私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
低用量ピルの3相性と1相性の違いや特徴が気になっていませんか?
ホルモン量が段階的に変化する3相性は、避妊やPMS、生理痛の改善に役立つ一方で、メリット・デメリットや適した体質があります。
この記事では、3相性の低用量ピルについて気になっている方に向けて、基本的な仕組みや1相性との違い、代表的な薬の種類などを詳しく解説します。
低用量ピルの3相性とは?
低用量ピルの3相性とは、1周期(28日)の服用期間中に、ホルモン量が3段階に変化するタイプのピルのことです。
エストロゲンやプロゲスチンの女性ホルモンの配合量を段階的に変えることで、自然なホルモン分泌リズムに近づけ、避妊効果や生理周期の安定化を図ります。
3相性の低用量ピルの基本的な仕組み
3相性の低用量ピルは、1つのシート内でホルモン量が3段階に変化します。初期はエストロゲンとプロゲスチンの量が低く設定され、中期から後期にかけて段階的に増減します。このようにホルモン量を調整することで自然なホルモン変動に近づけ、副作用が起こりにくいようにしているのです。
しかし、シートの順番を守らずに服用するとホルモンバランスが崩れ、避妊効果が下がるリスクがあるため、服薬管理は厳密に行う必要があります。
1相性と3相性の違い
1相性の低用量ピルは、1周期を通してホルモン量が一定です。休薬期間を除き、毎日一定の成分量の錠剤を服用します。実薬に含まれているホルモン量はどれも同じため、飲み間違えても大きな影響が出ません。
そのため、初めて低用量ピルを服用する方でも使いやすいでしょう。1相性と3相性のどちらを選ぶべきかについては、症状や生活スタイル、副作用の出やすさなどを考慮して総合的に判断する必要があります。
3相性の低用量ピルのメリット・デメリット
1相性も3相性も、避妊効果に違いはありません。ただし、それぞれにメリット・デメリットがあります。まずは3相性の低用量ピルについて詳しく見ていきましょう。
3相性の低用量ピルのメリット
3相性の低用量ピルは、ホルモン量が3段階に変化し、自然なホルモン分泌パターンに近い作用をもたらします。そのため、不正出血の副作用リスクを抑えることが可能です。不正出血は、低用量ピルにより体内のホルモンバランスが変化して起こります。
3相性の低用量ピルなら、本来のホルモン分泌を大きく乱さず服用できるので、不正出血が起きにくくなっています。
実際に、3相性と1相性の低用量ピルを比較したところ、3相性の低用量ピルを服用していた方の方が出血の発生率が低かったとの研究結果が出ています。具体的には、出血が見られた割合は3相性グループで9.6%、1相性グループで32.6%でした。
1相性の低用量ピルで不正出血が起きてしまった方、自然なリズムを重視する方は3相性の低用量ピルが適している場合もあるでしょう。
3相性の低用量ピルのデメリット
3相性の低用量ピルは、含まれるホルモン量が錠剤によって異なるため、服用順序を間違えると避妊効果や生理痛・PMSの改善効果が低下する恐れがあります。
そのため、毎日決められた順番で服用しなければなりません。また、3段階のホルモン変化が人によっては合わず、副作用が起こる可能性もあります。
1相性の低用量ピルのメリット・デメリット
1相性の低用量ピルは、1周期を通してホルモン量が一定に保たれています。毎日同じ成分量の錠剤を服用するため、飲み間違えや管理の手間が少なく、初心者でも扱いやすいのが特徴です。一方で、ホルモン量が一定であることによる特有の副作用もあります。
1相性の低用量ピルのメリット
1相性の低用量ピルは、服用管理が簡単で、飲む順番を間違える心配がほとんどありません。服用10日目に誤って11日目の分を飲んでも影響がまったくないのは大きなメリットでしょう。そのため、ライフスタイルが不規則な方や低用量ピル初心者の方でも扱いやすくなっています。
飲み間違えにより効果が変動するリスクが少ないので、生理周期の調整も行いやすい点が特徴です。ただし、1日に服用する錠数や実薬と偽薬を間違えた場合は、効果の減少や不正出血の副作用が見られることがあります。
1相性の低用量ピルのデメリット
1相性の低用量ピルはホルモン量が一定であるため、自然な体のホルモン変動とは異なります。そのため、一部の方ではホルモン変動による不正出血の副作用が起こる可能性がある点に注意しなければなりません。
不正出血が続く場合は、3相性の低用量ピルに変更することも検討した方がよいでしょう。飲む順番を間違える心配がある方は1相性、不正出血が気になる方は3相性など、自分に合うものを選ぶことが大切です。
代表的な3相性の低用量ピルの種類
代表的な3相性の低用量ピルには、主に次の3つがあります。
- トリキュラー
- アンジュ
- ラベルフィーユ
- シンフェーズ
どの低用量ピルもホルモンを段階的に変化させることで、自然な体のリズムに近づけ、避妊効果や月経関連症状の改善を目的としています。
ここでは、それぞれの低用量ピルに含まれる成分や成分量、特徴を見ていきましょう。
トリキュラー
| レボノルゲストレル | エチニルエストラジオール | |
| 赤褐色錠 | 0.050mg | 0.030mg |
| 白色錠 | 0.075mg | 0.040mg |
| 淡黄褐色錠 | 0.125mg | 0.030mg |
トリキュラーは、国内で広く処方されている3相性の低用量ピルの一つです。実薬のホルモン量が3段階で変化します。
排卵抑制、子宮内膜の変化、精子の侵入阻止などの作用により避妊効果を発揮する低用量ピルです。ホルモン配合が自然な分泌パターンに近いため、不正出血が少ない傾向にあります。
アンジュ
| レボノルゲストレル | エチニルエストラジオール | |
| 赤褐色錠 | 0.050mg | 0.030mg |
| 白色錠 | 0.075mg | 0.040mg |
| 淡黄褐色錠 | 0.125mg | 0.030mg |
アンジュは、トリキュラーと同じ成分が同じ量だけ配合されている低用量ピルです。製薬会社が異なり、アンジュはあすか製薬、トリキュラーはバイエル薬品によって製造販売されています。作用機序や効果もトリキュラーと同じで、避妊に加えて生理痛やPMSの改善にも用いられます。
ラベルフィーユ
| レボノルゲストレル | エチニルエストラジオール | |
| 赤褐色錠 | 0.050mg | 0.030mg |
| 白色錠 | 0.075mg | 0.040mg |
| 淡黄褐色錠 | 0.125mg | 0.030mg |
ラベルフィーユはトリキュラーのジェネリック医薬品です。同じ有効成分が同じ量だけ含まれています。そのため、効能効果や作用機序も同等です。価格が比較的安価であるため、継続服用による経済的負担を軽減したい方に選ばれることがあります。
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まとめ
3相性の低用量ピルは、ホルモン量を段階的に変化させることで自然なホルモンリズムに近づけ、不正出血のリスクを最小限に抑えています。一方、1相性はホルモン量が一定で、服用順序を気にせず管理しやすい点が特徴です。
代表的な3相性の低用量ピルには、トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユがあります。どれも成分や成分量は同じです。服用を始める際は医師に相談しながら自分に合うタイプを選びましょう。
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