私の生理痛は大丈夫?生理痛の重さレベルをチェックしよう
最近、スマホで診察から薬の受け取りまで完結する“オンライン診療”を利用してピルを処方してもらう女性がとても増えています。
ただその一方で、
「料金の相場がよく分からない…」
「オンラインで本当に大丈夫?ちゃんと診てもらえる?」
といった不安もよく耳にします。
初めてのことだからこそ、ちょっとした疑問でも気になりますよね。
この記事では、低用量ピル・アフターピル(緊急避妊薬)の相場、医学的な効果・副作用、そしてオンラインで安全に利用するためのポイントを、できるだけ分かりやすくまとめました。
ピルのオンライン処方の料金相場と仕組み
オンライン診療でピルを受け取る場合、一般的には
・薬代
・診察料
・システム利用料
・配送料
といった費用がかかります。
また、ピルには 保険適用のもの(LEP) と 自費診療のもの(OC) があり、目的によって金額が大きく変わってきます。
【比較】低用量ピル・アフターピルの費用の目安
下の表はオンライン診療でよく見られる一般的な相場感です。クリニックによっては「初月無料」「まとめ買い割引」など、続けやすい仕組みを用意してくれているところもあります。
| 種類 | 薬代の相場(1シート/1回) | 診察料・その他 | 合計目安 |
| 低用量ピル(自費・OC) | 2,500円 〜 3,500円 | 0円 〜 1,500円(送料別) | 3,000円 〜 5,000円 |
| 低用量ピル(保険・LEP) | 3割負担で約1,000円〜 | 3割負担で220円程度 | 2,000円 〜 3,000円 |
| アフターピル(自費) | 9,000円 〜 15,000円 | 0円 〜 1,500円 | 10,000円 〜 17,000円 |
※注意:保険適用のピル(LEP製剤)は「月経困難症」や「子宮内膜症」などの治療目的の場合に処方されます。避妊のみを目的とする場合は自費診療(OC)となります。オンライン診療サービスでは自費診療が中心となるケースが多いため、治療目的の場合は医療機関へ相談してください。
保険適用(LEP)と自費診療(OC)の違い
ピルには、大きく2つの種類があります。
①LEP(低用量エストロゲン・プロゲストーゲン配合剤)
月経困難症などの治療薬。保険適用。成分はOCに近いものの医師の診断が必要[1]。
成分自体は大きく変わらない部分もありますが、「目的」によって制度上の扱いが異なります。
②OC(経口避妊薬)
避妊目的のピル。自費診療。オンラインで多く扱われるのはこちら。
目的に合わせたピルの種類と効果
ピルは、含まれるホルモンの量や配合によって種類が分かれます。
「なんとなく安いから」ではなく、種類や効果を知った上で選ぶと安心です。
ピルの働きと避妊効果
低用量ピルは エストロゲン+プロゲストーゲン の2種類のホルモンが入った薬で、主に次のように働きます。
- 排卵をストップ
- 子宮内膜を薄くして着床しづらくする
- 精子が子宮に入りにくい状態にする

正しく飲めば避妊効果は非常に高く、失敗率は 0.3% (飲み忘れなどを含めた一般的な使い方では約7%)と言われており、コンドーム単独よりも高い避妊効果が期待できます[2]。
アフターピル(緊急避妊薬)の種類と服用できるタイムリミット
避妊に失敗したとき、できるだけ早く飲むことで妊娠の可能性を下げる薬です。
● レボノルゲストレル(LNG)法
国内で承認されている一般的な方法です。性交後72時間(3日)以内の服用が必要です。妊娠阻止率は約84%とされていますが、服用が早いほど効果が高いことが知られています[3]。
● ウリプリスタル酢酸塩(UPA)法
海外では主流となっている薬剤で、性交後120時間(5日)まで効果が期待できるとされています。国内では未承認のため、一部の医療機関が医師の責任のもと輸入・処方しています[4]。
ピルは避妊だけじゃない。肌悩みにも対応?
「避妊のためだけに飲む薬」というイメージが強いピルですが、実はホルモンバランスの乱れからくる肌トラブル(大人ニキビ・生理前の肌荒れ)に対しても効果が期待される種類があります。
特に“肌が生理前になると揺らぎやすい”という方は、
ホルモンの波が原因となっていることが少なくありません。
肌状態にアプローチするピルの仕組み
ピルには、含まれるホルモンの種類によって以下のような働きがあります。
- 皮脂量をコントロールし、ニキビができにくい肌状態を維持しやすくする
- 生理前のホルモン変動を整え、周期ごとの揺らぎを軽減する
- 慢性的な大人ニキビに悩む方の 肌の落ち着きに働きかける
肌荒れの原因がストレス・生活リズム・スキンケアの問題ではなく、 “ホルモン”にある場合には、肌トラブルをピルが解決してくれるかもしれません。
肌荒れに良いとされる「第3世代ピル」
デソゲストレルと呼ばれる黄体ホルモンを使用しているピルは、男性ホルモンの作用抑制効果が高く、ニキビ治療に使われることがあります。
※治療目的の場合は医師の診断が必要
「避妊もしたいけれど、生理前の肌荒れもつらい…」
そんな方は、ニキビ治療にも効果が期待ができる第3世代ピル(マーベロン、ファボワール)も検討してみてください。

【重要】購入前に知っておくべき副作用とリスク
ピルは医薬品なので、副作用の可能性はゼロではありません。
特に知っておいたほうがいいのが血栓症。
血栓症のリスクについて
エストロゲンの作用で血が固まりやすくなり、ごくまれに血栓ができる場合がありますが、妊娠中や産後に比べるとリスクはずっと低いことも分かっています[5]。
年間1万人あたりの血栓症発症率
・ピルを飲んでいない人:1〜5人
・低用量ピル服用者:3〜9人
・妊婦中のの人:5〜20人
・産後12週以内の人:40〜65人
ピルを飲んではいけない人
以下に該当する場合、原則としてピルは使用できません。不安があれば、診察の際に必ず相談しましょう。
・35歳以上で1日15本以上喫煙する方
・前兆(閃輝暗点など)を伴う片頭痛がある方
・高血圧、重篤な肝障害がある方
・現在、乳がんの方
・血栓症の既往歴がある方
安全に続けたい人ほど、クリニック選びは大切
「なんとなく安いから」で選んでしまうと、偽造薬や副作用時の思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があります。
ピルは毎日飲むものだからこそ、価格だけでなく「医師による適切な診察があるか」「困った時に相談できるか」といった安全性を最優先に選ぶことが重要です。
安全なオンラインクリニックを選ぶポイント
安全なオンラインクリニックを選ぶためにも、以下のポイントを確認しておきましょう。
あなた自身が「ここなら相談しやすい」と思えるかどうかも、すごく大切です。
①産婦人科医が直接監修・診察に関与しているか
内科医ではなく、専門知識を持つ産婦人科医が管理しているサービス(マイピルオンライン等)を選ぶのが最も安心です。
②電話診療に対応しているか
チャットだけの診察は手軽ですが、細かいニュアンスが伝わりにくいリスクがあります。医師と直接話せる電話診療があるサービス推奨です。
③初月無料・割引・返金など“続けやすい仕組み”があるか
長く続けるピルだからこそ、初診料無料や、2シート目以降の割引制度が充実しているかも確認しましょう。
個人輸入代行は避けた方がいい理由
個人輸入代行サイト(通販)で買える海外製ピルは、偽造薬・不純物混入のリスクがあり、厚生労働省も注意喚起を行っています。また、万が一健康被害が出た際に「医薬品副作用被害救済制度」[6] の対象外となってしまうので、ピルを購入する時には医師の診療を受けられるオンラインクリニックなどを利用するようにしましょう。
よくある質問(FAQ)
ピルの利用を検討している方が、特に疑問や不安に感じやすいポイントをまとめました。
Q1. できるだけ安く安全に続けたい…どう探せばいい?
「初期費用の安さ」と「解約のしやすさ」の2点で選ぶと失敗しづらくなります。
例えばマイピルオンラインの場合、産婦人科医が監修しつつ、定期便を利用することで「初月のピル代0円」「初診料0円」となり、送料の550円だけでピル生活を始められます。
2回目以降も薬代は2,959円〜と相場より安く、学生や初めての方でも負担なく続けられる仕組みが整っています。たったの550円で「自分の体に合うか」を確認できるのが最大のメリットです。
Q2. オンラインでも初診からアフターピルは処方できる?
できます。
ただしアフターピルは“時間との勝負”なので、配送が間に合わない可能性がある場合は近隣の産婦人科への対面受診をおすすめします。
Q3. 緊急避妊薬ノルレボの市販化はいつ?
2025年10月20日、緊急避妊薬「ノルレボ®」が、薬剤師の対面説明のもと購入できる “要指導医薬品(OTC)” として承認されました。
ただ、実際の販売は薬局の準備が整ってからになるため、発売開始日はまだ未定です。
緊急で必要な場合は、オンライン診療または産婦人科の受診がおすすめです。
Q4. ピルを飲むと太る?不妊になるって本当?
どちらも、よくある誤解です。
体質によって一時的にむくみが出る人もいますが、長期的な肥満に直結するというエビデンスはありません。また、服用をやめれば排卵は戻るため“不妊になる”という心配は基本的には不要です。
体質差はあるため、体に合わないと感じたら、早めに医師へ相談しましょう。
Q5. 避妊効果はどのくらい?
正しく飲めば避妊効果は非常に高く、失敗率は 0.3% (飲み忘れなどを含めた一般的な使い方では約7%)と言われており、コンドーム単独よりも高い避妊効果が期待できます[2]。
飲み忘れが効果を左右するため、飲み忘れ防止のため、リマインダーや定期便を活用するのが避妊成功の鍵です。
まとめ
オンラインピルは「選び方」さえ間違えなければとても便利
オンラインピル処方は正しく選べば通院よりも安く、そして何より手間が少ないというメリットがあります。
失敗しない選び方のポイント
・ 「初診料+薬代+送料」を含んだ総額が明確か
・医師と直接話せる体制とフォローアップがあるか
・国内承認薬を取り扱っているか
・続けやすい料金・特典(定期便など)があるか
まずは、
「あなたの今の悩みが、ピルで本当に解決できるのか?」
そこから一緒に考えていきましょう。
マイピルオンラインでは、産婦人科医が監修する安心の体制で、スマホひとつで診察から処方まで完結します。
「とりあえず話だけ聞いてみたい」という方は、24時間いつでも予約できる公式サイトをチェックしてみてください。
出典・参考文献
[2] CDC(Centers for Disease Control and Prevention) "Family Planning Methods", WHO
[3] 日本産科婦人科学会「緊急避妊法の適正使用に関する指針」
[4] The Lancet "Ulipristal acetate versus levonorgestrel for emergency contraception"







