなどのサプリメントであれば全く問題なく併用可能です。
また、セント・ジョーンズ・ワート(西洋オトギリソウ)のサプリメントは、低用量ピルの効能を弱めると考えられています。効能が弱くなっては低用量ピルを飲む意味がなくなってしまうため、避けるようにしましょう。
アルコール、炭酸飲料、カフェイン飲料
お酒に含まれるアルコールは、低用量ピルと同じように肝臓で分解されます。飲酒自体は問題ありませんが、同時に飲むと低用量ピルの分解を妨げてしまうことから、時間差をつけての飲酒をおすすめします。
炭酸飲料とカフェイン飲料との飲み合わせも、低用量ピルの分解と体内への吸収を妨げる原因です。同時に飲む、または炭酸飲料やカフェイン飲料で低用量ピルを飲むことはやめましょう。
正しい知識で低用量ピルを服用しましょう
避妊や健康のために低用量ピルを飲み始めても、食べ合わせ・飲み合わせで副作用や効能の低下を引き起こしてしまって、もったいない結果になってしまいます。だからこそ、避けるべき食べ物や飲み物について知っておきましょう。
最近では、医療機関に直接受診せずに医師による診療を受けられるオンライン診療が普及してきております。問診票の記入や電話だけで産婦人科医からの診察を受け、低用量ピルを処方してもらえます。食べ合わせや飲み合わせについての注意事項も確認できます。
「これから低用量ピルを飲みたいけれど、副作用はなるべく避けたい」「注意点を知りたい」という方は、ぜひマイピルを活用してみましょう。







