排卵期出血と不正出血の見分け方:量・色・タイミングで判断する方法
旅行や結婚式、試験など、大切なイベントと生理が重なると不安になりますよね。「この日だけは万全の体調で臨みたい」という希望を叶える方法が、ピルを使った月経移動です。
本記事では、生理をずらすピルの料金相場や、保険適用の有無、安全な飲み方や処方方法について詳しく解説します。
生理移動(月経移動)ピルの基本知識
生理移動(月経移動)とは、女性ホルモンが含まれたピルを服用し、生理のタイミングを人為的にずらす方法です。主に中用量ピル(プラノバールなど)が使用されますが、普段から服用している低用量ピルを使用することもあります。
大切な予定の日に生理痛や不快感を避けるために、多くの女性が婦人科やオンライン診療で医師に相談し、利用しています。
生理移動ピルの料金体系と費用相場

ピルの処方にかかる費用は、目的によって「自由診療(自費)」になるか「保険適用」になるかが異なります。
自由診療(自費)となる場合の料金相場
旅行やイベントなど、自己都合による生理移動は病気の治療ではないため、保険適用外(自由診療)となります。中用量ピルを用いた月経移動の費用相場は以下の通りです。
- お薬代(1シート・21錠あたり):4,000円〜8,000円程度が目安です。
- その他の費用:診察料や、オンライン診療の場合は送料が別途かかるのが一般的です。
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ピル処方が保険適用になるケース
生理をずらす目的であっても、すでに月経困難症や子宮内膜症などの治療で低用量ピル(LEP製剤)を保険適用で処方されている場合は、保険の範囲内で調整が可能です。この場合、休薬期間を工夫することで生理を移動させることができます。
生理をずらすピルの飲み方(早める・遅らせる)

生理をずらすには、「遅らせる」方法と「早める」方法の2種類があります。
- 【遅らせる方法】
- 服用開始のタイミング: 予定生理開始日の3〜5日前(または5〜7日前)から服用を開始します。
- メリット: 成功率が高く、一般的な方法として多くの方に選ばれています。
- 注意点: 生理を避けたい期間の最終日(またはその前日)まで、毎日1錠を同じ時間に飲み続ける必要があります。
- 【早める方法】
- 服用開始のタイミング: ずらしたい生理の1つ前の生理が始まってから5日目までに服用を開始します。
- メリット: 大事な予定の期間中に薬を飲む必要がないというメリットがあります。
- 注意点: 1日1錠を10〜14日間連続で服用する必要があり、早めの準備が欠かせません。
生理移動ピルを処方してもらう方法
ピルは医師の処方箋が必要な医療用医薬品です。受診方法は大きく分けて2つあります。
対面診療(婦人科・レディースクリニック)
医師と直接対面して相談できるため、生理不順など他に不安な症状がある場合にあわせて診察してもらうことが可能です。
オンライン診療
仕事が忙しく病院に行く時間がない方におすすめです。
- スマートフォンやWebから24時間いつでも予約・問診が可能です。
- 最短3分ほどの電話やビデオ通話で診察が完了します。(※診察状況により所要時間は異なります)
- お薬は最短当日に発送され、ご自宅のポストなどで受け取ることができます。(※医師の判断により処方されない場合もあります)(※お住まいの地域により到着日は異なります)
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生理移動ピルの副作用と注意点
安全にピルを服用するために、以下の副作用や注意点を理解しておきましょう。
- 一般的な副作用:飲み始めに、吐き気、嘔吐、頭痛、胸の張り、不正出血などが起こる可能性があります。
- 吐き気対策:副作用が心配な方のために、吐き気止めを一緒に処方してくれるクリニックもあります。
- 重大な副作用(血栓症):頻度は極めてまれですが、血が固まり血管を塞ぐ血栓症を発症するリスクがあります。
- 服用できない方:35歳以上で1日15本以上の喫煙をする方、血栓症の既往歴がある方などは、ピルを服用できない可能性があります。
生理移動ピルに関するよくある質問(FAQ)
生理をずらすピルについて、多くの方が疑問に感じるポイントをまとめました。
Q. 生理をずらすピルは保険適用になりますか?
A. 旅行やイベント、試験など、個人的な都合(自己都合)で生理をずらす場合は、病気の治療ではないため保険適用外(自由診療)となり、全額自己負担となります。ただし、普段から月経困難症や子宮内膜症の治療として低用量ピルを保険適用で処方されている場合は、そのお薬の飲み方を調整することで生理を移動させることが可能です。
Q. いつまでに病院を受診すれば間に合いますか?
A. 生理を「遅らせる」場合は、ずらしたい生理予定日の5〜7日前までに受診し、服用を開始する必要があります。生理を「早める」場合はさらに早く、ずらしたい生理の1つ前の生理が始まってから5日目までの受診が必要です。どちらの場合も、直前すぎると移動に失敗する可能性があるため、予定が決まったら余裕を持って早めに相談することをおすすめします。
Q. 病院に行く時間がありません。診察なしで薬だけもらうことはできますか?
A. 診察なしでお薬だけを受け取ることはできません。月経移動に使われる中用量ピルなどは医療用医薬品のため、必ず医師の処方と診察が必要です。忙しくて通院が難しい場合は、スマートフォン一つで医師の診察からお薬の郵送まで完結する「オンライン診療」の活用がおすすめです。
Q. ピルの副作用で吐き気が出ないか心配です。
A. 生理移動でよく使われる中用量ピル(プラノバールなど)は、低用量ピルに比べてホルモン量が多く、飲み始めに吐き気や頭痛といった副作用が出やすい傾向があります。どうしても心配な場合は、診察時に医師に相談し「吐き気止め(ナウゼリン錠など)」を一緒に処方してもらうと安心です。また、就寝前に服用することで、吐き気を感じにくくする工夫も有効です。
Q. 今回の旅行のためだけに、1回だけピルを使うことはできますか?
A. はい、可能です。生理移動ピルは「今回だけ生理をずらしたい」というピンポイントな目的で処方を受けることができます。定期購入や継続処方の契約をする必要はありませんので、ご安心ください。
Q. 普段、低用量ピルを飲んでいますが、生理日はずらせますか?
A. 普段から低用量ピル(LEP製剤含む)を服用している方も、実薬と休薬の期間を調整することで生理日をずらすことが可能です。自己判断で飲み方を変えると避妊効果が低下したり、予期せぬ不正出血が起こる可能性があるため、必ずかかりつけの医師に相談して指示を仰いでください。
まとめ
生理移動ピルを上手に活用すれば、旅行や試験などの大切な予定をストレスなく過ごすことができます。自己都合の月経移動は自由診療となるため、料金相場(約4,000円〜8,000円)やクリニックごとの処方方法を事前に比較・確認しておきましょう。
予定に合わせて余裕をもって準備するためにも、予定がわかったらできるだけ早めに、婦人科やオンライン診療で医師に相談することをおすすめします。忙しくてクリニックに行く時間がない方は、ぜひ便利なオンライン診療を活用してみてくださいね。
参考情報
スポーツと生理(月経) | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ
低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤ガイドライン(案) | 日本産科婦人科学会
月経困難症治療剤ヤーズ配合錠による 血栓症について | 厚生労働省
緊急避妊法の適正使用に関する指針 (令和 7 年改訂版) | 日本産科婦人科学会







