排卵期出血と不正出血の見分け方|量・色・時期
「低用量ピルが欲しいけれど、どこに行けばいい?」「産婦人科でピルだけもらうのはアリ?」と悩む方は少なくありません。
低用量ピルは、産婦人科・婦人科・内科・オンライン診療のいずれでも処方してもらえます。ただし、ピルの種類(避妊目的のOCか、治療目的のLEPか)によって、保険適用の有無や費用が大きく異なります。
2026年の最新情報に基づき、産婦人科医監修の正しい知識を分かりやすくまとめました。
低用量ピルをもらえる医療機関の特徴

自分自身の目的やライフスタイルに合わせて、最適な受診先を選びましょう。
産婦人科・婦人科クリニック
最も一般的で確実な選択肢です。「ピルをもらうだけ」の受診も基本的に問題ありません。
- メリット: 専門的な診察、子宮頸がん検診、卵巣検査などを同時に受けられるほか、月経困難症と診断されれば保険適用のピル(LEP)を処方してもらえます。
- デメリット: 待ち時間が長くなる傾向があり、人気のクリニックは予約が取りにくい場合があります。
内科・レディースクリニック
女性ホルモン治療に対応している一部の内科などでも処方可能です。
- メリット: 婦人科に比べて予約が取りやすい場合があります。
- デメリット: 月経困難症の詳しい診断やがん検診には対応していないことが多く、保険適用のLEPを処方してもらうには産婦人科の受診が必要なケースが一般的です。
オンライン診療
スマホやPCを使い、自宅から医師の診察を受けてピルを郵送してもらうサービスです。
- メリット: 通院の手間や待ち時間がゼロで、プライバシーを守れます。土日祝日や夜間に受診できるサービスもあります。
- デメリット: 対面での検診は受けられません。また、初診からの処方は可能ですが、法令によりビデオ通話または電話での診察が必須(チャットのみは不可)となっています。
【比較表】受診先ごとの違い
| 受診先 | OC(避妊)処方 | LEP(保険)処方 | 通院 | 主な特徴 |
| 産婦人科・婦人科 | ○ | ○(診断あり) | 必要 | 専門的で各種検診も可能 |
| 内科・レディース | ○ | △(クリニックによる) | 必要 | 予約が比較的取りやすい |
| オンライン診療 | ○(初診から) | △(基本は対面診療後) | 不要 | 自宅で完結、プライバシー配慮 |
低用量ピル 処方の流れ
初めて処方してもらう際の、一般的なステップです。
対面診療(産婦人科など)の場合
- 予約・来院: 待ち時間軽減のため、事前のWeb・電話予約がおすすめです。
- 問診票の記入: 現在の症状や既往歴、服用中の薬を記入します。
- 医師の診察: 処方に問題がないか確認します。必要に応じて血圧・体重測定や超音波検査を行うこともあります。
- 処方・会計: 院内または薬局でピルを受け取ります。
- 定期受診: 継続する場合は、3〜6ヶ月に1回程度の定期通院が必要です。
オンライン診療の場合
- 予約: オンライン処方サービス(マイピルなど)を選んで予約します。
- 問診票入力: スマホ等から現在の状態を入力します。
- 医師による診察: ビデオ通話、または電話で医師の診察を受けます。
- 処方・発送: 確定後、プライバシーに配慮された梱包で自宅にピルが郵送されます。
保険適用の条件と「OC」「LEP」の違い
低用量ピルには、自費診療になるものと保険適用になるものの2種類があります。
| 比較項目 | OC(経口避妊薬) | LEP(低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤) |
| 主な目的 | 避妊 | 月経困難症・子宮内膜症の治療 |
| 保険適用 | なし(全額自費) | あり(医師の診断が必要) |
| 費用の目安 | 1シート 2,000〜3,300円程度 | 自己負担3割(保険適用時) |
注意:避妊目的は保険適用外
LEPには排卵を抑える仕組みがありますが、日本国内では「月経困難症・子宮内膜症の治療薬」として承認されているため、純粋な避妊目的での処方は保険適用になりません。
ピルを処方できないケース
安全上の理由から、以下に該当する方には処方できません。問診の際は必ず正直に伝えましょう。
- 35歳以上で1日15本以上の喫煙者
- 静脈血栓塞栓症(VTE)の既往がある
- 虚血性心疾患・脳卒中の既往がある
- 妊娠中、またはその疑いがある
- 重篤な肝疾患がある
- エストロゲン依存性悪性腫瘍(乳がんなど)の既往がある
費用相場の目安

医療機関や薬の種類、プランによって変動します。
- 対面診療: 初診料(2,000〜3,000円程度)+再診料(500〜1,500円程度)+薬代(自費OCの場合は1シート2,000〜3,000円程度)。
- オンライン診療: 診察料(0〜2,000円程度)+送料(0〜700円程度)+薬代(1シート2,000〜3,300円程度)。
- 例:マイピルオンラインの場合、薬代3,300円+診察料1,650円+送料550円(すべて税込)。
次のシート(2シート目)をもらうタイミング
ピルを切らさずに飲み続けるための通院・手配の目安です。
- 対面受診: 通常、初診時は1〜3シート処方されます。手元のピルが残り1〜2週間分になったタイミングで次の予約を入れましょう。
- オンライン(都度払い): 薬の到着を考慮し、手元が残り7〜10日分になったら再診予約をします。
- オンライン(定期プラン): 毎月自動で届くため、自分で毎回手配する手間がなく飲み忘れを防げます。
よくある質問(FAQ)
Q. 生理中でも病院へ行って大丈夫?
A. はい、問題ありません。ピルは生理初日から飲み始めることが多いため、生理中の受診はタイミングとしても適しています。
Q. 処方してもらうのに血液検査は必須?
A. クリニックにより異なります。長期服用者には定期的な血液検査(肝機能など)が推奨されますが、初診時に一律必須ではない場合も多く、オンライン診療では問診のみでの処方が一般的です。
Q. 家族や職場に知られたくないのですが……
A. 対面診療ならそのまま薬を持ち帰るためバレる心配はほぼありません。オンライン診療でも、外箱に薬品名などを記載しないプライバシー配慮の梱包が一般的です。ただし、保険証を使ってLEP(保険適用)を処方してもらうと利用明細等に記録が残るため、秘匿性を最重視する場合は自費のオンライン診療が選ばれることもあります。
Q. アフターピル(緊急避妊薬)も病院に行かないとダメ?
A. 2026年2月より、アフターピルは指定の薬局にて処方箋なしで購入できる(スイッチOTC化)ようになりました。もちろん従来通り、産婦人科やオンライン診療での処方も可能です。性交後72時間以内の迅速な服用が推奨されています。
まとめ
2026年現在、ビデオ通話を用いたオンライン診療の定着や、アフターピルの薬局での処方箋なし販売(スイッチOTC化)など、女性のヘルスケアを取り巻く環境はより便利に、選択肢も豊富に進化しています。「ピルをもらうだけ」の受診も全く問題ありませんので、まずは自分に合ったスタイルで一歩を踏み出してみてください。







