低用量ピルを保険適用にするには?条件やピルの種類について解説

監修者:産婦人科医 原野尚美 


最終更新日

低用量ピルを保険適用にするには?条件やピルの種類について解説

低用量ピルは毎月服用するものです。長く使うものだからこそ、「保険適用になれば安く済むのに……」と思っている方も多いのではないでしょうか。

低用量ピルを保険適用にするには、一定の条件をクリアしなければなりません。どなたでも保険適用になるわけではないため注意が必要です。

では、どうすれば低用量ピルが保険適用になるのでしょうか。今回は、低用量ピルを保険適用するために必要なことや条件、ピルの種類を詳しく解説します。

目次

  • 1.保険適用になる低用量ピルとならない低用量ピルがある
  • 2.低用量ピルには2つの種類がある
  • 3.低用量ピルを保険適用にする方法
  • 4.保険適用になる低用量ピルと適用外の低用量ピルの特徴
  • 5.超低用量ピルも保険適用になる
  • 6.低用量ピルに期待できる効果
  • 7.低用量ピルの処方ならマイピル
  • 8.保険適用になる低用量ピルに関するよくある質問
  • 9.まとめ

保険適用になる低用量ピルとならない低用量ピルがある

低用量ピルは、医療機関で処方してもらえる医薬品の仲間です。「医薬品なので保険適用になるだろう」と考える方が多いかもしれません。

しかし、低用量ピルには保険適用になるものとならないものがあります。

保険適用になる低用量ピル

低用量ピルが保険適用になるのは、「病気の治療のために低用量ピルが必要」と医師が判断した場合のみです。

具体的には、以下のような治療を目的としている場合に低用量ピルが保険適用になります。

  • 月経困難症
  • 子宮内膜症

これらの病気があり、医師が低用量ピルの処方が必要だと判断した場合は、保険適用で低用量ピルが処方されます。

保険適用にならない低用量ピル

以下のような場合、低用量ピルは保険適用になりません。

  • 避妊
  • 月経移動
  • ニキビ治療
  • PMS(月経前症候群)

避妊や月経移動は病気とは関係がないため、保険適用外です。ニキビ治療やPMSは病気の治療に該当するものの、現状では保険が使用できません。

これは、低用量ピルの効能効果としてニキビやPMSが承認されていないためです。そのため、これらの目的で低用量ピルを使用する場合はすべて保険適用外となります。

低用量ピルには2つの種類がある

低用量ピルは、大きく分けると以下の2種類に分類されます。

  • LEP(低用量エストロゲン-プロゲスチン)
  • OC(経口避妊薬)

それぞれの特徴を見ていきましょう。

保険適用になる「LEP」

LEPは、効能効果として月経困難症や子宮内膜症などが認められている低用量ピルです。具体的には、以下のような低用量ピルが該当します。

  • ルナベル配合錠ULD
  • フリウェル配合錠ULD
  • ルナベル配合錠LD
  • フリウェル配合錠LD
  • ヤーズ
  • ヤーズフレックス
  • ドロエチ
  • ジェミーナ

これらの低用量ピルは、保険適用になります。ただし、避妊目的での処方はできません。作用機序を考えると避妊効果もあると考えられますが、効能効果を取得していないので注意しましょう。

妊娠を希望しておらず上記の低用量ピルを服用する場合は、必ず他の避妊方法も併用してください。

保険適用にならない「OC」

保険適用にならないOCには、次のような種類があります。

  • シンフェーズ
  • トリキュラー
  • アンジュ
  • ラベルフィーユ
  • ファボワール
  • マーベロン

OCは経口避妊薬とも呼ばれていることから、主に避妊を目的として処方される低用量ピルです。しかし、OCだからといって月経困難症に対して効果がないわけではありません。月経困難症に対して、LEPではなくOCが処方されるケースもあります。

しかし、月経困難症の治療を目的として処方された場合でも保険適用にはならないので注意してください。基本的に、月経困難症には保険診療で承認されているLEPを優先して使用するようにとされています。

低用量ピルを保険適用にする方法

低用量ピルを保険適用にするには、条件があります。

  • 低用量ピルの使用が必要な病気だと医師に判断される
  • 保険適用となる低用量ピルを処方してもらう

まず、医師が「あなたの病気には低用量ピルが必要です」と判断しなければ、そもそも低用量ピルは処方されません。

病気の治療の一環として低用量ピルが必要だと判断され、処方される必要があります。ここで処方される低用量ピルが、LEPであれば保険適用となります。病気の治療を目的とした処方でも、OCを使う場合は保険が適用されません。

保険適用になる低用量ピルと適用外の低用量ピルの特徴

保険適用になるLEPと、保険適用外になるOCには次のような特徴があります。

〈LEP〉

第一世代 第二世代 第四世代
主な種類
  • ルナベル配合錠ULD
  • フリウェル配合錠ULD
  • ルナベル配合錠LD
  • フリウェル配合錠LD
  • ジェミニーナ
  • ヤーズ
  • ヤーズフレックス
黄体ホルモンの種類 ノルエチステロン レボノルゲストレル ドロスピレノン
特徴 生理痛を緩和する効果に優れている。 不正出血しにくい。 むくみが生じにくく、PMSに対して効果が出やすい。

〈OC〉

第一世代 第二世代 第三世代
主な種類
  • シンフェーズ
  • トリキュラー
  • アンジュ
  • ラベルフィーユ
  • マーベロン
  • ファボワール
黄体ホルモンの種類 ノルエチステロン レボノルゲストレル デソゲストレル
特徴 生理痛を緩和する効果に優れている。 不正出血しにくい。 ニキビ治療や生理周期のコントロールに用いやすい。

超低用量ピルも保険適用になる

ピルには、低用量ピルの他に超低用量ピルやミニピルもあります。超低用量ピルは、低用量ピルよりもエストロゲン(卵胞ホルモン)の量が少ないピルです。すべてLEPに該当するため、超低用量ピルは保険適用となります。

ミニピルはエストロゲンを含まずプロゲステロン(黄体ホルモン)のみを含むピルです。これまでミニピルは日本では未認可でしたが、2024年6月24日に避妊を適応症として製造販売承認申請がされたため、あすか製薬のミニピルが保険適用になる可能性があります。

低用量ピルに期待できる効果

低用量ピルは、避妊だけに使うものではありません。下記のようにさまざまな効果が期待できます。

経血量の減少

低用量ピルを服用すると、排卵が抑えられて子宮内膜が厚く育つのを抑制できます。その結果、経血の量を減らすことが可能です。

PMSやPMDDの改善

PMSやPMDDが起こるはっきりとした原因はまだ分かっていません。一説では、女性ホルモンバランスの乱れが関与していると考えられています。低用量ピルを服用すると、女性ホルモンのバランスを一定に保てるため、PMSやPMDDの改善効果が期待できます。

ニキビの改善

低用量ピルはニキビ治療にも有効です。マーベロンやファボワール、ヤーズやヤーズフレックスなどがニキビ治療に効果があると期待されています。低用量ピルがニキビ治療に効くのは、皮脂分泌を促す男性ホルモンの産生を抑える働きがあるためです。

生理不順の改善

生理不順の治療にも低用量ピルが使用できます。休薬期間になると出血が起こるようになるため、生理周期を規則的にできるのです。

低用量ピルの処方ならマイピル

低用量ピルの処方なら、マイピルにお任せください。マイピルでは、電話1本で産婦人科医の診療を受けられます。自由診療となるため低用量ピルはすべて自費となりますが、婦人科に通う手間や待ち時間、薬を貰いに行く時間などを節約できます。

処方された低用量ピルは最短翌日にお届けしているため、薬の受け取りまでお待たせすることがありません。

保険適用になる低用量ピルに関するよくある質問

最後に、保険適用になる低用量ピルに関するよくある質問にお答えします。

低用量ピルは全額自己負担ですか?

低用量ピルのうち、LEPに該当するものは保険適用となります。一方でOCは保険適用外のため全額自費です。

産婦人科で低用量ピルだけ貰えますか?

医師の診察を受ければ、低用量ピルの処方だけをしてもらうこともできます。

低用量ピルを保険適用で貰うと親にバレますか?

保険適用で低用量ピルを処方してもらうと、履歴が残るため親に知られる可能性があります。マイピルは自由診療のため保険証が必要ありません。周りを気にせず服用したい方はマイピルへお気軽にご相談ください。

まとめ

低用量ピルを保険適用にするには、病気の治療に低用量ピルが必要だと医師に判断してもらう必要があります。その後、LEPが処方されれば保険適用となります。

OCにも月経困難症やPMSなどに対する効果があることが分かっていますが、こちらは保険適用にはなりません。

マイピルは自由診療のためすべての低用量ピルが保険適用外となりますが、どこにお住まいの方でも電話1本で産婦人科医の診療を受けられることが特徴です。

朝8時から夜20時まで診療を受け付けていますので、お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美

いかがでしたでしょうか?マイピルでは産婦人科の医師が、ピルに関するどんな小さな疑問や不安でも、直接お電話でお答えいたします。

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