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アフターピルがあれば避妊しなくても良い?低用量ピルとの違い
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日
望まない妊娠中を避けるために使われる、アフターピル。性行為から数日以内に飲めば妊娠の確率を下げられるため、避妊の最終手段のような選択肢と考えられています。
では、アフターピルさえきちんと用意できれば、普段からの避妊に使う低用量ピルはいらなくなるのでしょうか?今回の記事では、アフターピルの仕組みと低用量ピルとの違い、結論として低用量ピルが必要になるのかについて、解説していきます。
目次
- 1.アフターピルは緊急手段として使うのが理想
- 2.低用量ピルでは、普段からの避妊対策ができる
- 3.確実な避妊を考えるなら、低用量ピルが適切
- 4.まとめ
アフターピルは緊急手段として使うのが理想
まず、アフターピルとは、普段からの避妊に失敗したケースで飲むピルのことです。低用量ピルよりも女性ホルモンが多く含まれる、中用量ピルを用いて避妊につなげます。
アフターピルで避妊する場合には、心配な性行為からなるべく早く服用すると妊娠阻止率が上がり、遅くとも72時間~120時間以内に服用することが理想です。つまり、心配な性行為から5日(120時間)の間が適切だとされています。
それ以降に服用すると、避妊が期待できないというわけではありませんが、成功する確率が下がります。
【ノルレボ法】だと72時間以内、【エラ】だと120時間以内一定の効果があると言われています。
避妊失敗や性被害にあったときに役立つ
常に避妊ができていれば問題はないものの、時に避妊に失敗したり、女性の場合は性被害を受けてしまったりなど、予期せぬタイミングで緊急の避妊が必要になるケースが少なくありません。
そのような背景から、アフターピルは万が一の際の最終手段として選ばれています。
低用量ピルでは、普段からの避妊対策ができる
一方、低用量ピルは突然のタイミングで飲むのではなく、基本的に毎日飲むことになります。種類によっては、月の3週間だけ飲むケースと4週間飲むケース(28錠のうち7錠は偽薬であるため、生理が止まるリスクは低い)がありますが、月のほとんどで飲むことには変わりません。
低用量ピルは、避妊の成功率と健康管理に役立てられる
低用量ピルでは、ほとんど毎日ピルを飲まなければならないという懸念がされますが、その反面普段から避妊に備えられるというメリットがあります。また、生理痛や生理不順、月経前症候群などの緩和にも役立つことから、健康管理として飲む女性の方も多いです。
確実な避妊を考えるなら、低用量ピルが適切
以上の理由から、アフターピルはあくまでも緊急手段として選ぶべき手段であり、確実に避妊をするのなら低用量ピルが適しています。
アフターピルを処方してもらうには、医療機関への受診が必要です。通院またはオンライン診療にて状態を確認後、医師の判断で処方されることとなります。これらの流れも必要ではありますが、避妊成功にはとにかくスピードが求められることを考えると、時間的な余裕が欠かせません。仕事や用事などで受診が遅れれば遅れるほど、避妊の成功率が下がってしまいます。
だからこそ、「アフターピルさえ飲んでおけば避妊ができる」と楽観視せず、低用量ピルで普段から避妊対策をしておくことをおすすめします。
まとめ
以上、低用量ピルとアフターピルの違い、避妊対策の心得についてお伝えしました。準備不足で予期せぬ妊娠をしてしまうと、後になって母体も胎児も悲しい結末を迎えてしまいます。
事前に避妊対策をしておきたい方は、ぜひこの機会に低用量ピルについて前向きになってみたらいかがでしょうか。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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