【20代の生理】生理前のイライラや不調の原因は?毎日を快適に過ごす方法を解説

監修者:産婦人科医 原野尚美 


最終更新日

【20代の生理】生理前のイライラや不調の原因は?毎日を快適に過ごす方法を解説

20代になると生理周期が規則的になってくることが多く、生理がある生活に慣れてくるのではないでしょうか。しかし、生理に伴う不調に悩まされる方が出てくる年齢でもあります。

生理前になるとイライラしやすい、体がだるいなどの症状がある場合は、PMSかもしれません。今回はPMSの原因や症状、生理と共に毎日を快適に過ごすための方法などを詳しく解説します。

目次

  • 1.20代は生理周期が安定しやすい時期
  • 2.生理前の不調はPMSかも?
  • 3.PMSの治療法
  • 4.妊娠の予定がないなら生理を薬で止めるのも検討してみよう
  • 5.妊娠したい方は基礎体温をつけよう
  • 6.まとめ

20代は生理周期が安定しやすい時期

生理が始まったばかりの頃は、なかなか生理周期が安定しないことがあります。2~3か月ほど生理がこないこともあるでしょう。

20代から30代は性成熟期とも呼ばれており、生理周期が安定してくる時期です。女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)が順調に分泌され始め、定期的な周期で生理がくるようになります。

生理前の不調はPMSかも?

「生理前になると何だかイライラしやすい」
「気分が落ち込んで何もやる気が出ない」

20代になると、このような症状に悩まされる方が増えてきます。PMSのピークは20代後半から30代といわれており、症状の程度や種類は人によってさまざまです。

PMS(月経前症候群)とは

PMSとは、生理前に3~10日ほど続く身体的、精神的な症状のことです。PMSによる症状は生理が始まると治まるか軽快するといわれています。

PMSの原因

PMSが起こる原因については、まだはっきりとしたことが分かっていません。現時点では、黄体期になるとエストロゲンとプロゲステロンの分泌が急激に低下することが原因ではないかと考えられています。

PMSの症状

PMSの症状は、大きく精神的症状と身体的症状の2つに分けられます。代表的な症状は次の通りです。

〈精神的症状〉

  • イライラする
  • 頭がぼーっとする
  • 怒りっぽくなる
  • 情緒不安定になる
  • 憂鬱な気分になる
  • 集中力が低下する

〈身体的症状〉

  • 乳房が張る
  • 肌が荒れやすくなる
  • 体重が増える
  • 下腹部が張る
  • 眠気に襲われる
  • 倦怠感が強くなる
  • 頭痛や腰痛があらわれる
  • むくみやすくなる
  • のぼせる

PMSの治療法

生理がある女性のうち、約70~80%の方が生理前に何らかの症状を感じているといわれています。多くの方が悩まされているPMSですが、我慢する必要はありません。自分に合う治療を行うことで、症状を軽減できる可能性があります。

鎮痛薬

頭痛や腰痛が気になるときは、鎮痛薬が有効です。対症療法とはなりますが、痛みを軽減できます。

漢方薬

漢方では、「気」「血」「水」のバランスが崩れることでPMSの症状があらわれると考えられています。症状や体質に合わせて適切な漢方薬を選ぶことで、PMSの症状を抑えられるでしょう。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)、加味逍遙散(かみしょうようさん)などが用いられます。

低用量ピル

低用量ピルを服用すると、ホルモンの変動が少なくなるためPMSの症状が軽減される可能性があります。服用中は排卵が止まるため避妊効果もあります。

妊娠の予定がないなら生理を薬で止めるのも検討してみよう

「女性は生理と共に生きていかなければならないもの」と思われている方が少なくありません。しかし、妊娠する予定がない女性にとって、生理は必ずしも必要なものとはいえないでしょう。

生理痛やPMSがつらい場合は、低用量ピルや黄体ホルモン製剤などを使って生理をコントロールすることも検討してみてはいかがでしょうか。

妊娠したい方は基礎体温をつけよう

基礎体温をつけておくと、排卵のタイミングの目安が分かるようになります。きちんと排卵されているかを知るのにも役立つため、妊娠を考えている方は基礎体温をつけるようにしてみてください。

まとめ

20代になると、人によっては生理前に不快な症状に悩まされることがあります。これはPMSと呼ばれており、適切な治療を行えば症状を軽減することが可能です。

鎮痛薬や漢方薬、低用量ピルなどで症状を軽減できるため、気になる方は婦人科で相談してみてください。妊娠を考えている方は排卵日を知るためにも基礎体温をつけるようにしましょう。

監修者
産婦人科専門医原野 尚美

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