生理がなかなか終わらない!?出血が長引く過長月経とは
周期から早くても遅くても問題がある?生理不順とは
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日
閉経を迎えていない限り、毎月のように訪れる生理。しかし、時によっていつもの周期からズレが出ることもあります。
今回は、生理周期の乱れと判断するための目安や対策について解説します。
目次
- 1.健康的な生理のタイミング
- 2.生理不順を疑ったほうがいい目安
- 3.このような場合には、医療機関で相談しましょう
- 4.まとめ
健康的な生理のタイミング
まず生理とは、初経から閉経までの女性に、月1回のペースでやってくる体の変化です。
女性の体は、
- 卵子を育てる『卵胞期』
- 卵子を体外に出す『排卵期』
- 妊娠に備えて子宮内膜が厚くなる『黄体期』
- 妊娠の必要がないとわかり、子宮内膜を体外に出す『月経期(生理が来る時期)』
の4つの時期で成り立っています。
黄体期は体が妊娠の準備を始める時期ですが、妊娠の可能性がないと判断すると、その準備が必要ないととらえます。これにより、子宮内膜を体外に出すために生理がやってくるのです。
生理不順を疑ったほうがいい目安
卵胞期、排卵期、黄体期、月経期などの期間により、生理は平均して月1回のペースで起こります。一般的には28日周期が理想的で、25日から39日以内に起これば問題ありません。
しかし、以下のようなペースで生理が起こっている場合には、生理不順の可能性が高いです。
24日以内に次の生理が来る
25日周期よりも早い、24日周期で生理が来る場合、『頻発月経』が起こっていると言えます。生理周期が早いために、月に2回生理が来てしまうケースも多いようです。
その原因には、卵胞期や黄体期が短いこと、無排卵月経が起こっていることなどが考えられます。
「生理が早く来るだけだから、問題ない」と思ってしまう方も少なくありませんが、頻発月経は不妊や流産などの問題の原因となるため、注意が必要です。特に黄体期が短いと子宮内膜が育ちにくくなり、妊娠や安全な出産が難しくなります。
39日以上後に次の生理が来る
39日以上、3か月未満で生理が来ている場合には、『稀発月経』の可能性が考えられます。突然間隔が空くのではなく、徐々に次の生理までの日数が増えることが特徴的です。
3か月以上生理が来ない場合は、無月経や女性ホルモンの問題などが起こっていると考えられます。
このような場合には、医療機関で相談しましょう
日常生活の変化や一時的なストレスにより生理周期が不安定になることもありますが、体の安全を考えるなら、なるべく早くに医師に相談しましょう。
- 1か月に2回生理が来ている
- 生理不順がよく起こり、妊娠を希望している
- 3か月以上生理が来ていない
- 性行為をしてから、生理が来ていない
特に将来的に妊娠を希望している場合には、生理不順が原因で難しくなるケースがあります。妊活や不妊の治療に影響が出ないよう、早めに体のケアを始めましょう。
ピルによって生理不順をコントロールできる
検査の結果、生理不順が見られる場合には、医療機関で治療が行われます。この場合、ピルによる薬物治療が選ばれることが多いです。2つの女性ホルモン『卵胞ホルモン』と『黄体ホルモン』を人口的に補い、ホルモンバランスを整え、問題なく生理がやってくる体調にしていきます。
ピルを服用することでPMSや生理痛の緩和も期待できるようになるため、安心して生理と向き合うためにも、ぜひ検討してみるといいでしょう。
まとめ
生理不順は、放置するほどに精神的・体力的なストレスになりうるものです。一般的な周期からズレが見られるのなら、「まだ大丈夫」と思わず、早めの対策を考えましょう。
監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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