私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
「コンドームが破れてしまった」「避妊に失敗したかもしれない」
予期せぬ事態が起きると、頭が真っ白になってしまいますよね。でも、まずは深呼吸してください。失敗してしまった直後でも、妊娠を防ぐ方法はあります。それが「アフターピル(緊急避妊薬)」です。
「どこに行けばもらえるの?」「親やパートナーにバレたくない」といった不安を抱えている方のために、今回はアフターピルを医師の診察を経て正しく手に入れる3つの方法をご紹介します。
あなたの体と心を守るために、一番利用しやすい方法を選んでくださいね。
アフターピルを正しく入手する3つの方法
アフターピルは、無防備な性行為から時間が経過するほど避妊効果(妊娠阻止率)が低下してしまいます。一般的には72時間(3日)以内の服用が必要です。詳しい効果や仕組みはこちらの記事をご覧ください。
そのため、「今の状況で一番早く手に入る方法」を選ぶことが重要です。
主な入手ルートは以下の3つです。
①診療時間内なら:婦人科クリニック(対面受診)

平日や土曜日の日中であれば、近くの婦人科を受診するのが確実な方法の一つです。医師と対面して診察を受けるため、健康状態の確認や、服用後の不安点などを直接相談できるのが大きなメリットです。
【メリット】
・院内処方なら、診察後すぐに薬を受け取れる
・出血や副作用について医師に直接質問できる
・子宮などの検査もあわせて受けられる場合がある
【デメリット】
・受付時間内に行く必要がある(日曜・祝日や夜間は閉まっていることが多い)
・通院の手間がかかる
・待合室などで知り合いに会うリスクがある
お近くのアフターピル取り扱い医療機関は、厚生労働省のリストから確認できます。
②夜間・土日やバレたくない時:オンライン診療

「仕事で病院に行けない」「婦人科に入るのを見られたくない」という方には、オンライン診療がおすすめです。スマートフォンを使ってビデオ通話やチャットで医師の診察を受け、お薬は自宅や指定の場所に配送されます。
一部のオンライン診療サービスでは、土日祝日や夜遅い時間まで診療を受け付けていることが多く、バイク便などを利用して即日配送に対応している場合もあります。
【メリット】
・自宅からスマホひとつで受診できる
・土日祝・夜間でも対応しているクリニックが多い
・病院で誰かに会う心配がない
・お薬は中身が分からないように配送されるためプライバシーが守られる
【デメリット】
・配送にかかる時間(数時間〜翌日)を考慮する必要がある
・対面での検査(触診など)はできない
タイムリミットが迫っている場合は、配送にかかる時間を確認した上で利用しましょう。
③条件付きで可能:一部の対応薬局(試験販売)

2023年11月から、処方箋なしでアフターピルを購入できる「試験販売」が一部の薬局で始まっています。ただし、どこのドラッグストアでも入手できるわけではありません。
【購入の条件】
・「緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業」に対応した薬局であること
・研修を受けた薬剤師が対応すること
・夜間や休日も対応できる店舗であること
・購入前に同意書への署名や身分証の提示が必要
・薬剤師の面前で服用すること(持ち帰りはできません)
近くに対応薬局がある場合は、選択肢の一つになります。対応している薬局は以下のサイトから検索できます。
アフターピルの値段相場と特徴比較
入手方法によって、費用や特徴が少し異なります。ご自身の状況に合わせて選ぶ参考にしてください。
| 入手方法 | 費用の相場 | 特徴・注意点 |
| 婦人科(対面) | 10,000円〜15,000円程度 (診察代込) | ・その場で処方が可能(緊急性が高い場合に適している) ・別途、初診料などがかかる場合がある |
| オンライン診療 | 9,000円〜13,000円程度 (+配送料) | ・通院不要で自宅などで受診可能 ・配送にかかる時間を考慮する必要がある |
| 対応薬局 | 7,000円〜9,000円程度 (薬剤費等込) | ・薬剤費等のみのため、比較的安価 ・薬剤師の面前での服用が必須条件 |
※アフターピルは自由診療(保険適用外)のため、クリニックによって価格は異なります。
アフターピル(レボノルゲストレル法)について
日本で一般的に処方されているアフターピルは「レボノルゲストレル法」と呼ばれるものです。
・レボノルゲストレル単剤
性行為から72時間(3日)以内に服用します。早ければ早いほど避妊効果(妊娠阻止率)は高いとされています。時間が経過するにつれて効果が低下するため、できるだけ速やかに受診し、服用することが推奨されます。
通販サイトの「個人輸入」は絶対NG!その危険性

インターネットで検索すると、「通販で格安購入」「個人輸入代行」といったサイトが見つかることがあります。病院に行かずに安く手に入るため魅力的に見えるかもしれませんが、個人輸入のアフターピルは非常に危険です。絶対に利用しないでください。
リスク1:偽物の可能性がある
見た目は本物そっくりでも、中身がただの小麦粉だったり、全く違う成分が入っていたりするケースが報告されています。偽物であれば、当然避妊効果はありません。飲んだつもりで妊娠してしまうのが一番怖いリスクです。
リスク2:不衛生・有害物質の混入
日本国内の医薬品のような厳しい品質管理がされていない工場で作られている場合があります。不衛生な環境で製造され、細菌や不純物が混入している恐れがあります。
リスク3:健康被害が出ても救済されない
国内で正規に処方された薬で重い副作用が出た場合は、「医薬品副作用被害救済制度」の対象になりますが、個人輸入の薬はこの対象外です。万が一、重篤な健康被害が出ても、すべて自己責任となってしまいます。
自分の体と未来を守るためにも、必ず医師の診察を経て処方された、国内正規品のピルを使用しましょう。
服用後の副作用と注意点
アフターピルはホルモンを含有するため、いくつかの副作用が出ることがあります。基本的には時間の経過とともに落ち着くと言われていますが、症状が重い場合は医師に相談しましょう。
主な副作用
・吐き気:最も多い副作用です。服用後2時間以内に吐いてしまうと、成分が吸収されず効果がなくなってしまう可能性があります。心配な方は、吐き気止めを一緒に処方してもらうと安心です。
・頭痛、めまい、倦怠感
・不正出血:消退出血(生理のような出血)が起こることがあります。
避妊成功のサインは?
服用後、早ければ3〜4日、遅くとも3週間以内に「消退出血」と呼ばれる出血が起これば、ひとまず避妊成功の可能性が高いと言えます。また、予定されていた次の生理が来ることもサインの一つです。
ただし、予定日より生理が1週間以上遅れている場合や、出血が極端に少ない場合は、妊娠検査薬で確認するか、婦人科を受診してください。
よくある質問(FAQ)
アフターピルに関して、よく患者様から寄せられる質問にお答えします。
Q. アフターピルを飲むと不妊になりますか?
いいえ、アフターピルの服用が原因で将来不妊になることはありません。あくまで一時的に排卵を遅らせたり止めたりするお薬ですので、その後の妊娠能力には影響しませんのでご安心ください。
Q. 100%避妊できますか?
残念ながら、100%ではありません。正しく服用した場合でも、数%の確率で妊娠する可能性があります。そのため、服用後は生理が来るまで性行為を控えるか、確実な避妊を行うことが大切です。
Q. 未成年でも受診できますか?
はい、可能です。多くのクリニックでは、年齢に関わらず診察を行っています。ただし、保護者の同伴や同意書が必要な場合もあるため、受診前にクリニックの公式サイトや電話で確認しておくとスムーズです。自分の体を守るために必要なことですので、迷わず相談してください。
まとめ
予期せぬ妊娠の不安は、とても大きなストレスになりますよね。でも、アフターピルという解決策があります。
今回のことをきっかけに、「低用量ピル」の服用を検討するのも一つの選択肢です。低用量ピルは、正しく継続して服用すれば、高い確率で避妊効果が期待でき、生理痛の改善なども期待できます。毎日の安心のために、医師に相談してみてくださいね。
あなたは一人ではありません。まずは勇気を出して、医療機関にアクセスしてください。
参考文献
1.緊急避妊法の適正使⽤に関する指針 (令和 7 年改訂版)
2.厚生労働省:緊急避妊にかかる対面診療が可能な医療機関の一覧
3.緊急避妊薬販売に係る環境整備のための調査事業(日本薬剤師会)
4.日本産科婦人科学会:緊急避妊薬(アフターピル)について
5.国立成育医療研究センター:緊急避妊薬(アフターピル)







