排卵期出血と不正出血の見分け方:量・色・タイミングで判断する方法
「低用量ピルと超低用量ピル、自分にはどっちがいいのだろう?」と悩んでいませんか?初めてピルを検討する際、種類が多くて不安に感じる方はとても多くいらっしゃいます。
低用量ピルと超低用量ピルは、どちらも女性のデリケートな心と体をサポートしてくれる心強い味方です。しかし、お薬に含まれている有効成分の量や、国から認められている「目的(効果)」には大きくて大切な違いがあります。もし選び方を間違えてしまうと、あなたが本当に求めている効果が得られないこともあるため、それぞれの特徴を正しく知っておくことが大切です。
この記事では、低用量ピルと超低用量ピルの違いや、それぞれの詳しい特徴、気になる副作用のリスク、そして万が一飲み忘れてしまったときの対処法まで、初めての方にも分かりやすく丁寧に解説します。あなたにぴったりの選択ができるよう、優しくサポートしますので、ぜひリラックスして最後まで読んでみてくださいね。
低用量ピルと超低用量ピルの3つの違い

低用量ピルと超低用量ピルで迷ったときは、まず以下の3つの大きな違いを知っておきましょう。
低用量ピルは主に避妊(OC:経口避妊薬)を目的として作られており、超低用量ピルは生理痛などの治療(LEP:低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤)を目的に作られています。含まれている女性ホルモンの量が異なるため、体に与える影響やお薬の得意分野が変わってくるのです。
- お薬に含まれる女性ホルモン(エストロゲン)の量
- 国から認められている処方の目的(避妊か、治療か)
- 飲み始めの体への負担や副作用(血栓症など)のリスク
有効成分(女性ホルモン)の量の違い
低用量ピルと超低用量ピルの一番の違いは、お薬に含まれる「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の量です。エストロゲンの含有量が1錠あたり0.05mg未満のものを「低用量ピル」、さらに少なく0.03mg未満に抑えられたものを「超低用量ピル」と呼びます。ホルモン量が少ない超低用量ピルの方が、吐き気や頭痛といった飲み始めの不快な症状が出にくい傾向があります。
処方目的の違い
実は、日本ではお薬の「承認されている目的」によって呼び名が変わります。
低用量ピル(OC)は、主に「避妊」を目的として承認されています。
一方、超低用量ピル(LEP)は、ひどい生理痛(月経困難症)や子宮内膜症の「治療」を目的として国から承認されています。
対面の医療機関では、治療目的の超低用量ピルは保険適用になるケースもありますが、マイピルをはじめとするオンライン診療サービスを利用する場合は、基本的に自由診療(全額自己負担)での処方となります。
※マイピルの場合、サイトに表示されている価格はお薬代のみとなり、別途「診療費」と「送料」がかかります。
注意点として、超低用量ピルも医学的な仕組みとしては排卵を抑える働きがありますが、日本では「避妊薬」としては承認されていません。そのため、高い避妊効果を第一の目的とする場合は、低用量ピルを選ぶのが基本となります。
副作用のリスクの違い
どちらのピルも安全性の高いお薬ですが、エストロゲンが含まれている以上、「静脈血栓塞栓症(血栓症)」という血管が詰まる副作用のリスクがわずかにあります。超低用量ピルはエストロゲンの量が少ないため、低用量ピルに比べて副作用のリスクが軽減されているのが特徴です。
ただし、米国疾病予防管理センター(CDC)の基準などでも示されている通り、35歳以上で1日15本以上タバコを吸う方は、血栓症や心筋梗塞のリスクが跳ね上がるため、原則としてどちらのピルも処方を受けることができません。ご自身のライフスタイルや年齢に合わせて医師に相談することが何よりも大切です。
低用量ピル(OC)の主な特徴
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避妊などを目的として処方される低用量ピルは、ホルモンの配合割合によって主に2つのタイプに分けられます。
- 3相性ピル
女性の自然なホルモンバランスの変化に合わせて、お薬のホルモン量がシート内で3段階に変わるタイプです。自然なホルモン変動に近い状態を再現するため、不正出血(生理以外の出血)が起こりにくいといった特徴があり、初めての方にもよく選ばれます。 - 1相性ピル
すべてのシートの錠剤でホルモン量が一定のタイプです。ホルモン量が常に一定であるため、気分の波を落ち着かせたり、生理日をずらしたりする際のコントロールがしやすいのが特徴です。
超低用量ピル(LEP)の主な特徴
月経困難症や子宮内膜症の治療薬として承認されている超低用量ピルにも、いくつかの種類があります。配合されている黄体ホルモンの種類や、休薬期間(お薬を飲まない期間)の長さによって特徴が異なります。
中には、休薬期間を短く設定してホルモンの急激な変動を抑えたものや、最大120日間(約4ヶ月間)連続で服用できるように作られたものもあります。連続服用が可能なタイプは、生理の回数自体を減らすことが期待できるため、生理のたびに辛い思いをしている方にとって、生活の質を向上させる選択肢となります。
初めてのピルで不安な方へ(副作用と血栓症について)

「ピルを飲むと太ってしまうって本当?」「将来、赤ちゃんが産みにくくなったりしない?」そんな噂を耳にして、一歩を踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。でも、安心してくださいね。
現在のピルは、昔のお薬に比べてホルモンの量が非常に少なく、体に優しく作られています。医学的にも、ピルそのものが体重増加の直接的な原因になることはないと言われています。飲み始めの1〜2ヶ月の間は、体が新しいホルモンバランスに慣れようとする過程で、「軽い吐き気」「頭痛」「胸の張り」「少しの不正出血」などが起こることがありますが、これは一時的なものです。ほとんどの場合、1シート、2シートと飲み進めていくうちに、体が慣れて自然とすっきりと落ち着いていきます。
また、ピルの服用を辞めれば、通常は1〜3ヶ月ほどで元の正常な生理周期に戻り、妊娠ができる状態に戻ります。将来の妊娠に悪影響を与えることはありませんので、安心してください。
ただし、ピルを服用する上でどうしても知っておいてほしい、もっとも大切な副作用が「血栓症(血管の中に血の塊が詰まる病気)」です。厚生労働省の報告でも注意喚起されていますが、以下のような「血栓症のSOSサイン」が体に現れた場合は、すぐにお薬の服用を中止して、救急医療機関を受診するか医師に相談してください。
- ふくらはぎなど、足の片側だけに激しい痛みや腫れ、赤みがある
- 突然、胸が苦しくなったり、鋭い痛みを感じたり、息切れがしたりする
- 激しい頭痛や、目の前が急に見えにくくなる(視野の異常)
- 急にうまくしゃべれなくなったり、手足に力が入らなくなったりする
また、世界の安全基準(CDCガイドラインなど)では、35歳以上で1日15本以上タバコを吸う喫煙者の方は、血栓症のリスクが非常に高くなるため、ピルを原則として処方できない(原則禁忌)と定められています。ピルを検討される方は、この機会に禁煙にトライしてみるのもおすすめですよ。
また、もっとも注意すべき副作用に「血栓症」があります。厚生労働省の報告でも注意喚起されていますが、足の激しい痛みや腫れ、突然の息切れ、激しい頭痛などのサインが現れた場合は、すぐに服用を中止して医療機関を受診してください。正しい知識を持って、定期的な医師の診察を受けていれば、過度に恐れる必要はありません。
低用量ピルと超低用量ピルに関するよくある質問
Q. ピルは保険適用になりますか?
対面の医療機関などで医師に「月経困難症」などと診断された場合の超低用量ピル(LEP)は、保険適用になる場合があります。避妊目的の低用量ピルは自由診療です。なお、マイピルをご利用いただく場合は、お薬の種類によらずすべて【自由診療(保険適用外)】となります。
Q. 超低用量ピルには避妊効果が全くないのですか?
いいえ、医学的な仕組みとしては排卵を抑える働きがあります。しかし、日本では「月経困難症の治療薬」としてのみ承認されており、「避妊薬」としての国の承認は得ていません。高い避妊効果を主目的とする場合は、低用量ピルの処方を受けるのが原則です。
Q. ピルを服用しても生理痛がひどいのはなぜですか?
ピルを服用中の痛みの原因については、ご自身の体の状態によって異なるため、当サポートで直接的な医学的アドバイスを行うことができません。背後に別の原因が隠れている可能性もあるため、我慢せずに、マイピルのご予約をお取りいただき医師に直接ご相談いただくか、お近くの婦人科を受診してご相談ください。
まとめ
低用量ピルと超低用量ピルは、「どちらが優れているか」ではなく、「あなたの現在の悩みや目的にどちらが合っているか」で選ぶことが大切です。
- 避妊効果を期待し、生理のリズムを整えたい方 → 低用量ピル
- ひどい生理痛(月経困難症)を和らげ、副作用をできるだけ抑えたい方 → 超低用量ピル
ご自身の体質やライフスタイルによって、最適なピルは異なります。一人で悩まず、まずは医師に今の症状や不安な気持ちを素直に伝えてみましょう。
「マイピルオンライン」では、産婦人科医をはじめとする提携医療機関の経験豊富な医師があなたの声に寄り添い、状態に合わせた最適なピルをご提案します。







