生理を早く終わらせるには?生理をコントロールする方法
「低用量ピルはいつまで服用できるの?」
「閉経までずっと飲み続けても問題ない?」
低用量ピルを使う生活に慣れると、生理痛やPMS(月経前症候群)に悩まされていた頃には戻りたくないと感じる方も多いでしょう。できればこのままずっと飲み続けたいと不安に思われるのは、ごく自然なことです。
実際のところ、低用量ピルはいつまで服用できるのでしょうか。本記事では、低用量ピルが閉経まで服用できるのかという疑問にお答えするとともに、年齢や体質によって服用できなくなった場合に代わりに使える選択肢について、詳しくかつ分かりやすく解説します。
閉経まで低用量ピルは服用できる?

結論からお伝えすると、ガイドライン上は初潮を迎えてから閉経するまでの期間、低用量ピルを使用できることが基本とされています。
しかし、これは「すべての方が必ず閉経まで飲める」という意味ではありません。年齢を重ねるごとに血栓症などのリスクが上昇するため、実際の医療現場では40歳を目安に服用の中止や別の治療法への切り替えを検討し始めます。日本産科婦人科学会のガイドラインでも、閉経が近づく45歳前後には低用量ピルの服用を終了させ、別の治療法へ移行することが推奨されています。
なお、マイピルオンラインにおける低用量ピルの処方対象は「高校生(15歳)以上、45歳未満の方」に限らせていただいております。45歳以上の方へは処方を行っておりませんのであらかじめご了承ください。
閉経前でも低用量ピルが飲めない方の特徴

まだ閉経していなくても、健康上の理由から低用量ピルの服用を中止しなければならないケースがあります。以下に該当する方は、安全のために処方が制限される場合があります。
【自分に当てはまるか不安な方は、まずは提携医師のオンライン診療でご相談ください】
高血圧の方
血圧が高い方は、原則として低用量ピルを服用できない場合があります。低用量ピルには血液を固まりやすくする作用がわずかにあり、高血圧の方が服用すると重大な病気のリスクが増大してしまうためです。中等度以上の高血圧がある方は原則として服用禁忌となります。軽度の方でも慎重な判断が必要ですので、必ず医師に血圧の数値を伝えてご相談ください。
前兆を伴う片頭痛がある方
頭痛が起こる前に「目がチカチカする」「ギザギザの光が見えて視界が欠ける(閃輝暗点)」といった前兆を伴う片頭痛をお持ちの方も、原則として服用できません。単なる頭痛と自己判断せず、前兆がある場合は必ず医師に申告しましょう。
35歳以上で1日に15本以上喫煙している方
心筋梗塞などの心血管系障害が起こりやすくなるため、処方できない場合があります。タバコ自体に血管を収縮させて血流を悪くする作用があり、ピルの血栓リスクと組み合わさることで非常に危険な状態を招く恐れがあります。
妊娠中に黄疸や妊娠ヘルペスにかかったことがある方
過去の妊娠中に黄疸が出たことのある方が服用すると、再び黄疸が出やすくなることが分かっています。また、妊娠ヘルペスの既往歴がある方も症状が再発する恐れがあるため、処方を見合わせる場合があります。
耳硬化症の方
耳の奥の小さな骨が硬くなり難聴などを引き起こす病気です。女性ホルモンの影響で症状が悪化する恐れがあるため、服用は避けられる傾向にあります。
妊娠中または妊娠している可能性がある方
胎児への影響が完全に否定できないため、服用中に妊娠に気づいた場合は直ちに服用を中止し、対面の産婦人科を受診してください。
閉経に関係なく服用に注意が必要な方

絶対に服用できないわけではないものの、医師の慎重な判断と定期的な経過観察が必要になるケースもあります。
40歳以上の方
女性は40歳を過ぎると心血管系の病気のリスクが自然と高まります。
医師とよく相談し、メリットがリスクを上回ると判断された場合にのみ処方されます。
肥満の方
BMI(体格指数)が25を超える方などは静脈血栓症のリスクが高くなるため、体重管理には十分注意が必要です。
喫煙している方
35歳未満や1日15本未満であっても、喫煙習慣がある時点で血栓症のリスクは高まります。ピルを安全に長く服用するためには禁煙が強く推奨されます。
子宮筋腫や乳がんの既往歴がある方
過去の病歴がある方は、事前に必ず医師にお伝えください。
血栓症の家族歴がある方
ご家族に血栓症になった方がいる場合、事前の血液検査などが推奨される場合があります(※マイピルオンラインでは血液検査を行えないため、対面クリニックの受診をお願いすることがあります)。
低用量ピルの代わりになる治療法や選択肢
年齢や健康上の理由で低用量ピルを卒業することになっても、代わりとなる選択肢はいくつもあります。
・子宮内黄体ホルモン放出システム(ミレーナ等):子宮内に小さな器具を入れます。血栓リスクがなく40代以降も使いやすいのが特徴です。
・ミニピル(黄体ホルモン単独製剤):卵胞ホルモンを含まないため血栓症リスクが極めて低く、40代以上でも服用を検討できます。
・ホルモン補充療法(HRT):閉経前後の不調を和らげます。
・漢方薬:自然の生薬で血や気の巡りを整えます。
※ご注意
ミレーナの装着やホルモン補充療法(HRT)などは、対面での診察・処置が必要です。これらをご希望の場合は、近隣の産婦人科等の医療機関をご受診ください。
【自分に合った治療法を知りたい方は、まずはマイピルのオンライン診療でご相談ください】
ピル服用中に閉経を確認する方法
低用量ピルを服用していると定期的に出血(消退出血)が起こるため、閉経を迎えているのか分かりにくくなります。
閉経の可能性を視野に入れる時期になった場合、医師の指導のもとで一時的にピルの服用を中止し、血液検査を行うのが一般的です。血液検査でホルモンの数値を調べることで、閉経しているかどうかを正確に判断できます。
※マイピルオンラインでは血液検査を行うことができないため、閉経の確認をご希望の際は対面の産婦人科・婦人科を受診してください。
【お知らせ】睡眠に関する新サービスのご案内
年齢を重ねるにつれてのホルモンバランスの変化や、日々のストレスなどにより、「なかなか眠れない」「睡眠の質が下がった気がする」とお悩みの方へ。
マイピルオンラインでは、新たに睡眠に関するお悩みをサポートするサービスを開始いたしました。こちらのサービスは、女性に限らず男性の方もご利用いただけます。お一人で悩まず、ぜひお気軽にご相談ください。
低用量ピルに関するよくある質問(FAQ)
Q. 40代から初めて低用量ピルを飲み始めることはできますか?
A. 40代から新たに低用量ピルを開始することは、血栓症リスクの観点から推奨されないケースが多くあります。マイピルオンラインでは45歳未満の方を処方対象としておりますが、40代の方の新規服用につきましては、医師がオンライン診療にてお体の状態を伺い、慎重に判断させていただきます。
Q. マイピルオンラインで、ピルの代わりになる治療法の相談はできますか?
A. はい、可能です。提携医療機関の医師がオンライン診療で丁寧に診察を行います。低用量ピルの服用が難しいと判断された場合でも、ミニピルなど取り扱いのある別のお薬をご提案できる場合がございます。また、ミレーナやHRTなど対面での治療が適していると判断した場合は、近隣の医療機関への受診をアドバイスさせていただきます。
Q. 閉経したかどうか自分で判断する方法はありますか?
A. 生理が完全にこない状態が1年以上続いた場合を閉経と呼びますが、ピル服用中の方は自己判断が難しいため、血液検査によるホルモン値の測定が確実です。マイピルオンラインでは血液検査が実施できないため、対面の医療機関へのご受診をお願いしております。
まとめ
低用量ピルは初潮から閉経まで服用できるとされていますが、年齢とともに血栓症などのリスクが高まるため、40歳前後からは継続について医師と慎重に見極める必要があります。また、マイピルオンラインでの処方は45歳未満の方までとさせていただいております。
もし低用量ピルを卒業することになっても、あなたの体を守るための選択肢はたくさん用意されています。不安を一人で抱え込まず、まずは専門の医師に相談し、今の自分に最も合った快適な過ごし方を見つけていきましょう。
参考文献
1. 低用量経口避妊薬、低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤 ガイドライン(案)
2. 緊急避妊法の適正使⽤に関する指針 (令和 7 年改訂版)







