生理を早く終わらせるには?生理をコントロールする方法
「生理が来ないときはどのような検査が行われるの?」
「内診が痛いのではないかと不安で、婦人科に行けない」
「生理が来ない原因や、治療法について詳しく知りたい」
毎月来るはずの生理が来ないと、「もしかして病気かもしれない」「妊娠したのかな」と不安になってしまいますよね。生理不順や無月経の治療は、医療機関(婦人科・産婦人科)を受診することで適切な検査とケアを受けられます。
しかし、「婦人科の検査って痛そう」「何を聞かれるのか分からなくて怖い」と感じ、受診をためらってしまう女性は非常に多いです。不安な気持ちを抱えたまま過ごすのは、心身にとって良いことではありません。
そこで今回は、生理が来ないときに医療機関でどのような検査や治療が行われるのか、そして受診前に知っておきたい安心できるポイントを、専門的な視点から優しく詳しく解説します。
生理が来ない主な原因とは?

生理(月経)は、妊娠に向けて分厚くなった子宮内膜が、妊娠しなかった場合に剥がれ落ちて血液とともに排出される仕組みです。しかし、何らかの理由でこのサイクルが乱れると、生理が来なくなってしまいます。ご自身の状況と照らし合わせてみてください。
女性ホルモンのバランスの乱れ
生理のサイクルは、「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンによってコントロールされています。エストロゲンが子宮内膜を厚くし、プロゲステロンが受精卵の着床しやすい環境を整えます。疲労や睡眠不足などが原因でこのホルモンバランスが崩れると、生理が止まったり、遅れたりすることがあります。
過度なダイエットや急激な体重変化
短期間で急激に体重が減少すると、脳が「体が危険な状態にある」と判断し、生命維持を優先させるために生殖機能をストップさせてしまいます。これを体重減少性無月経と呼びます。アスリートや過度なダイエットをしている若い女性に多く見られます。反対に、極端な肥満もホルモンバランスを乱す原因となるため、適正なBMI(18.5〜25未満)を保つことが大切です。
精神的・身体的なストレスの蓄積
女性の体は非常にデリケートで、ストレスに敏感に反応します。人間関係の悩み、仕事のプレッシャー、引っ越しなどの環境の変化といった精神的ストレスだけでなく、激しい運動や過労などの身体的ストレスも、脳の視床下部というホルモンの司令塔に影響を与え、生理を止めてしまう原因になります。
妊娠の可能性
性交渉の経験があり、生理予定日を過ぎても生理が来ず、基礎体温の高温期が14日以上続いている場合は、妊娠の可能性があります。まずは市販の妊娠検査薬でチェックしてみることをおすすめします。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵巣の中で卵胞がうまく育たず、小さな卵胞がたくさん連なってしまい、排卵が起こりにくくなる病気です。若い女性の数%に見られ、生理が来ない、あるいは生理周期が極端に長いといった症状が出ます。ニキビが増えたり、毛深くなったりすることもあります。
高プロラクチン血症
プロラクチンとは、本来は出産後に母乳を出すためのホルモンです。妊娠・出産をしていないのにこのホルモンの分泌量が増えてしまうと、体が「妊娠・授乳中」と勘違いをして排卵を止めてしまい、生理が来なくなります。
甲状腺などその他の病気
喉の仏の下にある「甲状腺」のホルモン分泌が多すぎたり少なすぎたりすると、排卵がうまく起こらず生理不順になります。疲れやすい、急に体重が減る・増えるなどの症状が伴う場合は、内科的な要因も考えられます。
生理が来ないときに婦人科で行われる検査

「婦人科の検査は怖い」というイメージを持つ方は多いですが、事前に何をするかを知っておけば、恐怖心はグッと和らぎます。ここでは一般的な検査の流れをご紹介します。
問診(医師とのお話)
まずは医師が現在の症状や生活背景について質問をします。具体的には「いつから生理が来ていないか」「初経の年齢」「最近急激な体重変化やストレスはなかったか」「性交渉の有無」などです。ここで恥ずかしがらずに答えることが、正しい原因を見つける第一歩です。基礎体温表をつけている方は、ぜひ持参してください。スマートフォンアプリの記録画面でも大丈夫です。
血液検査(ホルモン検査)
女性ホルモン(エストロゲンやプロゲステロン)、甲状腺ホルモン、プロラクチンなどの数値を血液から調べます。多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や高プロラクチン血症など、ホルモン異常が原因の病気は、この血液検査で多くのことが分かります。
超音波検査(エコー検査)
子宮や卵巣の大きさ、内膜の厚さなどをモニターで確認する検査です。性交渉の経験がある方の場合は、膣から細い器具を入れる「経腟超音波検査」が一般的です。「痛いのでは?」と不安になるかもしれませんが、器具は親指ほどの太さでゼリーを塗ってから挿入するため、力を抜いてリラックスしていれば、強い痛みを感じることはほとんどありません。
性交渉の経験がない方やどうしても怖いという方には、お腹の上からエコーを当てる「経腹超音波検査」を行うことも可能ですので、遠慮なく医師に伝えてください。
画像検査(MRIやCTなど)
超音波検査や血液検査で、子宮筋腫や卵巣腫瘍、または脳の下垂体に異常(プロラクチンを分泌する腫瘍など)が疑われる場合には、さらに詳しい画像を撮るためにMRIやCTなどの画像検査を行うことがあります。
生理が来ないときの具体的な治療法
検査によって原因が分かれば、それに応じた治療がスタートします。
低用量ピル・中用量ピルによるホルモン治療
ホルモンバランスの乱れが原因の場合、女性ホルモンを外から補うことで生理のサイクルを整える治療を行います。代表的なのが「カウフマン療法」や「低用量ピルの服用」です。低用量ピルは少量のエストロゲンとプロゲステロンが配合されており、服用することでホルモンバランスが安定し、定期的に生理(消退出血)を起こすことができます。
※マイピルでも、オンライン診察を通じて低用量ピルのご相談が可能です。
排卵誘発剤の使用
将来的に妊娠を希望している場合や、自力で排卵が起きていない場合には、内服薬などの排卵誘発剤を使用して排卵を促す治療が行われます。無月経の度合い(第1度無月経、第2度無月経)によって使用するお薬が変わります。
漢方薬による体質改善
「いきなりホルモン剤を飲むのは抵抗がある」「副作用が不安」という方には、漢方薬による治療が提案されることもあります。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)などが用いられ、血の巡りを良くし、体が本来持っている機能を整えることで生理の再開を目指します。
生活習慣の改善とストレスケア
過度なダイエットやストレスが原因の場合は、まずは生活習慣を見直すことが一番の治療です。適切な食事と睡眠をとり、心と体を休ませることで、自然と生理が戻ってくることも少なくありません。
婦人科を受診する目安と準備
【受診の目安】
- 生理が予定から1週間〜10日以上遅れていて、妊娠の可能性がある場合
- 妊娠の可能性がないのに、生理が3ヶ月以上来ない場合
- これまでにない不正出血や下腹部痛を伴う場合
【服装のポイント】
内診台に上がる際、着脱しやすいようにフレアスカートやゆったりしたワンピースで行くのがおすすめです。ショーツを脱ぐだけでスムーズに検査が受けられます。
生理が数日遅れることは誰にでもありますが、3ヶ月以上来ない状態(続発性無月経)を放置すると、骨粗しょう症のリスクが高まったり、将来の妊娠に影響を与えてしまう可能性があります。早めに受診しましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. 婦人科を受診する際、親や周囲に内緒で受診できますか?
はい、可能です。医療機関には守秘義務があるため、患者様ご本人の同意なしに親御さんや職場に症状や通院の事実を伝えることはありません。安心してお越しください。
Q. ピルを飲むと太るって本当ですか?
低用量ピルそのものに太る成分は含まれていません。飲み始めにホルモンバランスの変化で一時的にむくみやすくなったり、食欲が増したりすることがありますが、体が慣れれば自然と落ち着くことがほとんどです。
Q. オンライン診療でも生理不順の相談はできますか?
はい、可能です。「マイピルオンライン」などのオンライン診療サービスを利用すれば、スマートフォンひとつで産婦人科医の診察を受けることができます。内診への抵抗がある方や、忙しくて病院に行く時間がない方でも、問診からお薬の処方、ご自宅への配送までスマホで完結するため非常に便利です。
※医師の診察結果により、お薬が処方されない場合もございます
まとめ
生理が来ない状態は、あなたの体が発している「少し休んで」というサインかもしれません。医療機関では、問診や血液検査、超音波検査などを通じて、そのサインの本当の原因を見つけ出してくれます。
「痛いかも」「怖い」という不安から受診を先延ばしにするよりも、一歩踏み出して医師に相談することで、心も体もすっと軽くなります。マイピルでは、女性の皆さまの不安に寄り添いながら、提携クリニックの産婦人科医によるオンライン診察や低用量ピルの処方を行っております。(※自由診療となります)誰にも言えず悩んでいる方は、ぜひ一度、お気軽にご相談ください。







