私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
日頃からどんなに気をつけていても、妊娠の確率が上がってしまうことがあります。望まぬ妊娠を避けるために役立つのが、アフターピルです。
しかし、アフターピルを初めて使う方にとっては、「副作用が怖い」「ちゃんと効果があるのか不安」など、気になることが多くあるのではないでしょうか。
そこで今回は、アフターピルの効果や服用するメリット・デメリットを詳しく解説します。アフターピルを購入する方法や中絶費用も紹介しているので参考にご覧ください。
アフターピル(緊急避妊薬)とは
アフターピルとは、妊娠を希望していないにもかかわらず妊娠の可能性がある性行為を行った後に緊急的に服用する薬のことです。具体的には、次のようなときに服用します。
- 普段から避妊を心がけていたものの、コンドームが外れたり破れたりしたとき
- 低用量ピルを飲み忘れたとき
- 性暴力の被害に合ったとき
アフターピルの種類と服用するタイミング
アフターピルには、「レボノルゲストレル(ノルレボ錠)」と「エラ」の2種類があります。
| レボノルゲストレル | エラ | |
|---|---|---|
| 主成分 | レボノルゲストレル | ウリプリスタール酢酸エステル |
| 服用するタイミング | 性行為を行ってから72時間以内 | 性行為を行ってから120時間以内 |
レボノルゲストレルは、性行為を行ってから72時間以内に服用しなければなりません。72時間を過ぎて服用すると妊娠阻止率が大きく下がるので注意しましょう。エラは性行為を行ってから120時間以内に服用すれば避妊効果を得られます。
アフターピルの服用が遅れると妊娠阻止率が低くなる
レボノルゲストレルの避妊効果は、性行為を行ってから服用するまでの時間によって変わります。
| 服用するタイミング | 避妊率 |
|---|---|
| 24時間以内 | 約95% |
| 72時間以内 | 約84% |
| 72時間以降 | 約63% |
通常、レボノルゲストレルは性行為を行ってから72時間以内に服用することが推奨されています。72時間を超えると避妊率が約63%まで低下するので、できるだけ速やかに服用することが大切です。
一方でエラは、72時間から120時間以内に服用すれば、レボノルゲストレルよりも優れた効果があるとされています。
1,696名の女性を対象に性交後72時間以内にレボノルゲストレルまたはエラを服用してもらう研究を行ったところ、レボノルゲストレルを服用したグループで妊娠したのは22件、エラでは15件でした。
アフターピルを服用するメリット
2017年の日本家族計画の調査によると、過去1年以内に緊急避妊を1回以上行った方の割合は2.0%でした。50人に1人が緊急避妊薬を使った経験があるということになります。
では、アフターピルを服用するメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
望まない妊娠を防げる
アフターピルの一番のメリットは、高い確率で望まない妊娠を防げることです。レボノルゲストレルは性行為を行ってから72時間以内、エラは120時間以内に服用することで、高い避妊効果を発揮します。
アフターピルの費用は平均で15,000円かかるとされていますが、人工妊娠中絶にかかる費用と体への負担を考えると、アフターピルを使ったほうが精神的にも身体的にも、また金銭的にも負担が少ないと考えられます。
錠剤を服用するだけで緊急避妊ができる
アフターピルは、錠剤を1錠服用するだけで避妊効果が得られます。何か特別な処置を行う必要はありません。人によっては副作用が出ることもありますが、いざというときに役立つでしょう。
アフターピルを服用するデメリット
アフターピルには高い妊娠阻止効果があります。望まない妊娠を避けるために有効な薬ですが、メリットだけでなくデメリットもあるので確認しておきましょう。
副作用が出ることがある
国内で行われた臨床試験では、レボノルゲストレルを服用した方65例のうち47例(72.3%)で副作用が見られました。主な副作用は次の通りです。
- 消退出血…30例(46.2%)
- 不正子宮出血…9例(13.8%)
- 頭痛…8例(12.3%)
- 悪心…6例(9.2%)
- 倦怠感…5例(7.7%)
- 傾眠…4例(6.2%)
消退出血は、子宮内膜が剥がれ落ちることで起こります。避妊に成功した目安となるものなので、大きな心配はいりません。
この他、浮動性めまいや下痢、腹痛、乳房圧痛などの副作用も報告されています。
妊娠阻止率が100%ではない
アフターピルの妊娠阻止率は100%ではありません。妊娠阻止率とは、排卵日付近の妊娠しやすい時期の性交渉で妊娠を防げる確率のことです。
レボノルゲストレルの場合、妊娠阻止率は85%となっています。
医療機関を受診しないと処方してもらえない
アフターピルを購入するためには、医療機関の受診が必要です。ごく一部の薬局では、アフターピルを取り扱っていることがあります。
しかし、試験販売のため購入するにはアンケートの回答が必須なのと、事前に薬局へ事前相談を行わなければなりません。
どちらにせよ、アフターピルへのアクセスが良い環境はまだ整っていないのが実情です。
人工妊娠中絶の方法と費用
人工妊娠中絶には、真空吸引法と掻把(そうは)法の2種類があります。それぞれの特徴と費用は以下の通りです。
真空吸引法
子宮内にある内容物を吸引して取り除く手術です。WHO(世界保健機関)も推奨している人工妊娠中絶の方法で、体への負担が少なく術前処置も必要ありません。
掻爬(そうは)法
子宮内の内容物を鉗子(かんし)やキュレットと呼ばれる器具でかき出す手術です。
WHOで推奨されているのは真空吸引法ですが、日本ではまだ掻把法を行っている医療機関が多く存在します。出血量が多く子宮を傷つける可能性があるため、あまり推奨されていません。
人工妊娠中絶にかかる費用
人工妊娠中絶は保険が使用できません。自費診療となるため医療機関によって費用が異なります。およその費用は以下の通りです。
| 人工妊娠中絶をする時期 | 費用 |
|---|---|
| 初期中絶(~11週6日) | 約10~20万円 |
| 中期中絶(12週~21週6日) | 約30~50万円 |
アフターピルの処方ならマイピルにご相談ください
「アフターピルが欲しい」「婦人科を受診するのは勇気がいる」とお悩みの方は、マイピルをご活用ください。マイピルはオンライン診療を行っているサービスです。
自宅で医師による診察を受けられるので、どこにお住まいの方でもアフターピルの購入ができます。
「レボノルゲストレル」と「エラ」などを取り扱っている
マイピルでは、以下のアフターピルを取り扱っています。
| アフターピルの種類 | 価格(税込) |
|---|---|
| レボノルゲストレル | 10,978円 |
| エラ | 10,978円 |
| ノルレボ | 12,078円 |
| プラノバール | 4,378円 |
レボノルゲストレルやエラの他、レボノルゲストレルの先発品であるノルレボやヤッペ法に用いるプラノバールも用意しています。
診察は電話1本で完結
マイピルの診察は、電話で行っています。医療機関まで足を運ぶ必要はありません。また、誰にも顔を見られずアフターピルを処方してもらえるのもメリットです。
「周りに知られたくない」という方でも受診しやすい環境が整っています。
最短翌日にはお手元に届く
アフターピルは、なるべく早く服用することが大切です。マイピルでは、最短翌日にはお手元に届くよう配送しています。東京23区内の配送場所であれば、バイク便を使用することで当日の受け取りも可能です。
アフターピルに関するよくある質問
最後に、アフターピルに関してよくある質問にお答えします。
アフターピルは1回分いくらですか?
マイピルでは、4,378円(税込)からアフターピルの処方を行っています。レボノルゲストレルやエラは10,978円(税込)です。
アフターピルを飲んで何日後に生理がきますか?
通常、3日から3週間以内に生理がきます。避妊成功のサインの目安となる消退出血は、服用後3日から1週間以内で起こることが一般的です。
アフターピルはどこで買えますか?
婦人科や産婦人科、一部の薬局で購入できます。オンライン診療に特化しているマイピルでもアフターピルを取り扱っていますので、購入を希望される方はWEBまたはLINEから診療をご予約ください。
まとめ
望まぬ妊娠を避けるためには、アフターピルが有効です。レボノルゲストレルは性行為から72時間以内、エラなら120時間以内に服用することで妊娠する確率を大きく減らせます。
人工妊娠中絶は費用も高く体への負担も大きいため、避妊に失敗したり事故があったりした場合はアフターピルの使用をご検討ください。







