排卵期出血と不正出血の見分け方|量・色・時期
「病院でアフターピルをもらうには、どうすればいいのだろう」。そう調べ始めた時点で、あなたはもう必要な一歩を踏み出しています。婦人科にかかったことがないと、受付で何を言えばいいのか、何を聞かれるのかがわからず、それだけで足が止まってしまうものです。この記事では、病院でアフターピルを受け取るまでの流れを順番に説明し、あわせてオンライン診療や薬局という選択肢も比較します。読み終えたときに、次にすることが決まっている状態を目指します。
アフターピルを受け取る方法は3つあります

病院・オンライン診療・薬局という3つの入口
以前は医療機関を受診する以外の方法がありませんでしたが、状況は変わりました。厚生労働省のページには「令和8年2月2日(月)より販売が開始されました」と記載され、「レボノルゲストレルを有効成分とする要指導医薬品である緊急避妊薬」が薬局で購入できるようになっています。つまり現在は、対面での受診、オンライン診療、薬局での購入という3つの入口があります。
| 入手方法 | 受け取り方 | 向いている場面 |
| 産婦人科などを受診 | その場で処方 | 診察や検査もあわせて受けたい |
| オンライン診療 | 配送で受け取る | 通院が難しい・人に会いたくない |
| 販売可能な薬局 | 薬剤師の面前で服用 | 近くの薬局が対応している |
どの方法でも「薬だけ」は受け取れません
共通しているのは、必ず専門職が確認する工程があるという点です。医療機関では医師が診察します。薬局では、厚生労働省の審査報告書に示された用法・用量が「性交後72時間以内に本剤1錠を薬剤師から受け取り、その場で服用する」とされており、研修を修了した薬剤師のみが販売できる仕組みになっています。手続きだけで薬が届くというサービスは存在しません。
病院でアフターピルをもらうまでの流れ
受診先を探して電話で確認する
まずは産婦人科、婦人科、レディースクリニックを探します。診療科の名前がわからないときは「緊急避妊の相談をしたい」と伝えれば案内してもらえます。電話では、当日に受診できるか、予約が必要か、緊急避妊薬の取り扱いがあるかを確認しておくと確実です。この確認だけで、無駄な移動を防げます。
受付では要点だけ伝えれば大丈夫です
「避妊に失敗したので緊急避妊の相談をしたいです」。この一言で伝わります。詳しい事情を受付で説明する必要はありません。言いにくい場合は、メモを見せる形でもかまいません。恥ずかしい相談だと思わなくてよいのです。医療機関にとっては日常的な相談のひとつです。
問診で聞かれる内容を先に知っておく
診察では、最後に性行為があった日時、最終月経の開始日、月経周期、これまでの病気、現在飲んでいるお薬、アレルギーの有無などを確認されます。特に大切なのは日時です。72時間という目安を数える基準になるため、思い出せる範囲でできるだけ正確にお伝えください。うまく説明できなくても大丈夫です。医師が順番に質問していきます。
服薬と、その後の説明を受ける
医師が判断したうえで処方となり、その場で服用する場合もあります。あわせて、服用後に起こりうる変化や、次の月経の確認方法についての説明を受けます。ここで疑問を残さないことが、後の不安を小さくします。聞きそこねたことは、遠慮せずその場で質問してください。
費用と持ち物について
緊急避妊は自由診療として扱われることが多く、その場合は費用の全額が自己負担となります。自由診療の価格は医療機関ごとに設定できるため、金額には幅が出ます。調べても数字がばらつくのはこの仕組みによるものです。受診前の電話で費用の目安を確認しておくと安心です。保険が使えるかどうかも、受診先にお尋ねください。
持ち物としては、支払いのための現金またはカード、健康保険証、本人確認ができるものを用意しておくと手続きがスムーズです。学生の方は学生証もあると役立つ場面があります。
オンライン診療で受け取る場合の流れ
通院の時間が取れない、待合室で人に会いたくない、という理由でオンライン診療を選ぶ方も増えています。厚生労働省の「オンライン診療の適切な実施に関する指針」では、初診でオンライン診療を実施する場合の本人確認について「原則として、顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード、運転免許証、パスポート等)で行う」と定められています。あらかじめ手元に用意しておきましょう。
マイピル(マイピルオンライン)は、提携医療機関の医師と患者をつなぐオンライン診療支援サービスです。診療は提携クリニック(六本木ウィメンズヘルスクリニック等)の産婦人科専門医などが行い、ご利用は女性の方に限ります。アフターピルは高校生(15歳)以上が対象で、15歳で高校生の方は学生証のご提示が必須です。
現在の診療方法は電話診療のみです。対面診療やビデオ通話での診療は行っておりません。ご予約時間になりましたら、医師の携帯電話または050から始まる番号よりお電話します。ご予約枠は30分単位のため、たとえば13時00分のご予約であれば13時00分から13時30分の間にお電話します。周囲の音が気にならない静かな空間でお待ちください。お電話に出られない場合は自動キャンセルとなります。
診察後、決済が確認できれば発送となります。当日発送の締め切りは平日16時00分まで、土日祝は12時00分までで、最短翌日にお届けします。ただし北海道、中国、四国、九州、沖縄、離島などは翌日到着ができません。お急ぎで間に合わない可能性がある場合は、近隣の産婦人科の受診をおすすめします。なお、処方確定後(医師の診察後)のキャンセル・返金・返品はお受けできません。
薬局で購入する場合の注意点
販売できるのは、厚生労働省が公表する一覧に掲載された薬局等に限られます。同省はこの一覧について「基本、毎月上旬に1回更新します。更新の際に、追加だけでなく、削除されていることもあります」と説明し、「在庫や販売可能な薬剤師の勤務状況等の確認のため、あらかじめ当該薬局等に電話連絡することを推奨」しています。営業していても販売できない場合があるため、行く前の一本の電話が大切です。
受け取ったあとに知っておきたいこと
服用後は、吐き気や頭痛、不正出血などが起こることがあります。多くは一時的なものですが、服用後2時間以内に吐いてしまった場合は、効果に影響することがあるため医療機関にご相談ください。また、アフターピルは服用すれば必ず妊娠を避けられるものではありません。次の月経が予定より大幅に遅れる場合や、量がいつもと明らかに違う場合は、妊娠検査や受診で確認してください。
そして、緊急避妊は繰り返し使うことを想定した方法ではありません。今回のことをきっかけに、日常的な避妊や月経の管理を見直したいと感じたら、そのタイミングで低用量ピルなどを相談していただくのも選択肢です。今回の受診で、あわせて聞いてしまうのが一番負担が少ない進め方です。
受診をためらってしまうときに
行かなければと思いながら、体が動かないことがあります。責められるのではないか、説明できるだろうかという不安が先に立つからです。ただ、医療機関にとって緊急避妊の相談は日常的なものであり、事情を細かく問い詰められる場ではありません。話せる範囲で伝えれば十分です。それでも一歩が重いときは、まず電話だけかけてみる、という小さな行動から始めてください。声を出して用件を伝えられたら、そこから先はぐっと楽になります。
個人輸入や通販は避けてください
「病院に行かずに買えます」とうたうサイトもありますが、厚生労働省は、個人輸入される医薬品等について「品質、有効性及び安全性については、我が国の医薬品医療機器等法に基づく確認がなされていません」と注意を促し、「個人輸入された医薬品による健康被害については救済対象となりません」としています。国内で適正に使用されたお薬であれば、PMDA(独立行政法人医薬品医療機器総合機構)の医薬品副作用被害救済制度という公的な支えがあります。急いでいるときほど、安全な入口を選んでください。
アフターピルのもらい方によくあるご質問
Q. 何時間以内に受け取ればよいですか
日本産科婦人科学会の「緊急避妊法の適正使用に関する指針」では「性交後72時間以内にLNG単剤1.5mg錠を確実に1錠服用する」とされています。同指針には「72時間を超えてLNGを投与した場合でも、予想される妊娠率を低下させるという研究結果が示されている」との記述もありますが、早いほうが望ましいことは変わりません。
Q. パートナーに同席してもらう必要はありますか
同席が必須という決まりはありません。ひとりで受診しても問題ありません。同席してもらったほうが心強い場合は、その旨を受診先に伝えておくとよいでしょう。
Q. 薬だけを郵送してもらえますか
お薬のみのご購入はできません。マイピルでは必ず医師の診察(電話)が必要です。医療機関でも、診察を経ずに処方されることはありません。
Q. 他院で処方された薬について質問できますか
ほかの医院で処方されたお薬の飲み方については、処方された医院様にお問い合わせいただくか、医師の診察時にご相談ください。
Q. 家族に知られたくありません
マイピルからの配送は、品物名を「サプリメント」、依頼主を「同上」と記載し、中身がわからない梱包でお届けします。受け取りは自宅のほか、郵便局留め、クロネコヤマトセンター留めをお選びいただけます(別途手数料がかかる場合があります)。コンビニ受け取りには対応しておりません。
まとめ|電話一本で、次の行動が決まります
病院でアフターピルを受け取る流れは、受診先を探す、電話で確認する、受付で要点を伝える、問診に答える、服用と説明を受ける、という順番です。現在は薬局での購入やオンライン診療も選べますが、どの方法でも専門職の確認は必ず入ります。最後の性行為の日時をメモして、まずは一本電話をかけてみてください。マイピルは電話診療のみでご相談を受け付けています。個別のご案内が必要な場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。
参考文献
1.オンライン診療の適切な実施に関する指針(令和8年4月改訂)/厚生労働省
2.緊急避妊法の適正使用に関する指針(令和7年4月改訂版)/日本産科婦人科学会







