低用量ピルを飲み忘れた!避妊できなくなる?飲み始めるときに知るポイント

監修者:産婦人科医 原野尚美 


最終更新日

低用量ピルを飲み忘れた!避妊できなくなる?飲み始めるときに知るポイント

低用量ピルは、普段から避妊対策をするために必要なものです。基本的には毎日の服用が求められるため、飲み忘れによる避妊の成功率が気になる方も多いかもしれません。

今回の記事では、低用量ピルの飲み忘れによる影響と、飲み忘れてしまったときの対処法について解説します。

目次

  • 1.ピルの飲み方や期間によって、対応が変わる
  • 2.1日飲み忘れた
  • 3.2日以上飲み忘れた
  • 4.3日以上飲み忘れた
  • 5.飲み忘れに不安があるなら、医療機関に相談しましょう

ピルの飲み方や期間によって、対応が変わる

低用量ピルはアフターピルと異なり、女性ホルモンが少なめに含まれているため、毎日の服用が望ましいとされています。しかし、ピルをこれから飲み始める場合には、うっかり忘れてしまうこともあるでしょう。

一般的に、低用量ピルは7日間の服用で女性ホルモンが整い、避妊の成功率が上がるとされています。そのため1日程度の飲み忘れがあっても、避妊の成功率に大きく影響が出ることはありませんが、状況によって対応が異なることがあります。

  • 低用量ピルを1日飲み忘れた
  • 低用量ピルを2日以上飲み忘れた
  • 低用量ピルを3日以上飲み忘れた

まずは、以上の3ケースについてご説明します。

1日飲み忘れた

1日飲み忘れた場合は、「次の日の服用前に気づいたか」「次の日の服用時に気づいたか」によって対応が異なります。

服用前に気づいた場合には、すぐに服用し、後でその日の分も飲みましょう。つまり、1日に2回ピルを服用するという計算になります。

服用時に気づいた場合には、その日に前日分のピルと合わせて飲みましょう。こちらにおいては、飲み忘れに気づいた時点で1錠服用するという計算になります。

1日の飲み忘れに対して緊急避妊薬(アフターピル)の服用は通常必要ないとされていますが、
シートの最初、もしくは最後の錠剤を飲み忘れた場合には、
休薬期間が延びるため、排卵の可能性が増えてしまいます。
この場合、緊急避妊薬(アフターピル)の服用を検討してもよいとされていますので、
休薬期間中に心配な性行為をしたのなら、緊急避妊薬(アフターピル)の服用も考えましょう。
低用量ピル28錠タイプの場合、22~28錠目が休薬期間(偽薬を服用)となります。

2日以上飲み忘れた

2日以上飲み忘れると、避妊の成功率に影響が出るリスクが高くなります。飲み忘れに気づいたら、なるべくすぐに2錠分を飲みましょう。

また、飲み忘れたタイミングにより対応が変わります。

  • 第1週に2錠以上飲み忘れた場合

休薬期間または第1週に心配な性交渉を行った場合は緊急避妊薬(アフターピル)を検討しましょう。

  • 第2週に2錠以上飲み忘れた場合

直前7日間に連続して正しく服用した場合には緊急避妊薬(アフターピル)は必要ありません

  • 第3週に2錠以上飲み忘れた場合

休薬期間を設けず(28錠タイプの場合、22~28錠を破棄する)、
現在のシートの実薬(28錠タイプの場合、21錠目)が終了したらすぐ次のシートを飲み始める

3日以上飲み忘れた

3日以上飲み忘れると、生理が来てしまいます。生理が来ると低用量ピルの効果による避妊は難しくなり、他の方法が必要になります。

服用してから1週間または3週間で飲み忘れ、心配な性行為があった場合には、緊急避妊薬(アフターピル)を服用しましょう。2週間の場合には、その前に7日間飲み続けられていれば特に緊急避妊薬(アフターピル)は必要ありません。

3日以上飲み忘れたら、一旦低用量ピルの服用を中止します。生理が終わったら、次のシートから服用を再開しましょう。

飲み忘れに不安があるなら、医療機関に相談しましょう

以上、低用量ピルの飲み忘れについてご説明しましたが、時期やタイミングでややこしく感じられることもあるかと思われます。そのようなときは婦人科を受診し、医師の判断で適切な対応ができるようにしましょう。

低用量ピルは基本的に医療機関で処方されますが、直接受診せずにオンライン診療で受け取ることもできます。マイピルでもオンライン診療を受けられる環境が整っていますので、ぜひ活用してください。

マイピルでは産婦人科医が全て診察し、低用量ピルを始めやすく、また続けやすいオンライン診療サービスとなっております。

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監修者
産婦人科専門医原野 尚美

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