生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
何故私だけ痛いの!?生理痛が重くなる方と軽い方の違いとは
監修者:産婦人科専門医 原野尚美
最終更新日

初潮から閉経まで、月に1回訪れる生理。症状の出方には個人差があり、日常生活に支障が出るほど痛みを重く感じる方や、そうでもない方もいらっしゃいます。そのような違いから、「生理痛くらいで大げさに騒ぎすぎ」「みんな我慢しているから」と心ない言葉をかけられ、精神的に辛い思いをしている女性の方が少なくありません。
そこで今回は、生理痛の症状の出方に個人差がある理由を解説します。
目次
- 1.生理痛の重さと軽さの違い
- 2.痛みに個人差がある原因
- 3.痛みに不安を覚えたら、医療機関を受診しましょう
生理痛の重さと軽さの違い
最初に、生理痛が重い場合、そして軽い場合にどのようなことが起こるか、それぞれの状態をお伝えします。
生理痛が重い場合では、当事者である女性によると、
- 「座る姿勢さえ辛く感じる」
- 「痛みのせいで物事に集中できず、仕事や学校を休んでしまう」
- 「痛みだけでなく出血量も多く、貧血気味になる」
- 「痛み止めを飲んでも、あまり変化を感じられない」
などの状態が目立つようです。こうしてみると、その日の生活にさえ困るくらいの症状が出ていることがわかります。
一方、生理痛が軽い場合には、
- 「初日から2日くらいまでは痛みを感じるけれど、会社や学校を休むほどひどくはならない」
- 「時によってほとんど感じない月もある」
- 「少し憂鬱になったりイライラしたりもするけれど、公私ともに問題を感じない」
など、多少の痛みや深い症状はあるものの、いたって問題なく生理期間中を過ごせるようです。
痛みに個人差がある原因
ここまでの流れで理解しておきたいポイントは、生理痛を重く感じる方が大げさであるわけではなく、反対に軽く感じる方の理解が浅いわけでもない点です。生理痛の程度に個人差が出る理由には、女性一人ひとりの体質が深く関係しています。
痛み物質の量に個人差がある
生理中は生理前に厚くなった子宮内膜を体外に出すため、子宮が収縮します。このとき、痛みを発する物質『プロスタグランディン』が分泌されます。そして、このプロスタグランディンが下腹部や腰などに痛みをもたらす原因です。
プロスタグランディンの量には個人差があり、また痛みを感じる度合いも人によって異なります。このような原因をもとに、生理痛の重さや軽さが変わってくるのです。
体調やストレスによって痛みの程度が変わるケースもある
加えて、その月の体調やストレスによって痛みの程度が左右されることもあります。
体調不良が続いていたり、環境の変化や人間関係で強いストレスを感じたりしていると、生理時の痛みが強まります。これにより、「いつもはそれほど痛みを感じないのに、今月はひどい」と思うような痛みもあらわれるようになります。
だからこそ、生理をきっかけに体調を振り返るのはとても大切なポイントです。通常よりも痛みを強く感じたら、「毎日無理をしていなかったか?」「ストレスを抱えていなかったか?」と、最近の生活や体調を確かめてみましょう。
痛みに不安を覚えたら、医療機関を受診しましょう
生理の痛みが強い場合、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている可能性も考えられます。そのような場合には、休息や体調管理だけでなく、医療機関での検査と治療が必要です。
「体質だから」「休めば良くなるから」と楽観せず、早めに婦人科医に相談しましょう。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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