低用量ピルで不妊症になるのは本当?低用量ピルと女性ホルモンの関係とは

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低用量ピルで不妊症になるのは本当?低用量ピルと女性ホルモンの関係とは

日ごろからの避妊を目的に服用される、低用量ピル。緊急避妊薬よりも確実な方法ではあるものの、「将来的に妊娠の成功率が低くなりそう」と、飲むのをためらってしまう女性の方が多いです。

今回の記事では、「低用量ピルが本当に不妊に影響を与えるのか?」について解説します。

目次

  • 1.低用量ピルが不妊症の原因になるリスクは低い
  • 2.妊娠を希望するなら、低用量ピルの服用を止める
  • 3.低用量ピルによる不妊治療は期待できない
  • 4.まとめ

低用量ピルが不妊症の原因になるリスクは低い

低用量ピルとは、生理不順の改善に使われる『高用量ピル』や緊急避妊薬として使用される『中用量ピル』よりも、女性ホルモンの配合を少なくした薬です。その分日ごろから服用できるとして、基本的には毎日の服用が推奨されています。

長期間にわたって低用量ピルを飲むと、将来的に妊娠できなくなると思われがちですが、実際にはそのようなことは起こりません。

「低用量ピルが妊娠にどれくらいの影響を与えるか」を調査した結果、

  • 低用量ピルを飲んでいた女性
  • 低用量ピルを飲んでいなかった女性

では、妊娠率に大きな差が見られていません。1)
望まない妊娠を避けることはできますが、かといって望んでいる妊娠までも妨げるものではないため、その点については不安を感じる必要はないと言えるでしょう。

妊娠を希望するなら、低用量ピルの服用を止める

ただし、直近で妊娠を考えているなら、ピルの服用を中止する必要があります。この場合、時期に合わせた服用の中止も大切なポイントになります。

服用を止めてから、3か月以内に妊娠するケースが多い

低用量ピルと妊娠の関係性について調べた研究によると、

・低用量ピルの服用をやめてから、最初の1周期目で妊娠した女性が約21.1%、3周期目で妊娠した女性が約45.7%、1年後で79.4%、2年後で88.3%に妊娠が認められているという報告がでています。2)
また、多くの報告からピル中止後に1年以内に妊娠できた率は84~88%とされています。1-2)
ただし、これには個人差があるため、「早ければ3か月以内、遅ければ1年以内」と考えておきましょう。

妊娠が可能になるサインは、服用をやめた後の生理でわかります。約90%の方が中止後3か月以内に排卵が再開します。その段階になれば、問題なく妊娠できるようになるでしょう。

低用量ピルによる不妊治療は期待できない

低用量ピルは不妊の原因になるリスクは極めて低いですが、同時に不妊を改善する働きを持ち合わせてもいません。そのため、不妊症を解決するなら低用量ピルではなく、専門の治療が必要になります。

それでも、月経困難症や子宮内膜症が原因で妊娠が難しかった場合には、低用量ピルが役立つこともあります。ピルによって症状が改善され、体が妊娠に備えられる状態になるためです。

まとめ

妊娠を避けるための低用量ピルは、将来的な妊娠率低下の原因にはなりえません。希望する時期に合わせて服用を止めれば、影響を受けることなく妊娠に成功できます。生理不順やPMS、生理の辛さを軽減する働きもあるため、必要以上に不安を感じずに低用量ピルと付き合っていきましょう。

参考文献
1) Girum T, Waise A:Return of fertility after discontinuation of contraception: a systematic review and meta-analysis. Contracept Reprod Med 2018; 23 3-9 (I)
2) Cronin M, Schellschmidt I, Dinger J: Rate of pregnancy after using drospirenone and other progestin-containing oral contraceptives. Obstet Gynecol 2009; 114: 616-622 (II)

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