排卵期出血と不正出血の見分け方|量・色・時期
「アフターピルって、どこに売っているのだろう」。急いでいるときに、まずここでつまずく方が多くいらっしゃいます。コンビニで買えるのか、ドラッグストアに置いてあるのか、それとも病院に行くしかないのか。情報が古いまま残っているページも多く、余計に迷ってしまいますよね。この記事では、いまアフターピルを手に入れられる場所を整理し、それぞれの条件をお伝えします。まず全体像をつかんでから動きましょう。
アフターピルが手に入る場所は3か所です

結論から申し上げると、入手先は「販売できる薬局」「医療機関」「オンライン診療」の3つです。コンビニや一般的なドラッグストアの棚に並んでいる商品ではありません。
| 場所 | 買えるかどうか | 条件 |
| 厚生労働省の一覧にある薬局 | 買えます | 薬剤師の面前で服用する |
| 産婦人科などの医療機関 | 受け取れます | 医師の診察を受ける |
| オンライン診療 | 受け取れます | 医師の診療を受け、配送で届く |
| 一覧にない薬局・ドラッグストア | 買えません | 取り扱いの対象外 |
| コンビニ | 買えません | 販売できる区分ではない |
| 海外通販・個人輸入 | おすすめしません | 品質の確認と公的救済がない |
薬局で買えるようになったのはいつからか
2026年2月2日から販売が始まっています
厚生労働省のページには「令和8年2月2日(月)より販売が開始されました」と記載されており、対象は「レボノルゲストレルを有効成分とする要指導医薬品である緊急避妊薬」です。実際に承認された製品としては、レボノルゲストレル1.5mgを含有する「ノルレボ」があり、効能・効果は緊急避妊とされています。
ここで大切なのは、「市販薬になったから、どこでも買える」わけではないという点です。要指導医薬品という区分は、薬剤師が対面で情報提供や指導を行ったうえで販売するものです。棚から取ってレジに持っていく買い方はできません。
販売できる薬局は一覧で決まっています
販売できるのは、厚生労働省が公表する一覧に掲載された薬局等に限られます。この一覧について同省は「販売可能な薬局等の一覧は、基本、毎月上旬に1回更新します。更新の際に、追加だけでなく、削除されていることもあります」と説明しています。以前調べたときに載っていた店舗が、今は載っていないこともあるということです。必ず最新の一覧をご確認ください。
あわせて同省は「在庫や販売可能な薬剤師の勤務状況等の確認のため、あらかじめ当該薬局等に電話連絡することを推奨」しています。急いでいるときに店舗まで行って買えなかった、という事態を防ぐために、行く前の電話が効きます。
大手ドラッグストアで買えるかどうか
チェーンの名前で買えるかどうかが決まるわけではありません。同じチェーンでも、一覧に掲載されている店舗と掲載されていない店舗があります。判断の基準は「その店舗が一覧にあるか」であり、看板ではありません。近所の店舗名で検索するより、厚生労働省の一覧を開いてお住まいの地域を確認するほうが早く、確実です。
薬局で買う場合の流れと条件
厚生労働省の審査報告書に示された用法・用量は「性交後72時間以内に本剤1錠を薬剤師から受け取り、その場で服用する」です。また販売については「緊急避妊薬の取り扱いに係る研修を修了した薬剤師によってのみ販売又は授与されるよう、必要な措置を講じること」とされ、あわせて「購入前のチェックシートによる確認等による適正使用推進策」が設けられています。
製造販売元である第一三共ヘルスケアの案内では、「薬剤師の面前で服用する必要があります」「1錠を購入し、薬剤師の前で服用します。持ち帰ったり他人に渡すことはできません」と説明されています。さらに「年齢制限もありません」「パートナーや親の同意は不要です」とし、「服用する女性本人のみ購入できます。男性は購入できません」とされています。パートナーに代わりに買ってきてもらう、という形はとれません。
人前で薬を飲むことに抵抗を感じる方もいらっしゃると思います。その気持ちは自然なものです。抵抗が強い場合は、次にご紹介する方法のほうが向いているかもしれません。
医療機関とオンライン診療という選択肢
産婦人科などを受診すれば、診察を受けたうえで受け取れます。検査や今後の避妊についてもあわせて相談できるのが利点です。一方、通院が難しい場合や、待合室で人に会いたくない場合は、オンライン診療も選べます。
マイピル(マイピルオンライン)は、提携医療機関の医師と患者をつなぐオンライン診療支援サービスです。診療は提携クリニック(六本木ウィメンズヘルスクリニック等)の産婦人科専門医などが行い、ご利用は女性の方に限ります。アフターピルは高校生(15歳)以上が対象で、15歳で高校生の方は学生証のご提示が必須です。
現在の診療方法は電話診療のみです。対面診療やビデオ通話での診療は行っておりません。ご予約時間になりましたら、医師の携帯電話または050から始まる番号よりお電話します。ご予約枠は30分単位のため、たとえば10時00分のご予約であれば10時00分から10時30分の間にお電話します。周囲の音が気にならない静かな空間でお待ちください。お電話に出られない場合は自動キャンセルとなります。
お薬は配送でお届けします。当日発送の締め切りは平日16時00分まで、土日祝は12時00分までに決済確認が取れた場合で、最短翌日にお届けします。ただし北海道、中国、四国、九州、沖縄、離島などは翌日到着ができません。お急ぎで、状況次第で間に合わない可能性がある場合は、近隣の産婦人科の受診をおすすめします。
3つの入手先をどう選び分けるか
どれが正解と決まっているわけではありません。判断の軸は3つです。ひとつめは、いま何時間経っているか。72時間の残りが少ないほど、その場で受け取れる薬局や医療機関が有利になります。ふたつめは、移動できるかどうか。体調がつらい、外に出られない、近くに販売薬局がないという場合は、配送を選べるオンライン診療が現実的です。みっつめは、人前で服用することへの抵抗の強さです。薬局では薬剤師の面前での服用が前提になりますので、それが難しいと感じるなら、はじめから別の方法を選んだほうが気持ちの負担が少なくなります。
迷ったときは、まず厚生労働省の一覧で近くに販売薬局があるかを確認してみてください。あれば電話をかけ、なければオンライン診療か受診に切り替える。この順番で考えると、判断が早く進みます。
海外通販という「売っている場所」は選ばないでください
検索すると「処方箋なしで購入できます」とうたう海外通販が見つかることがあります。しかし厚生労働省は、個人輸入される医薬品等について「品質、有効性及び安全性については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません」と注意を促し、正規メーカー品を偽った偽造製品である可能性にも触れています。さらに「個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません」としています。
緊急避妊は、効くかどうかがそのまま人生に関わる場面です。中身が確かでないものに賭ける選択は避けていただきたいと考えています。
受け取ったあとに確認したいこと
服用後は、吐き気や頭痛、不正出血などが起こることがあります。服用後2時間以内に吐いてしまった場合は効果に影響することがあるため、医療機関にご相談ください。またアフターピルは、飲めば必ず妊娠を避けられるものではありません。次の月経が大幅に遅れるときや、量がいつもと明らかに違うときは、妊娠検査や受診で確認してください。ここまで済ませて、ようやくひと区切りです。
あわせて、これからの避妊についても考える余地があります。緊急避妊は繰り返し使うことを前提にしたお薬ではありません。同じ不安を何度も抱えるのはつらいことですから、落ち着いたタイミングで低用量ピルなどの選択肢を医師に相談していただくのもよい方法です。今日の目的は緊急避妊薬を手に入れることですが、その先の安心まで含めて考えられると、気持ちが軽くなります。
アフターピルの入手先についてよくあるご質問
Q. コンビニでは買えませんか
買えません。要指導医薬品は、薬剤師が対面で情報提供や指導を行って販売するものであり、コンビニで販売できる区分ではありません。
Q. 近所のドラッグストアに置いてありますか
チェーン名では判断できません。厚生労働省が公表する一覧に掲載された薬局等に限られますので、一覧でお住まいの地域をご確認ください。
Q. 何時間以内に手に入れる必要がありますか
日本産科婦人科学会の「緊急避妊法の適正使用に関する指針」では「性交後72時間以内にLNG単剤1.5mg錠を確実に1錠服用する」とされています。時間が経つほど条件は不利になりますので、できるだけ早く動いてください。
Q. 男性が代わりに買えますか
買えません。製造販売元の案内では「服用する女性本人のみ購入できます。男性は購入できません」とされています。
Q. 家族に知られない受け取り方はありますか
マイピルからの配送は、品物名を「サプリメント」、依頼主を「同上」と記載し、中身がわからない梱包でお届けします。受け取りは自宅のほか、郵便局留め、クロネコヤマトセンター留めをお選びいただけます(別途手数料がかかる場合があります)。コンビニ受け取りには対応しておりません。
まとめ|「一覧を見る」が最短ルートです
アフターピルが手に入るのは、厚生労働省の一覧に掲載された薬局、医療機関、そしてオンライン診療の3か所です。コンビニや一覧にないドラッグストアでは購入できず、海外通販は品質の確認も公的な救済もありません。薬局では薬剤師の面前で1錠を服用する形になり、購入できるのはご本人のみです。まずは一覧でお近くの薬局を調べ、電話で在庫を確認するのが最短です。人前での服用が難しい場合や薬局が遠い場合は、マイピルの電話診療もご検討ください。個別のご案内が必要な場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
参考文献
2.要指導医薬品である緊急避妊薬の販売が可能な薬局等の一覧/厚生労働省







