私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
「避妊に失敗してしまった」「無防備な性行為をしてしまった」というとき、頼りになるのがアフターピル(緊急避妊薬)。ですが、なかなか周囲に使用経験者がおらず、「本当に安全なのか?」「使用回数に制限はあるのか?」など、不安や疑問のある方もいるかもしれませんね。
いざ必要になったとき、安心してアフターピルにアクセスできるよう、効果と副作用・安全性についてご紹介します。
アフターピルとは?
まずは、アフターピルがどういった薬なのかをご紹介します。
アフターピルの効果
アフターピルは、正しく服用することができれば、比較的高い確率で妊娠を阻止してくれる薬です。
- コンドームが破けてしまった
- 避妊のない、無防備な性行為をしてしまった
- 性被害に遭ってしまった
このような場合に望まない妊娠を防ぐため、誰でも服用することができます。いくつかの種類がありますが、基本的には性行為から服用までの時間が早ければ早いほど、妊娠を阻止する効果も高いです。

ですが、妊娠を阻止できる確率は100%ではありません。日頃から、適切な避妊をおこなっておく必要があります。
アフターピルの副作用
アフターピルには、いくつかの副作用があります。症状の出る頻度には差があるものの、いずれも一時的なもので、数日以内におさまることがほとんどです。
- 頭痛
- 吐き気
- 不正出血
- 眠気
- 下腹部痛、お腹の張り
- 次の生理開始日が不安定になる
アフターピルの安全性について
効果と副作用がわかったところで、次は、アフターピルの安全性について、Q&A形式でお答えしていきます。
Q. アフターピルを服用すると不妊などの後遺症がありますか?
アフターピルを服用することで、吐き気などの一時的な副作用はありますが、将来にわたって残るような後遺症はありません。不妊になる、妊娠のしやすさに影響があるという心配は不要です。
アフターピルの成分は、数日程度で体から完全に排泄されますので、体内に残る・蓄積されるというようなことはなく、影響も残りません。
Q. 一生の間に何回まで使ってもよいのですか?
アフターピルは、何度服用したとしても、健康への害はないことがわかっています。同じ生理周期の中で複数回アフターピルが必要になってしまったとしても、服用して差し支えはありません。また、何度も使うことで効果が落ちるということもないため、必要な場合にはためらわずに服用してください。
ただし、アフターピルが頻繁に必要になるような状況、たとえばパートナーが避妊に協力的でない・望まない性交渉を強いられているというような状況が続くことは、ご自身の心や体へ負担となってしまいます。アフターピルも、100%の確率で妊娠を阻止できるわけではありません。
ご自身を大切にするためにも、コンドーム・低用量ピルなど、確実な避妊方法を併用できるようにしましょう。何か困っていることがある場合は、婦人科でも相談に乗ることができるかもしれません。また、性被害に対する相談窓口もいくつかあります。
Q. アフターピルで妊娠阻止できなかった場合、お腹の赤ちゃんに影響は?
アフターピルを服用したけれども妊娠した、あるいは、妊娠に気がついていない時期(妊娠中)にアフターピルを服用した、といういずれの場合でも、胎児への影響はないと考えられています。
実際、妊娠中にアフターピルを服用した女性と、服用しなかった女性の妊娠結果を比較したところ、流産率・出生体重・奇形・出生時の性比に差はないという結果でした。
アフターピルを服用したあとに妊娠が判明し、出産をしようと決意されることもあると思います。その場合、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどないものと考えて差し支えありません。
まとめ
今回は、アフターピルの効果や副作用のご紹介をするとともに、服用した場合の安全性についてお答えしました。
アフターピルは、使用回数に制限はなく、健康への影響なく安全に妊娠の阻止をおこなえる薬です。もし服用して妊娠を阻止できなかった場合でも、胎児の健康への影響もほとんどありません。
必要になった場合には、安心して服用してください。







