私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
「生理のときとは違うけれど、生理のような出血がある」「お腹も痛いけれど、生理という感じでもない」、そんな違和感を覚えたことはありませんか?このような出血の原因は生理でなく、『着床出血』である可能性が高いです。
今回の記事では、着床出血と生理時の出血との見分け方について解説します。
着床出血とは?
まず着床出血とは、受精卵(胚)が子宮内膜に着床したことを意味する出血です。
受精卵(胚)が着床するとき、身体の造り上、子宮内膜が何らかの影響を受けます。この時、受精卵が子宮内膜に根を張るように入り込んでいくため、出血が起こります。これによって、妊娠成立のサインがわかるとも考えられています。
着床出血の期間
着床出血は、一般的には妊娠(受精)してから2週目で起こります。出血も腹痛の出方も生理と似ており、タイミングが重なることも多いため、生理と間違えられるケースも珍しくありません。
しかし、妊娠成立による着床出血は全体の女性の25%程度と言われており、数としては少ないほうです。そして妊娠したからと言って必ずしも着床出血が起こるわけでないため、「着床出血がなかったから、妊娠に失敗した」とも言い切れないことがあります。
着床出血と生理との違い
着床出血と生理中の出血を見分けるには、
- 色
- 出血の期間と量
- ほかの症状
から確認できます。
色
着床出血の色には個人差があるものの、茶色やピンク色に近い赤色、赤色などが多いとされています。一方、生理時は赤色から暗い赤色であるケースが多いです。
色だけを見ると判別しにくいかもしれませんが、出血の状態では着床出血と生理時で大きく異なる点があります。生理では時々血の塊が出るのに対し、着床出血ではそれが起こりません。色による違いが見えない場合は、出血の状態を確認すると良いでしょう。
出血の期間と量
着床出血の期間は1日から3日程度で、対して生理は3日から一週間です。着床出血は生理の出血よりも短い期間で終わり、また量も少なくなります。生理のときのように、「期間中ずっとナプキンが必要になる」ということは起こりません。
ほかの症状
着床出血でも腹痛が起こりますが、生理中よりも重く出ないケースが多いです。重苦しい痛みではなく、チクチクとした痛みを感じます。吐き気や頭痛、だるさなどの症状も出ますが、生理中より苦しくはなりません。
着床出血があったら、なるべくすぐに医師に相談しましょう
着床出血は生理の出血と似ているケースが少なくないため、混同してしまうことがあります。しかし、その間に妊娠に気づけないと、これから続く妊娠期間への準備がしにくくなってしまいます。
「生理っぽいけれど、いつもと違う」と思ったときは、まずお近くの薬局等で売っている「妊娠検査薬」を試してみましょう。検査結果が陽性だった場合、できるだけ早めに婦人科を受診しましょう。







