手術や入院時のピル休薬ルールと再開ガイド

監修者:産婦人科医 原野 尚美

最終更新日

手術や入院時のピル休薬ルールと再開ガイド

「手術や入院が決まったけれど、ピルは飲み続けて大丈夫?」
と不安に感じる方は少なくありません。
実は、安全に手術を受けるためには、ピルを一時的にストップしなければならない期間があります。

この記事では、なぜ休薬が必要なのか、いつからお休みして、いつから再開できるのかを詳しく解説します。
休薬中の注意点を知って、安心して手術に備えましょう。

手術・入院時の休薬に関する基礎知識

手術の前後には、安全のために低用量ピルの服用を一時的に中止する「休薬」が推奨されています。これは手術に伴う体への負担や、術後の活動制限がピルの成分と関係しているためです。

なぜ手術前にピルを休む必要があるの?

大きな手術や長時間体を動かせない状態になると、足などの血管に血の塊ができる血栓症が起こりやすくなります。
ピルに含まれる卵胞ホルモン(エストロゲン)には血液を固まりやすくする性質があるため、手術のリスクを最小限に抑えるために休薬が必要です(出典:低用量ピルガイドライン案)。

休薬が必要な手術と不要な手術の違い

一般的に、全身麻酔を伴うような大きな手術や、術後に長くベッドで安静が必要な場合は、手術の4週間前からピルを休みます。
一方で、抜歯や局所麻酔で行う短時間の小さな手術であれば、休薬せずに続けられる場合もあります。
自己判断せずに、必ず主治医や婦人科の医師に確認することが大切です。

目次

失敗しないための3ステップガイド

手術が決まってから、ピルを安全に再開するまでの流れを整理しました。

  1. 【手術が決まったら】 すぐに主治医へピルを飲んでいることを伝える。
  2. 【手術の4週間前】 医師の指示に従い、ピルの服用をストップする。
  3. 【手術後】 体がしっかり動かせるようになり、医師の許可が出てから再開する。
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休薬中の効果と体のメカニズム

ピルを休んでいる間は、避妊効果や生理痛を軽くする効果が一時的に失われます。
休薬のタイミングや期間を守ることは、手術の安全性を高める一方で、私生活への影響も考慮しておく必要があります。

休薬期間中の避妊効果と代替法

ピルの服用を中止すると、数日以内に排卵が再開する可能性があるため、避妊効果はなくなります(出典:家族計画・避妊法)。休薬中はコンドームなど、ピル以外の避妊方法(代替避妊)を必ず併用してください。

ホルモンバランスの変化と体調

ピルを止めると、数日後に生理のような出血(消退性出血)が起こります。その後は本来の自分のホルモンサイクルに戻るため、生理前のイライラやPMや、強い生理痛(月経困難症)が一時的に戻ってくるかもしれません。
手術を控えて不安な時期ですが、一時的な変化であることを知っておくと安心です。

休薬に伴うリスクと注意点

手術のための休薬には、血栓症を防ぐという大きなメリットがある反面、ピルを止めることによる特有のリスクも存在します。
特に「予期せぬ妊娠」や「体調の波」には注意を払う必要があります。

最も注意すべき「望まない妊娠」のリスク

手術前の休薬期間中に最も気をつけるべきなのは、避妊効果がなくなることによる妊娠のリスクです。手術前後は体に大きな負担がかかるため、この時期の妊娠は避けなければなりません。
手術の前後1ヶ月ほどは、パートナーと協力して確実な避妊を徹底してください。

再開時の不正出血とリズムの乱れ

手術後にピルを再開した際、飲み始めの時期のように数日間血が混じる不正出血が起こることがあります。体が再びピルのホルモンに慣れるまでの準備期間ですので、多くは1〜2シート飲み続けるうちに落ち着きます。

手術後の血栓症への配慮

手術後は、長時間動かないことで血の流れが滞りやすくなります。そのため、ピルの再開は「手術後2週間が経過し、かつ十分に歩行ができるようになってから」が目安とされています(出典:低用量ピルガイドライン案)。

手術前後のピル服用スケジュール

よくある質問

手術や入院を控えると、普段の生活では気にならない細かな不安が湧いてくるものです。
ここでは、患者様から特によく寄せられる「イレギュラーな場面」への対処法をまとめました。

親知らずの抜歯でもピルは休むべき?

多くの場合、親知らずの抜歯や短時間の局所麻酔による手術では、ピルの休薬は不要とされています。ただし、炎症がひどい場合や出血のリスクを考慮して、歯科医師から指示が出ることもあります。必ず事前に「ピルを飲んでいます」と伝えておきましょう。

休薬するのを忘れて手術直前になったら?

もし休薬を忘れてしまった場合は、隠さずにすぐ主治医に伝えてください。手術の内容によっては、血を固まりにくくする処置を追加したり、手術の日程を調整したりして安全を確保します。伝えにくいことかもしれませんが、あなたの体を守るために一番大切な報告です。

まとめ

手術前後の休薬は、あなたの体を守るための大切な準備

手術という大きなイベントを安全に乗り越えるために、ピルの休薬ルールを正しく守りましょう。休薬中の避妊や、術後の再開タイミングについて不安があれば、一人で悩まずに医師へ相談してください。

私たちマイピルオンラインでは、一人一人の状況やご要望に合わせて、最適なピル服用のスケジュールのご提案が可能です。
飲み合わせや体調面で少しでも不安なことがあれば、お気軽にご相談ください。

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参考文献

低用量ピルガイドライン案(日本産科婦人科学会)

家族計画・避妊法(WHO)

産婦人科専門医 原野尚美

監修者
産婦人科専門医原野 尚美

いかがでしたでしょうか? マイピルでは産婦人科の医師が、 ピルに関するどんな小さな疑問や不安でも、 直接お電話でお答えいたします。

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