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低用量ピルはニキビに効果ある?ピルの種類やニキビの治療法を解説
監修者:産婦人科医 原野尚美
最終更新日

「低用量ピルでニキビ治療ができるって聞いたけど本当?」
「どの低用量ピルでもニキビ治療に使えるの?」
低用量ピルは、避妊や月経困難症、PMSなどの症状を改善するのに使われる飲み薬です。一部の低用量ピルには、ニキビを改善する効果が期待できます。
しかし、人によっては低用量ピルが肌に合わないこともあるので注意が必要です。
今回は、ニキビ改善に効果が期待できる低用量ピルの種類や使用するときの注意点などを詳しく解説します。
目次
- 1.ニキビができる原因
- 2.低用量ピルはニキビ治療薬として使用することもある
- 3.低用量ピルでニキビが改善される理由
- 4.ニキビの治療効果が期待できる主な低用量ピル
- 5.低用量ピル以外でニキビを治療する方法
- 6.ニキビの治療で低用量ピルを服用するときの注意点
- 7.低用量ピルを購入する方法
- 8.まとめ
ニキビができる原因
まずは、なぜニキビができてしまうのか、原因について見ていきましょう。ニキビは主に3つの原因によって生じるといわれています。
皮脂が毛穴に詰まる
毛穴には皮脂腺があり、健康な方であれば分泌された皮脂は毛穴を通して排出されます。しかし、古い角質が溜まった状態の方では皮脂が排出されず毛穴が詰まってしまうのです。
ニキビの原因となるアクネ菌は、皮脂をエサにするため詰まった状態のまま放置しておくとニキビができやすくなります。
皮脂が過剰に分泌される
皮脂の分泌量は人それぞれです。生まれつき皮脂の分泌量が多い方は、ニキビができやすくなります。どんどん皮脂が分泌されると、皮脂の排出が間に合わなくなり毛穴に詰まりやすくなるので注意しましょう。
また、皮脂が汚れや角質と混ざりあって毛穴を塞いでアクネ菌が繁殖しやすい環境を作ってしまうこともあります。
アクネ菌が増殖する
アクネ菌は常在菌のため、健康な人の肌にも存在します。しかし、異常に増殖すると皮膚に炎症を起こしてニキビを引き起こすため注意が必要です。
ニキビの病変からアクネ菌が発見されたのは、今から100年以上も昔に遡ります。1960年代はニキビの治療に抗生物質が主に使われていましたが、現在はさまざまな治療薬が存在しています。
低用量ピルはニキビ治療薬として使用することもある
低用量ピルは、ニキビ治療にも有効です。「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」にもニキビの治療法の一つとして紹介されています。
ただし、低用量ピルは、ニキビ治療薬の第一選択薬ではありません。推奨度はC2(十分な根拠がないので現時点では推奨しない)に分類されています。
低用量ピルがニキビ治療に用いられるのは、ほかの治療法では効果が不十分だった場合です。ニキビ治療に使えないことはありませんが、まずはほかに推奨されている治療法から試す方法が一般的でしょう。
低用量ピルでニキビが改善される理由
低用量ピルを服用することで、ニキビの炎症を抑えたり毛穴に皮脂や角質が詰まった状態を改善したりする効果が期待できます。
ニキビが改善したと自己評価をする患者も多く、低用量ピルはニキビ治療に有効だといえるでしょう。
黄体ホルモンの過剰分泌を抑えられる
低用量ピルには、黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンが含まれています。
生理前になるとニキビができやすくなるのは、黄体ホルモンが生理の約1週間前に分泌量が多くなるためです。
黄体ホルモンには皮脂の量を増やす働きがあるため、分泌量が増えるとニキビができやすくなります。低用量ピルは、この黄体ホルモンの過剰分泌を抑えてくれるのです。
低用量ピルの服用をやめるとニキビが再発する恐れがある
低用量ピルの服用をやめると、黄体ホルモンが再びこれまで通り分泌されるようになるため、ニキビが再発する恐れがあります。
基本的に、ニキビへの効果は低用量ピルを服用している間しか得られないと考えておきましょう。
ニキビの治療効果が期待できる主な低用量ピル
低用量ピルにはさまざまな種類があります。しかし、すべてがニキビの治療に有効なわけではありません。種類によっては男性ホルモン作用があるため、かえってニキビが悪化する恐れがあるのです。
低用量ピルのうち、マーベロンとファボワールはニキビへの治療効果が高いといわれています。
マーベロン
デソゲストレルとエチニルエストラジオールが含まれた低用量ピルです。第三世代に属する低用量ピルで、ニキビの改善効果が期待できます。個人差がありますが、服用を始めて2~3か月程度でニキビへの効果を実感できるでしょう。
ファボワール
マーベロンと同じく、デソゲストレルとエチニルエストラジオールが含まれた低用量ピルです。マーベロンが先発品でこちらのファボワールが後発品にあたることから、ファボワールのほうが価格が安くなっています。ニキビへの効果はマーベロンと変わりません。
低用量ピル以外でニキビを治療する方法
低用量ピルは、ほかのニキビ治療が効かなかったときに使うことが一般的です。では、低用量ピル以外の治療法にはどのようなものがあるのでしょうか。
塗り薬
ニキビ治療には、塗り薬が用いられることが多くあります。よく使われるのは、以下のようなものです。
- クリンダマイシン1%過酸化ベンゾイル3%配合ゲル
- アダパレン0.1%過酸化ベンゾイル2.5%配合ゲル
- 過酸化ベンゾイル 2.5% ゲル
- アダパレン 0.1%ゲル
- 外用抗菌薬
クリンダマイシンは殺菌作用を示す抗生物質、過酸化ベンゾイルは毛穴の詰まりを改善したりアクネ菌の増殖を抑えたりする薬、アダパレンは毛穴の詰まりを改善する薬です。
抗菌薬の内服
ニキビの治療には、ドキシサイクリンやミノサイクリン、ファロペネムなどの抗菌作用をもつ内服薬が用いられることもあります。炎症が強い赤いニキビが多くできている場合に使われることが多いでしょう。
漢方薬の内服
炎症が起きているニキビには、以下のような漢方薬が用いられるケースもあります。
- 荊芥連翹湯(けいかいれんぎょうとう)
- 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
最初から漢方薬を使うことはあまりありませんが、ほかの治療が行えないときや効果がないに選択肢となる治療です。
ニキビの治療で低用量ピルを服用するときの注意点
低用量ピルでニキビが改善することもありますが、いくつか注意点もあります。
低用量ピルの飲み始めはニキビが悪化することがある
低用量ピルを飲み始めたばかりのときは、まだホルモンバランスが安定していません。安定するまでには2~3か月ほどかかることがあり、それまでは逆にニキビが悪化する可能性があります。
低用量でニキビ跡の治療はできない
ニキビ跡の治療に低用量ピルは使用できません。服用しても効果はないので注意しましょう。ニキビ跡は、そもそも強い炎症によって肌がダメージを受けて色素沈着が起こった状態です。低用量ピルに色素沈着を改善する効果はありません。
毎日決まった時間に低用量ピルを服用する必要がある
低用量ピルは1日1回、1回1錠を決まった時間に服用します。きっちり同じ時間に服用するのは難しいと感じるかもしれませんが、2~3時間程度の誤差であれば問題ありません。
低用量ピルを購入する方法
低用量ピルを服用してみたいと考えている方は、婦人科やオンラインクリニックで相談してみましょう。
婦人科を受診する
婦人科では、低用量ピルの処方を行っているので症状に応じて適切なものを出してもらえます。皮膚科で処方してもらえることもありますが、低用量ピルを扱っているところは多くないので、婦人科を受診するのが無難です。
オンラインクリニックを受診する
「婦人科を受診するのに抵抗がある」「受診する時間がとれない」という方は、低用量ピルの処方を行っているオンラインクリニックで相談してみてください。マイピルでは、ピルに特化したオンライン診療を行っています。電話1本で診察を受けられるので、お気軽にご相談ください。
まとめ
一部の低用量ピルは、ニキビの改善効果が期待できます。しかし、ニキビ治療にいきなり低用量ピルを使うことは少なく、塗り薬や飲み薬から始めることが一般的です。
もしこれまでの治療でニキビへの効果が見られない場合は、低用量ピルの服用を考えてみるのもよいでしょう。
低用量ピルは婦人科で処方してもらえます。オンライン診療に特化したマイピルでは、電話で産婦人科医による診察を受けることが可能です。自宅にいながら診察を受けられるので、低用量ピルが気になる方はお気軽にご相談ください。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美
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