低用量ピルの服用中におりものが増える?原因や注意すべきおりものの特徴を解説

監修者:産婦人科医 原野 尚美

最終更新日

低用量ピルの服用中におりものが増える?原因や注意すべきおりものの特徴を解説

「低用量ピルの服用を始めてからおりものの量が増えたのだけど、大丈夫なの?」と不安に思っていませんか?

おりものは女性の健康状態を判断するためのバロメーターと言われることもあり、量が増えると心配になってしまう方が多いでしょう。

実は、低用量ピルを服用すると特に健康面で問題がなくてもおりものの量が増えてしまうことがあります。

今回は、低用量ピルとおりものの関係性や、注意すべきおりものの特徴について詳しく見ていきましょう。

低用量ピルの服用中にもおりものは出る

低用量ピルを服用すると、一般的におりものの量は減ると言われています。しかし、人によっては逆に量が増えることもあるのです。

そのため、低用量ピルを服用しているのにおりものが出ると心配する必要はありません。通常のおりものであれば、低用量ピルの服用中におりものが出ても問題はないでしょう。

ただし、以下のようなおりものが出る場合は病気や感染症が疑われるので早めに婦人科を受診しましょう。

  • おりものに色がついている
  • 明らかにおりものの量が多い
  • においの強いおりものが出ている
目次

そもそもおりものとは?

おりものは、成熟した女性なら誰からでも分泌されるものです。下着が汚れることもあるのでわずらわしいと感じる方もいるかもしれませんが、おりものは女性の体を守るために欠かせません。

おりものの役割

おりものには、大きく2つの役割があります。

  • 自浄作用
  • 受精の手助け

自浄作用とは、自らの力で浄化する能力のことです。おりものには、腟を通して細菌が侵入するのを自浄作用により防ぐ働きがあります。

つまり、おりものがあることで腟の中を清潔に保つことができるのです。この他、精子が子宮内に到達しやすいようにサポートする働きもあります。

おりものが増えやすい時期

おりものの量は、体の周期に伴って増減します。生理中や生理前の分泌量はそこまで多くありません。卵胞期に入ると徐々におりものの量が増え、排卵期になると分泌量がピークになります。

このように、周期に伴っておりものの量が変わるため、一時的に量が増えたからといって異常があるとは言い切れません。

おりものが出やすい年代

年代によってもおりものの分泌量が変化します。おりものは、エストロゲン(卵胞ホルモン)の量に比例して分泌量が多くなることが特徴です。

そのため、エストロゲンが盛んに分泌される時期はおりものの量が多くなり、閉経に向けてエストロゲンの量が減ってくると、おりものの量も少なくなっていきます。

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低用量ピルの服用中におりものが増える理由

低用量ピルの服用中をしている方の中には、服用前と比べておりものが増加したと感じる方もいます。おりものが増える代表的な理由は、主に下記の3つです。

  • 低用量ピルの副作用
  • 妊娠している
  • 腟内が傷ついている

また避妊効果があるため、コンドームを使わず性交渉する方が多い傾向にあります。おりもの(帯下増加)の悩みで診療を受ける方は、最初に性感染症を疑います。

低用量ピルの副作用

低用量ピルを服用すると、副作用によっておりものの量が増えることがあります。例としてトリキュラーの副作用を調べてみましょう。すると、「帯下の増加」と記載されていることが分かります。

帯下とは、おりもののことです。頻度は1%未満と多くはありませんが、おりものが増えた場合は副作用の可能性もあるでしょう。

妊娠している

妊娠すると、女性ホルモンの働きによっておりものの量が増加します。おりものが増えている状態が続く場合は、妊娠の可能性も疑ってみましょう。

実は、低用量ピルを服用していても妊娠する可能性があります。

理想的な使用をしたときの妊娠率 一般的な使用をしたときの妊娠率
経口避妊薬 0.3% 9%

「一般的な使用」とは、飲み忘れを含めた場合の妊娠率です。飲み忘れがあったときの妊娠率は9%、飲み忘れがなく正しい方法で服用したときの妊娠率は0.3%と報告されています。

このように、低用量ピルを服用していても妊娠を100%防ぐことはできません。そのため、低用量ピルの服用中でも、妊娠の影響によっておりものが増えることがあります。

腟内が傷ついている

腟内が傷つくと、血が混ざったおりものが出ることがあります。血が混ざり、おりものが増えたように感じることもあるでしょう。

腟内が傷つく原因としては、性行為によるものや萎縮性腟炎、性感染症などが考えられます。

こんなおりものには注意!病気の可能性も

おりものが出ること自体はおかしなことではありません。しかし、色がついていたり量が普段より多かったりする場合は病気の可能性が疑われます。

おりものの量が多い

おりものの量が多くなる理由の1つに、性感染症があります。細菌性腟炎やカンジダ腟炎、トリコモナス腟炎などはおりものが増加しやすい感染症の代表例です。

また、子宮頸がんや子宮体がんによっておりものが増えることもあります。

ピンク色のおりものが出ている

ピンク色のおりものは、不正出血が疑われます。おりものに血が混ざり、ピンク色になっているのです。子宮がんやクラミジア頸管炎、子宮頸管ポリープなどの病気が疑われます。

白色のおりものが出ている

白色のおりものが出る病気としてよく知られているのが、カンジダ腟炎です。腟の中にいるカンジダ菌が増殖して起こります。

カッテージチーズのような白いおりものが出ること、外陰部にかゆみが出やすいことが特徴です。

灰白色のおりものが出ている

灰白色のおりものは、細菌性腟症の可能性があります。腟内の乳酸菌が減少し、他の常在細菌が異常に増殖することが原因です。灰白色のサラサラとしたおりものが増え、独特の生臭いにおいがします。

黄色や緑色のおりものが出ている

黄色や緑色のおりものが出ている場合は、以下のような病気や感染症にかかっていることがあります。

  • トリコモナス腟炎
  • 細菌性腟炎
  • 淋菌感染症
  • 子宮内膜炎
  • 卵管炎
  • クラミジア感染症

においが強いおりものが出ている

においが強いおりものが出るのは、細菌に感染していたり腟内環境が乱れていたりすることが原因です。やや酸味のあるすっぱいにおいがするのは正常なものなので問題ありませんが、生臭いにおいや魚が腐ったようなにおいがするときは異常が疑われます。

おりものの様子がいつもと違うと感じたら婦人科を受診しよう

低用量ピルの服用を始めておりものが増えると、「何か病気かもしれない」と不安になることでしょう。以下のような症状が出ているときは、早めに婦人科を受診して検査を受けるのをおすすめします。

血が混ざったおりものが出てくる

血が混ざったおりものは、不正性器出血の可能性があります。ホルモンバランスの乱れが原因のこともありますが、重大な病気が隠れているケースもあるので早めに受診しましょう。

腰痛や腹痛などの症状がある

腰痛や腹痛の症状があるときは、子宮内膜症や子宮筋腫、子宮頸がんなどの病気が隠れている可能性があります。子宮頸がんでは、おりものの増加とあわせて腰痛や腹痛の症状が出やすいことが特徴です。

色や量、においがいつもと違う

色や量、においがいつもと違うときは、体が疲れていたり感染症にかかっていたりする可能性があります。一時的なものであれば問題ないこともありますが、いつもと違うおりものが続くときは婦人科で相談しましょう。

まとめ

低用量ピルの服用を始めてからおりものの量が増えた場合、次のような原因が考えられます。

  • 低用量ピルの副作用が出ている
  • 妊娠している
  • 腟内が傷ついている

おりものの量は周期や年代でも変化するので、量が増えたからといって一概に異常があるとは言い切れません。しかし、病気や感染症が原因のこともあります。

「何かおかしいな?」「いつもと違う」と感じることが続く場合は、早めに婦人科で相談しましょう。

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